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秘密の競り市

1.ステージ・デビュー


「お待たせ致しました。今回はとびきりの美少女をそろえて皆さまにとくとご覧に入れます」
 鞭の音とともに愛らしい悲鳴があがり、3名の少女が透明感のある照明に光が揺らぐ「水のステージ」を通って鑑賞ステージのある競り市会場に入場してくる。
 まだ誰の目にも晒したことのない白い肌は、少女を競り落とした者だけが味わえる至福の時間にとっておかれる。好色な年配客の前に整列させられる頃には、鞭の痛みにどの少女も顔を涙でグチャグチャに汚し、縄拘束の羞恥から幼い体を身悶えさせることだろう。
 誘拐されてから今日まで、売られてゆく娘としての心構えを厳しい調教により徹底的にたたき込まれてはいたが、いよいよ明日売りに出される事をはじめて聞かされた昨日の予行練習では、さすがにどの娘も泣き叫んでいうことを聞かなかった。普段の調教より厳しい鞭や吊り折檻を行いながら、やっと鑑賞ステージでの「個人アピール」のセリフを覚えさせたのである。
 今回はバランス良く「拷問の痛みに強く責める折檻系に向く子」「幼いながら愛液の量が多く可愛いらしい声で指を受け入れる子」「排尿や排便も嫌悪よりも羞恥がまさって真っ赤になりながらも排泄をさらす子」という具合にお客の幅広いニーズに応えられる「商品構成」となっている。
「お客様……私を落札して、この会場にある秘密の拷問部屋で私を何回も気絶させてください」
 か細い声が震え聞こえ、いよいよ鑑賞ステージでの個人アピールが始まったようだ。


2.荷ほどき


 売りに出される娘の紹介には工夫を凝らしている。この娘の場合は、黒い鉄の檻をクレーンで下ろし、何重にも密閉された鉄の扉を開けると可憐な女子学生が緊縛されて現われるという仕掛けだった。
 24時間、檻の温度を少し高めに設定し(もちろん水分補給を行いながら)、オナニーやオムツへの排尿を命じ、檻を開けた瞬間に広がる少女特有の蒸れたニオイを客に嗅がせる演出が大いに評価されて、この時から少女たちに自分のニオイをアピールする責めを自主的に考えさせた。
 「パンティーフェチのおじさまたちが参加する『ニオイ当てゲーム』」、「足のつま先からポタポタ汗が落ちる吊り責めと汗ドリンク」、「愛液べっとりの木馬責めの尖ったところの汚れを見せてあげる」などは、厳しい拷問を受けながら、少女たちが必死に考えた、いじらしいイベントだ。


3.拷問化粧


 誘拐され、日々の調教に泣く少女たちのすべてが、競り市に出されるわけではない。まだ幼く、性的な調教に耐えられない娘たちは、縛り方のバリエーションを教え込まれたり、責め具の使い方などの勉強をさせられる。また、高レベルの美少女は「非売品専属奴隷少女」として、拷問ショーに出演したり、秘密会員の接待をさせられる。
 写真の少女は、姉妹で捕らえられているのだが、秘密会員向けのショーでも姉妹拷問が人気を集めている。お城に迷い込んだ妹が悪魔大王に囚われ、姉をおびき寄せる事を求められるが拒否し、拷問にかけられるというストーリーは、定番だが高額な鑑賞料金にもかかわらず、常に狭い地下室がいっぱいになるほど好評だった。
 毎回少しずつ拷問の種類を変えたり、他の少女の処刑シーンを入れるなど工夫は凝らしているが、「お姉ちゃぁぁぁん、私どんな痛い事されたって絶対に負けないからね!」という妹の絶叫は、大人用の正規の拷問機具にかけられているだけにリアル度満点の迫力がある。
 今、姉は、自縛ショーの復習をさせられており、前に座っている妹は拷問化粧をほどこされている。幼く柔らかい唇が赤くキラキラと妖しい魅力に輝いてゆく。


