韓国ドラマ 「ラブレター」

これ、今、私が一番気に入っているドラマです。

「冬ソナ」の原案と「秋の童話」「イヴのすべて」などの脚本を手がけたオ・スヨンさんの作品。

前作の集大成という感じで究極のピュアな愛。もう切ない。切ない。切なさでは冬ソナ、オールインを超えたかもしれない(当社比)。

とにかく主人公のアンドレアが悩む。悩む。悩む。悩む。そしてまたアンドレア役のチョ・ヒョンジェ君がキレイに静かに泣くのよぉ。

あんな風に泣かれたらもう切なくてお姉さんはどうしたらいいのか…「あんどれあぁぁぁぁ」(T_T)ダー。

 

アンドレアはいつもチャリに乗ってるんだけど、会社の行き帰りなど自転車がたてかけてあると、思わず「アンドレア…」と

つぶやきながら哀しくなってしまう私はかなり重症です(^^;;)。

この作品ほど繰り返し見ているのはないんじゃないかな。只今5循目。昨日ノーカット版をヤフオクで落札したので記録更新は確実(笑)。

 

そして、満を持して、語りました。

語りついでに、後日、主人公のチョ・ヒョンジェ君のことや、オ・スヨンさんのことなども入力予定。

 


■作品紹介■

 

2003年 MBC

監督:オ・ギョンフン

脚本:オ・スヨン

 

キャスト:

 

◎イ・ウジン=洗礼名アンドレア(チョ・ヒョンジェ)

神父を目指す青年。

生まれた時から親の愛情を知らず、叔母(父の妹)の家で虐待されながら育つ。

10歳頃、叔父(母の弟)であるペドロ神父が訪ねてきたのをキッカケに、叔父の教会付属の孤児院「天使園」で暮らす事に。

高校2年の時、両親を亡くし天使園で暮らすことになった同い年の少女ウナと出会う。

両親共に医者だった為、医学の道に進み(医術の心得のある神父になる気らしい。実際にペドロ神父がそうだった)、

ウナとともに医大へ入る。

医大で同じ名前を持つチョン・ウジン(アンドレアにとってはじめての友達。ウナは友達だけど同時に家族でもあるので別格)と

出会うことによって封印されていた、両親のことやウナへの思いなど、悩み多き日々を過ごす事になる。

 

 

◎チョ・ウナ(スエ)

アンドレアを一途に愛し続ける女の子。

高校2年の時、父が事業の倒産を苦に自殺、女優の母は心労で後を追う様に亡くなり孤児となったウナは、母親の

主治医だった女医の配慮でアンドレアのいる「天使園」にやってくる。

自分の殻に閉じこもっていたウナは、同じ傷を持つアンドレアに出会い、固く閉ざしていた心を少しづつ開いていくと同時に、

アンドレアへの恋心が芽生えていく。

神父の道を歩み出したアンドレアに自分の気持を伝えられないまま、不本意な決断を幾度も繰り返し、長い間、ただひたすら、

アンドレアを見つめ続けるウナ。

生死にかかわる心臓病を患ってなお、自分のことよりアンドレアのことを一番に考えることしかできない不器用な女性。

 

 

◎チョン・ウジン(チ・ジニ)

ウナを愛し、母を愛するあまり、アンドレアへの友情を変質させてしまった為に、本当の自分からどんどん乖離していって

しまう哀しい青年。

自分に対して何故か冷たい高名な医者である父と、同じく医者である優しい母のもとで、なに不自由ない暮らしをしていたウジン。

高校の時、本当の母親が訪ねてきたのをキッカケに、大好きだった母が実は継母だったと知り、ヤケになって病院の屋上に昇った時、

喪服の少女を見つけ、自殺を思い留まる。以後、ウジンの心の中に、少女への思いが、しんしんと積もっていく。

医大に入り、偶然アンドレアと出会ったことによって、探していた喪服の少女=ウナと再会するも、ウナのアンドレアへの

思いを知り、また、愛してやまない母の本当の子がアンドレアと知り、ウジンの苦悩がはじまる。

 

 

 

Story:(下に簡潔なStory紹介があるので、飛ばし読みしてもOKよーん)

 

人一倍我慢強く、どんな理不尽な目にあっても黙って耐えていた孤児の少年ウジンは、大好きな童話の中に出てくる、自分を

ここから助け出してくれる「神様の綱」を待っていた。ある日、神父である叔父が来て新しい世界へと連れ出してくれた。

幼心に神の存在を強く意識し、その日からウジンは、ウジンではなく、アンドレアとして生きることを胸に期す。

その日の思いと、神父はじめまわりの人々の優しさが、アンドレアを、誠実で、思いやりのある、清廉な青年へと成長させる。

 

高校2年のある冬の日、天使園に新しく来た少女ウナと出会ったアンドレアは、同じ傷を持つウナと急速にそして強く深く

心を通わせていく。ウナはアンドレアに対して恋心を抱くが、アンドレアは自分へのウナの思いに、そして、ウナへの自分の思いに

気づくより先に神に恋していた。ウナがアンドレアに気持を打ち明ける一瞬前に、アンドレアは、あの運命の日から抱き続けていた

「神父になりたい」という気持をウナに告白。ウナは、渡せなかったラブレターとともに、生まれたての一途な思いを胸の奥に

封印するしかなかった。

 

