サナザナダルマ25号
69Ldarma25

大昔には学生が学びおえると、教師(グル)は故郷にかえるかれらに、はなむけとして忠告の言葉を贈るのが習わしでした。それは一種の卒業式ともいえましょう。忠告の言葉は:「世に奉仕しなさい。第一に、父と母を敬いなさい。祖国への愛をつちかいなさい」でした。いま、学業を終え、職を求めて外国へゆく学生はいかなる祖国愛を持つのでしょう。生まれた社会に住み、同胞の尊敬をかち得なさい。それが学生の学ぶべき肝心な教育です。

  きょう、あなたがたは卒業後世間へ出てからいかに行為すべきかについて大学で誓言をしました。あなたがたは理想的な生活を送る誓いを立てました。この誓いはあなたの血液の一滴一滴にしみこんでいなくてはなりません。誓約に背けば、あなたは背約の罪におちます。                         

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Sanathana Sarathi Feb.1992