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ここはネットでひろった画像やキャプ画・オリスキャなど、“二次使用画像”のページ
お客様から送られた中から厳選してマーゴが“勝手なコメント”を付けてご紹介します

このページの最後には邦画「肉体の門」リンチ場面への入口もあります


「グレタ」

 米はかつて“アメリカの箱庭”とまでいわれ、アメリカの息のかかった軍事・独裁国家がアメリカのご機嫌取りをする一方、アメリカの意にそぐわない思想をいだく人々には厳しく弾圧する方針をとってきました。
 ところが最近、そのラテンアメリカで反米のうねりが起きています。ボリビアに先住民族政権が誕生し、チリでは右翼陣営を破って女性大統領が誕生し、「『南米のABC』と呼ばれる南米主要3か国のアルゼンチン、ブラジル、チリをはじめ、石油大国のベネズエラも含め、南米に左派政権が広がっている」とのこと(「DAYS JAPAN」06年3月号)。
 いまや南米大陸は反米大陸ともいわれています。

体拷問人グレタ』(西ドイツ、1977年、ジェス・フランコ監督)が生まれたころ、「グレタ」のモデルとなる国は南米のあちこちにありましたが、これがいまでは一国だけ。それは内戦をしていて、自国の反体制派一掃に躍起となり、そのための軍事面中心に物心両面にわたっての援助をアメリカから得ているコロンビアです。
 映画チラシにいわく――南米コロンビアの山中にある秘密の収容所。……
 だからてっきりわたしは、そこでは秘密警察に逮捕された美貌の女子学生を中心に、性的な拷問が日夜繰り返され……中身をそんなふうに想像したのは大まちがいでした(笑い)。
 マルが好む政治的陰湿さ、権力メカニズムとしての拷問の恐怖といったものは感じられません。あらましを述べるとこうです。

乱性癖を治療するサナトリウムを舞台にレズSMが繰り広げられるが、そこにスナッフフィルム売買の疑惑までがからみ、真相をさぐって潜入した女性調査員が拷問されたり、膣破壊されたり、あげく復讐に狂った囚人たちがサド所長に襲いかかり、食いちぎる“人肉食”の凄惨なラスト(この場面が一部カットされたとかどうとか)……」まあ、概略だけみれば“鬼畜”オンパレードといった印象なのですが、トータルとしての拷問場面たるやショボイことショボイこと。
 鬼畜シーンとして挙げられるのは先に潜入したローザという女性への拷問場面と、そのローザの妹で、姉を助けるべくあとから潜入したエイミーへの拷問医療ともいうべき場面、ショボくてお粗末な展開のなかにあって、あえて特筆するとすればつぎの2つの残酷シーンでしょう


 流拷問がローザにくわえられるシーンが、左の画像です。局部のまえの当て布がなんの意味か分かりませんが、一瞬だけのこの場面を、日本版チラシでは下着を付けてるように加工してあるでしょ?
 それはともかく、本篇場面。
「リーダーの名前を言いなさい」
と迫るグレタに首を振って否定するローザ。すかさず電気ショック。
「う、うーっ!」
 呻きを発して引きつる身体。少しあって、「そこまで」の合図で電圧が切られ、「がくっ」と音を立ててベッドに沈む身体。
「もう一度尋ねるわよ。リーダーの名前を!」
「ノー。わたしはなにも知らない」
 ふたたびグレタの合図でローザの身体に電流が流される。苦悶。痙攣……
 これを胸から上だけ見せて繰り返すが、ひたすらワンパターンなのです。
 構図を変えたり、全身を見せたり、せっかく長く、しつこく描写するなら技巧に凝ればいいものを――このジェス・フランコという監督、この手の作品を多く手がけ、その道の第一人者ともいわれているそうですが、この程度ではお里が知れるというものです。

 
の場合は拷問ではありませんでした。
「なにをするの?」
 椅子に縛りつけられ、恐る恐る訊ねるエイミー。
「リハビリよ」
 答えるグレタ。ただ、それも、生半可なリハビリとはわけがちがう。
「膣に酸を注射するの。もう、セックスもできなくなるわ。おまえの淫性も、それで完治するというわけよ」
などと言って、酸入り注射器を胸に向け、腹に向け、だんだん下方移動させていく。
「いや、やめて」
 首を振って泣きじゃくり、哀訴するエイミー。その顔を見て愉しみながら最後には、ズブっ――
「ぎゃああっ」
 絶叫をあげてのけぞる美囚――
 と、グレタが見下ろす開いた生足の腿と腿のあいだから立ちのぼる白煙。この白煙が臭うほどに凄惨な感じがして、制服の襟でグレタが自分の指を拭うリアクションまで、短いながらも萌えな一連の場面でしたねー。

