いや、それはめずらしいなどというシロモノではない。 息がかかるくらいのそばに、その女性はいた。ストリッパーには聞こえぬ独り言をつぶやいていたつもりだろう。だが、“電気責め”マニアのわたしの耳は吐かれたセリフのあれこれにはげしく反応し、勝手にアンテナ強度を高めた結果、ハッキリと聴き取れたのである。
「まあ、“感度”の良さそうな花びらちゃん! これだと“電極”を噛ませるにも恰好の形だわ。“プラス”があそこで“マイナス”がそこ。いや、あそこは“スパーク”を当てたほうがいいかも……でも“プラスとマイナス”。それって、どう違うの? えーい、めんどクサイ! ゴメンクサイ! この際どちらでもいいわよね。要は“ビリビリ”ちゃんの度合いなんだから……」
そして、その夜の自宅。 ただし、ストリッパー宅――