サナザナダルマ 15号 |
33Ldaruma15 |
ある日のことです。ナラ王は黄金の羽をした白鳥の群れをみつけて一羽をとらえました。白鳥はナラ王のこころに秘められた秘密に気づき、王に語りかけました。「王さま。わたくしを殺さないでください。わたくしはダマヤンデイ姫の御殿に行って、あなたよりほかの人とはけっして結婚しないように、お姫さまに約束させましょう」 ナラは白鳥を放してやり、良い知らせをもって白鳥が戻ってくるのを、今かいまかと待っていました。 |
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Sanathana Sarathi Feb.1990 |