 
イミーはこのほか、画像でも憎々しげな顔をしている男の看守からこめかみに電極を貼りつけられ、電気ショックにかけられ、口から泡を吹いて失神するというショックシーンまで演じさせられます。
 だが、なんといっても悲惨の極みは、そのあと姉を殺され、すべての犯罪の証拠隠滅のため記憶を消されたこと――つまりロボトミー手術をほどこされ、廃人同様にされたことがわかる場面です。毅然として凛々しかったエイミーの面影はどこにもなく、頭に包帯を巻かれ、茫乎とした目で職員から手を引かれて救急車に乗せられ、またどこへともなく移送されていくのでした。
 この「グレタ」の映画チラシの鮮明画像を、マルの部屋でもひとかたならずお世話になった絵師プリズナー7さんから戴いたのを機会として、「イルザ」映画関連画像と併せてここに展示します。





『女体拷問人グレタ』映画チラシ
提供・プリズナーNo.7さん







第1作『ナチ女収容所 悪魔の生体実験』('74)のヒットで生まれた変わり種!
ご存じ
『女体拷問人グレタ』('77)の日本公開版チラシ






おなじく『女体拷問人グレタ』のチラシ裏面です。
解説文が読めるよう、これも解像度を上げてアップしてあります。




●●●[イルザ]映画ポスター&チラシ●●●
(以下はロックさん提供)




海外サイトで見つけた「グレタ」ポスターのひとつ。
イラスト仕様なのがめずらしく、高価な感じがしません?






シリーズ化を決定づけた元祖第1作の日本版ポスターですが画質が悪くて……
ゲッ!? 主役よりも責められ脇役シャロン・ケリーの名前のほうが大きいゾ?










“特別版”仕様の『女体拷問人グレタ』パッケージ





“特別版グレタ”の4カ国吹き替え音声切り換え画面
上からイギリス・ドイツ・イタリア・フランスですが
これで見ると国別でのタイトルのちがいも分かります





“イルザ・コレクション・3パック”なるセットになったDVD-BOXパッケージ
ただし第3作目『シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団』
('77)がなくて
番外篇である『女体拷問人グレタ』があるところがミソ!






その前述BOX版のなかのひとつ、記念すべき“イルザシリーズ”第1作
『ナチ女収容所 悪魔の生体実験』のパッケージを開いたところ





その前述BOX版のなかの、『女体拷問人グレタ』のパッケージ表面





同、『女体拷問人グレタ』のパッケージ裏面





同、ディスクレーベル





同、チャプター内訳





BOX版のなかの『アラブ女地獄 悪魔のハーレム』('75)のパッケージ表面








これももちろん『女体拷問人グレタ』ですが、
「DONNA」とあるところからイタリア公開版のようですね。
(コメント・黒岩ロック)

●おねがい●
『女体拷問人グレタ』をふくむイルザ関連映画の、割合鮮明な画像のポスター、チラシを募集しています。ネットで集めたものや、お手持ちのポスター、チラシ、パンフレットなどからスキャンした――メール送信を考慮して、だいたい150dpiくらいの、JPG画像・GIF画像をマルの部屋宛お送りください。
 お送りする際、掲載を前提にしたコメントをいただけるとありがたいです。映画の思い出ふくめてどんな内容でもけっこうです。その際、公表していい名前(ハンドルネーム)を教えてください。匿名の場合「匿名希望」を明記してください。
 ご協力、おねがいします。(マルガリテ拝)



 ものSMを味わったあと、口なおしに和のSMシーンをごらんになりませんか?
 ここで、マルの部屋おすすめリンクにもある
レスビアンSM研究所のお勉強サイトに飛びましょう。管理人グレダさんの卓見映画解説『日本映画に見るレズSMシーン』を読みながら、そのなかの強烈リンチシーンを日活映画『肉体の門』(元祖! 監督はもちろん異才!鈴木清順)キャプチャからおたのしみください。映画解説では、あわせて「肉体の門」原作解説にもリンクで飛べます。なお、ここでの直リンクはグレダさんの了承済みであることをおことわりします。

 像をお送りいただいたプリズナー7さんには、あらためて感謝申し上げます。
 みなさんも、これはというキャプチャー画像や拾い画像などお持ちでしたら、キャプ画であれば1つ2つ試しにお送りください。検討してみて、マルがコメント――あくまでも反発覚悟のマルの私見! ですが、付けられるようでしたら、あらためていくつかお送り願ってページを新規に組み立てさせていただきます。
 みなさんのご協力をお待ちしてます。

(管理人・マルガリテ)

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