Q.緩和ケアとは何ですか?

A.緩和ケアとは、生命を脅かす病気に直面する患者様、ご家族に対して、痛みや不安などの苦しみを和らげる医療行為をいいます。

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Q.緩和ケアはがん治療を受ける人が対象ですか?

A.がん治療を受けられている人が多いものの、心不全、腎臓病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、認知症など、幅広い病気が対象となります。

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Q.亡くなる方に対しておこなう医療行為ですか?

A.いいえ、違います。終末期の方に対する医療行為というイメージが強いのですが、病気であると診断されたときから、初期のがん、初期の認知症等であっても緩和ケアの対象になります。

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Q.緩和ケアは最近になっておこなわれるようになった医療ですか?

A.その通りです。2007年の国のがん対策推進基本計画から緩和ケア病棟が増加、緩和ケアをおこなう医療機関が増加しました。



Q.緩和ケアは健康保険が適応になりますか?

A.適応になります。



Q.小児も緩和ケアの対象になりますか?

A.なります。



Q.小児の緩和ケアは大人の緩和ケアとは違いますか?

A.違います。小児の緩和ケアは子供の成長と発達を支えることを求められるほか、コミュニケーションが大人と比べて難しかったり、深く傷ついていることも多い兄弟への対応が必要となります。



Q.緩和ケアとホスピスの違いは何ですか?

A.どちらも苦痛を和らげることを目的としていますが、ホスピスは余命の短い方が主な対象となりますが、緩和ケアは早期のがんなど治療中の方も対象となります。



Q.横浜に小児を対象としたホスピスができたと聞きました

A.2021年に全国2番目となる小児を対象としたホスピス、横浜こどもホスピスができました。

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Q.緩和ケアをおこなう病院はどのくらいありますか?

A.日本ホスピス緩和ケア協会の調査(2023年現在)によると、神奈川県内では17施設となっています。そのほかに診療所で緩和ケアをおこなっているところもあります。



Q.緩和ケア病棟を紹介してもらうことはできますか?

A.はい、できます。お気軽にご相談ください。



Q.歯科医院でお口の緩和ケアをおこなっているところはありますか?

A.わずかですがあります。2012年の第2期がん対策推進基本計画から歯科でも緩和ケアの取り組みが始まりました。



Q.中川駅前歯科クリニックではお口の緩和ケアをおこなっていますか?

A.おこなっています。お気軽にご相談ください。



Q.中川駅前歯科クリニックでは小児のお口の緩和ケアをおこなっていますか?

A.おこなっています。お気軽にご相談ください。

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Q.歯科での緩和ケアはどのようなことをおこないますか?

A.口内の痛みや渇き、味覚障害、口臭の改善、口腔ケア、入れ歯の調整、口から食べるための訓練などをさせていただきます。

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Q.中川駅前歯科クリニックでは、民間療法はおこなっていますか?

A.申し訳ないのですが、当クリニックでは民間療法はおこなっておりません。



Q.口内の痛みが強い場合はオキシコドンを処方してもらえますか?

A.申し訳ないのですが、オピオイド鎮痛薬(麻薬性鎮痛薬)は当クリニックでは取り扱っていません。都道府県に登録された医師の処方が必要となります。

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Q.オピオイド鎮痛薬は使いたくないのですが、口腔ケアで痛みは改善されますか?

A.口腔ケアのみでの改善は難しいので、痛みが強い場合はオピオイド鎮痛薬を使用されるのも方法です。日本は他の先進国に比べるとオピオイド鎮痛薬の使用量がかなり少なく、都道府県単位でも使用量に大きなバラつきがあり、痛みで苦しんでいる方が多くいます。



Q.家族が末期の口腔がんです。悪臭が強いのですが何とかなりませんか?

A.お口の乾燥や汚れ、組織が壊死して細菌が繁殖していることが悪臭の主な原因です。歯科医師、歯科衛生士に依頼して、壊死した組織を除去したり、口内の清掃をおこなうと、臭いが軽減されます。



Q.口の渇きがひどいようです。改善方法はありますか?

A.加湿器やマスクを使用したり、保湿剤を使用することにより、口の渇きが改善されます。

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Q.口腔がん手術後に神経障害性疼痛を発症しました。治療をおこなってもらうことはできますか?

A.はい、できます。カウンセリング、認知行動療法、薬物治療などをおこなっております。

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Q.家族が末期のがんです。口腔ケアをおこなったほうがよいでしょうか?

A.口腔ケアは口内が清潔になり、本人にとって気持ちが良いだけでなく、感染症や誤嚥性肺炎の予防、食欲の増進などにつながります。質の高い療養生活を送るためにも、定期的な歯科医師、歯科衛生士による口腔ケアをお勧めします。

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Q.悪性リンパ腫の父の歯をみがこうとすると、意識がもうろうとしているせいか指をかまれます。口腔ケアをしてもらうことはできますか?

A.できます。お気軽にご相談ください。



Q.母が緩和ケア病棟に入院していますが、面会の時に歯をみがいてもらってないと聞きました。どうしたらいいでしょうか?

A.病院によっては職員の方が忙しいため、このようなことがあるようです。病院の許可が得られれば歯科医師が訪問診療により病院で口腔ケアをおこなうことができます。



Q.緩和ケア病棟でのお口のトラブルにはどのようなものがありますか?

A.最も多いのはお口の汚れと乾燥で、その他には口臭、口腔カンジダ症、口角炎、入れ歯が合わない、歯がグラグラするなどです。

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Q.胃ろうですが、口腔ケアは必要ですか?

A.必要です。胃ろうになり口から食べる機会が減ると唾液の分泌が減り、口内の細菌が繁殖しやすくなります。

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Q.体調が悪く歯科医院に通院できません。自宅でお口の緩和ケアをしてもらうことはできますか?

A.はい、できます。お気軽にご相談ください。

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Q.母がステージ4の末期がんで自宅で療養しています。最後まで口から食べてもらいたいのですが、入れ歯が合わないと言っています。自宅で入れ歯の調整をしてもらうことは可能ですか?

A.訪問歯科診療として歯科医師が自宅にお伺いして入れ歯の調整をさせていただくことが可能です。

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Q.事前にメールで緩和ケアの相談をすることはできますか?

A.メール、電話(045-910-2277)にてご相談をお受けしています。お気軽にご相談ください。



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