子供の偏食 横浜・中川駅前歯科クリニック

子供の偏食は離乳食後期から始まり、自我が芽生える3~4歳頃に多いとされています。原因は味覚の敏感さや食経験の少なさなど様々で、成長とともに自然に改善するケースもありますが、食事の工夫で偏食を解消できることもあります。



●子供の偏食の原因

子供の偏食の原因は味に敏感、食経験の少なさなど様々な原因があります。


1)味に敏感
子供は大人よりも味を感じる器官(味蕾)が多く味に敏感なため、特定の味や食感を嫌がることがあります

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2)食経験の少なさ
新しい食べ物や特定の食材を食べる機会が少ないと、偏食につながることがあります。酸味、苦味などは経験していくことで慣れてきます。

グレープフルーツ

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3)口腔機能の発達
歯が生えそろっていない、かむ力が弱いため、硬めの肉などが食べにくいことがあります。

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4)感覚過敏
特定の食材の見た目、におい、食感に過敏に反応することがあります。

子供の食事

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5)発達障害
発達障害(自閉スペクトラム症ほか)の特性として、強いこだわりや感覚過敏が偏食につながることがあります。

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子供の偏食の対策

子供の偏食の対策として調理方法の工夫などがあります。子供の偏食は成長過程でよくみられる現象のため、成長過程の一つと考えておおらかに見守ることも大切です。


1)無理強いしない
嫌がるものを無理に食べさせようとすると、さらに嫌がることがあるため注意が必要となります。


2)楽しい食事の雰囲気作り
家族みんなで楽しく食事をする雰囲気を作り、少しずつ新しい食材を試す機会をつくっていくと偏食が改善されることがあります。


3)調理方法の工夫
食材を細かく刻んだり、嫌いな食材と好きな食材と混ぜたり、調理法を変えることで食べやすくなります。

ピーマンの肉詰め


4)食感の工夫
食材の食感が苦手な場合は、調理法を変えてみたり、別の食材と組み合わせることで食べやすくなることがあります。


5)味の工夫
食材の味を和らげるために、だしを工夫したり、ソースやドレッシングを工夫したりするのも効果的です。


6)食事の経験を増やす
一緒に買い物に行ったり、料理をしたりすることで、食材への興味関心を高めることができます

子供の料理


7)少しでも食べられたら褒める
一口でも食べられたら、たくさん褒めて自信につなげていくと本人の気持ちも変わることがあります。


8)お口の機能を強化する
お口の機能に問題がある場合は、歯科医師の指導のもとでお口の機能の検査、治療、トレーニングをおこなっていきます。

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●栄養相談

栄養相談は管理栄養士がおこないます。発達障害のお子さんの成長曲線(身長、体重)は、同世代のお子さんよりも低い傾向がありますが、無理に食べさせたり、食べないことを叱ったりすると、食事をすること自体が嫌いになってしまうことがあります。小さな目標を定め、無理せずスモールステップで進めていきます。

当クリニックは管理栄養士が在籍していますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。

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