サナザナダルマ 15号
34Ldarma15

“どこに行っておしまいなのですか。いとしいお方。

わたしの着ていた布を半分にひきさいたまま、あなたの愛する妻が森で寝込んでいるとき妻を置き去りにしたままで。  

王さま、雄雄しいお方。どうかあわれに思って、お返事をくださいませ

夫はつねに妻をいたわらねばなりません

徳の高いあなたは、なにゆえ夫の義務を忘れたのですか。

それゆえ、おお、たれよりも優れたお方よ。

わたくしをあわれんでください。  

人としての徳をわたくしに教えたのは

あなたではありませんか。
P359

Sanathana Sarathi Feb.1990