4.涙の回廊


 暗く、カビくさい石造りの回廊。今日の競り市の「商品」となる少女たちが、厳しく後ろ手に緊縛されて鑑賞ステージへと追い立てられていく。
 前を歩かされている少女は、ツインテールに髪を整え、漫画のキャラクター入りショーツを穿かされて、鑑賞ステージでは「パンツ脱がされるのイヤァァァァ」と叫ばされて、年齢よりさらに幼い娘の役を演じる。幼女に対する嗜虐趣味を持つ客に高く売られるためだ。
 後ろの少女は、ボールギャグから涎を垂らして体操服の前をびっしょりと汚しているが、少女の涙とか涎を好むフェチ嗜好の強い客も案外多い。
 単なる少女の鑑賞会ではなく、この少女を手に入れたいという衝動を起こさせるには、このように、細かな嗜好を満たす客の琴線に触れる努力も必要なのだ。
 写真は暗くて分かりづらいが、右側の壁に一人の少女が両手吊り拘束で立たされている。この娘はまだ幼く、性的調教には不適格であるが将来自分の身に何が起こるのか、また調教された少女たちが競り市にかけられるまでの過程を妹奴隷として一緒に生活し、学習させられる。
 今日はお姉さんたちとの永遠の別れとなる日だ。
「いっちゃイヤだょーっ」
 まだ膨らみのない胸一面を涙でぬらし、ステージの向こう側のお客たちにまで聞こえるような泣き声を張り上げている。


5.抗議と猿轡


「あなたたちはそれでも人間なの!? 小さな女の子にこんな事して恥ずかしくないの? あーっ、変態! 近寄らないでぇぇぇっ、ママぁぁぁ……」
 少女の絶叫は客の耳には心地よく届くのだが、あまりに気が強く、またうるさく悪態をつく少女は競り市の進行を妨げるので、その場で猿轡かギャグテープで口の自由を奪う。
 右側の少女は、観賞用ステージに乗せられてもまだ観念できずに、後ろ手緊縛のまま逃げ回るので、こちらもガムテープで拘束した上、美観上は好ましくないが膝上を縄で拘束した。お客からは「泣き声を聞くことが出来なくても、口を塞がれた少女たちの呻き声に興奮するし、逃げ回る少女を捕縛する楽しみもある」と、ハプニング要素も好意的に受け入れられている。


6.観念


 落とされた少女は、お客の手に渡ると観念して案外おとなしくなる場合が多い。今までの監禁生活での過酷な調教や折檻を考えると、新たな「ご主人」に淡い期待を抱くのは当然のことだ。
 目隠しをされ、窓のない少女護送用の車で新たな少女奴隷としての生活の場所に連れてこられた。玄関からは歩行可能な鎖つき足枷で、歩かされてこの居間にひざまずかされた。
 歩かされる時には調教で教え込まれたように、まだ膨らみの少ない胸を精一杯張って背筋を伸ばして、幼いながら熱い溜息を吐きながら新たなご主人の顔を見つめて歩いた。
「末永くかわいがって下さい。よろしくお願いいたします」
 決められたセリフ以外はご主人の側から求められるまで話してはいけないと教え込まれていたが、不安のあまり「あの、痛い事するんですか? いつも縛るんですか?」と約束違反の質問を消え入りそうな声でしてしまう。
 少女の買い手は、ゆっくりとルールを破ったことへの折檻の手順を考えはじめている。この家には電気で振動する木馬も、逆さ吊りの水責めに対応できる水槽も備えてあるが、そんなことなど少女はまだ気がついていないのだ。


7.岩牢


 競り落とした少女に縄を掛ける。少女奴隷の主人として胸が躍る「初仕事」だ。
 外国にオーダーした特製貞操帯を少女の柔らかい羞恥の泉にあてがい、革ひもで締め上げていくと、貞操帯のスリットから可憐な花びらがせり出してくる。尿や分泌液が皮にしみ込むと貞操帯全体が収縮し、少女は羞恥の痛みで悲鳴を上げる。財力はあるが、さまざまな事情から自宅で少女を調教できない主人たちのために、組織が所有する山の中に縦横に洞窟が設置されており、競り落とした少女たちを監禁・調教するための岩牢を借りることも出来る。
 各岩牢が接続する中心部には天井が高くなったドームがあり、大規模なパーティを開いたり、少女奴隷たちの運動不足を解消するための、拘束具付きアスレチックマシンなどが完備されている。
 写真の男性2人も、この岩牢を数ユニット所有し、お互いの少女奴隷の鑑賞や交換を楽しんでいる。これからこの娘を後ろ手に縛り上げて、新入りとして他の少女奴隷に紹介するところだ。


(2009.1.1更新)



コラージュと文 青 霧


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