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バジャ ゴヴィンダム |
1 |
神ゴヴィンダを崇めなさい。ゴヴィンダを崇めなさい。愚か者よ。死が近づいたとき、文法の規則を暗記してもなんの役にもたちません。 |
2 |
執着を捨てなさい 愚か者よ。黄金や宝石を求めることを止しなさい。前世の行為の結果を今生で受けるのです。与えられたものに満足し、ダルマに専念しなさい。無執着を守りなさい。 |
4 |
蓮の葉の水滴のごとく、人の命ははかないもの。すべての人は悲嘆と利己心と疾病の餌食。 |
6 |
生きているうちは家族もちやほやしてくれる。だが、生命が失われたなら妻すら恐れて逃げてゆく。 |
7 |
気をつけなさい。富は悲哀をつれてくる。まことに、富める者に歓喜はない。金持ちはわが息子を恐れる。これは世の常なのだ。 |
8 |
子供のときは遊び歩き、年頃になれば恋にうつつ。老人は悲しみに沈む。ああ、神を求める者はいないのか。 |
14 |
十二の詩にシャンカラは文法学者への教えを説いた。バガヴァタパダと崇められる全知の聖者シャンカラよ。 |
15 |
妻を思い、富を思い、なぜ汝はさ迷い歩くのか、風のように。汝を保護する者はいないのか 知れ、友よ。三界にありて、苦の海をわたるただひとつの船は善き友との交わりのみ。 |
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p.230 |
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Sanathana Sarathi June 1988 |