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ヤマメについて


ヤマメ…見事なパーマーク!


ヤマメ/山女魚 (学名:Oncorhynchus Masou Masou)



 分布は関東以北の太平洋岸から、北は北海道〜そして本州の日本海側
にそそぐ河川に生息し、一部九州の渓流部にも見られるサケ科の魚類です。
同じ体で、胴体に赤い斑点が見られるものをアマゴといって区別しています。
アマゴは、ヤマメの生息域外の河川に見られますが、近年放流魚の影響で 
生息分布に狂いが出てきています。                        



 秋に上流部で産卵し、初冬に孵化…翌年の1年魚で、体長約15cmになり
ます。通常、2〜3年で成熟魚になりますが、まれに4年くらい生き延びる固体
もあるようです。餌は川に生息する水生昆虫で多くの種類がいます。      



 ヤマメの特徴は、何といってもその胴体に見られる通称「パーマーク」と言わ
れる楕円形の斑紋です。大型のものでは、体長30〜40cmに成長しますが、
数としてはかなり少なくそのパーマークも薄くなります。             



 北海道や東北の河川で体のパーマークが消えて、1年魚以降(銀毛ヤマメと
言う)…海にくだり、その後1年〜1年半で生まれ育った川に帰ってくる魚体を…
「サクラマス」 と呼びます。体長は、50〜60cmにもなります。なを、アマゴが
海に下り、同様に戻ってくるものを「サツキマス」と呼びます。近年、問題となった
長良川の河口堰はこのサツキマスの帰郷に影響が出ると指摘されたものです。
同属にヤマメよりも更に上流の…源流域に生息するイワナがいます。     

         


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