大学生になり、一緒に下宿生活をはじめるアンドレアとウナ。神父になるのは遠い先のことだと心に言い聞かせるようにして

アンドレアのそばにいられる喜びで幸せな日々を送るウナの前に、突如現われた同じ医大に通うウジン。

彼の登場で、アンドレアとウナのバランスが崩れはじめる。

実は、ウジンにとってウナは命の恩人であり心に秘めた唯一の女性だったのだ。神のほうを向いていてウナの気持に

全く気づいていないアンドレアのことしか目に入らず、ただひたすら見つめ続けているウナをもどかしく思うと同時に

そんなウナから目をそらす事が出来ないウジンは、ある日、アンドレアにウナの気持を伝えてしまう。

 

予想もしていなかったウナの気持を知り、神父になる夢とは相容れない、自分の奥底に眠っていたウナへの気持に

気づきはじめるアンドレア。そして、追い討ちをかけるように、出生の秘密もあきらかになっていく。

アンドレアの母は実は生きていたのだ。しかも初めての友達であるウジンの継母として。

複雑に絡み合ったアンドレアとウジン。継母を実の母より慕っているウジン。そして、ウナを心から愛しているウジン。

アンドレアは、自分を捨てて他家へ嫁いだ母への思慕、ウナへの思い、ウジンへの思いの間で苦悩し、ひとつの結論を出す。

 

結果的には神の元に逃げ込んだと言えなくもないが、混乱した状況を一旦断ち切る為にイタリアの修道院へ行くことにした

アンドレアは、ウナへの手紙を残していく。それはウナへのラブレター。

「1年後、君が僕を必要とするなら、神父にならず、一生君のそばにいる」と。

だが、その手紙をウジンが握りつぶしてしまい、運命の歯車は、あらぬ方向へ回転してしまった。

 

数年後、ウナへの気持も母への思慕も整理し再び神父の道を歩みはじめたアンドレアが助祭となって戻って来る。

時を同じくして、婚約寸前に突然ウジンの前から姿を消してしまったウナも戻り、また、新たに、三人の葛藤がはじまる。

 

離れているだけで病気になってしまうこともあるらしく、アンドレアは、人と触れ合う事もできず、泣く事もできない、心の病を抱え、

神父になる叙階が受けられないまま帰国。一方、ウナは、生命の危険がある心臓病を患っていた。それ故、ウジンの前から姿を

消したのだが、病気の悪化で帰国。運命の糸に引き合わされるように二人は教会で再会する。

 

ウジンはウナにひどい別れ方をされたものの結局ウナをあきらめきれず、ウナもウジンの愛に答えようとするものの、

アンドレアのことが忘れられず、アンドレアは自分の本心を閉じ込めてウナの自分への気持を拒絶しながら結局、

以前と同じ苦悩の日々を繰り返すことになる。

 

互いの心を牽制し合う日々の中で、アンドレアの手紙がウナに渡っていなかったことを知るが、もう、二人とも引き返せない

ところまで来ていて、ますます苦悩の色を濃くする結果に。

 

ウジンは、ウナを失いたくない為にアンドレアと敵対していき、策を弄すれば弄すほど、アンドレアとウナを近づけることとなり、

いくつかの葛藤を乗り越え、アンドレアはとうとう神父になることをあきらめ、ウナと共に歩んで行く人生を選択する。

その矢先、ウナの体調が悪化、ウナはアンドレアとウジンの前から姿を消す。

ウナの病気を知っているウジンは半狂乱になってウナを探し、病気を知らないアンドレアは、去っていったウナの裏切り行為を

受け止められず自暴自棄になる。

 

先にウナを見つけたのはウジン。あくまでもアンドレアをウナから遠ざけようとするが、ウジンは自殺した父の遺書を読み自分の

愚かさを知り、ウナをアンドレアに返す決心をする。一方、アンドレアはウナを見つけ病気のことを知り、イタリア行きを取り止め、

神父になるのも止め、ウナの側にいることを決心する。

 

アンドレアとウナは、しばし、幸せな日々を送るが、ウナの病状は悪くなる一方で、移植の手術を待ちわびている。

ウナは、神父服を着ないアンドレアを訝しく思っていたが、とうとうアンドレアが神父になるのを止めたとこを知る。

アンドレアは、悩んだ末、神父になることを強く望むウナの願いを叶えるために、神父になる叙階を受ける。

いよいよ手術の日。ウジンとアンドレアがウナの命を救う。

 

術後、昏睡状態から醒めないウナ。

いつしか月日は流れ、アンドレアは、「目を覚ました時にかならずそばにいてね」という約束を守る為、毎日のように通いながら、

神父としての生活を送っている。

海外でボランティアの医師として働いているウジンと和解し、まだ、ウナに会う勇気がないというウジンから花を預かって

いつものようにウナの待つ家へ向かうアンドレア。

眠り続けるウナに優しく語りかけるアンドレアの声が届いたのだろうか、奇跡的に目を覚ますウナ。

降りてきた新しい「神の綱」は二人に幸福をもたらすのかわからないが、お互いの存在を大切に思う二人の愛は

色褪せることはないだろう。

 

 


てことで、「あらすじ」入力するだけで、丸2日もかかってしまった(笑)。

こんなに長々と書く必要もないっちゃないんだけど、なんか、書いてたら止まらなくなっちゃって…(^^;;;)

私、あらすじ書くの苦手だったので、克服の為にも、ちょっと頑張ってみました。

 

さて、作品紹介も終わったし、いよいよ能書きをタレようかという時に、1冊の本を発見。

その本は、「冬のソナタ新しい物語」という脚本家オ・スヨンさんの著書で、冬のソナタの描かれなかった

部分のストーリーや彼女が手がけた他の作品についての裏話的なものを(勿論ラブレターも収録されてます)

綴ったもので、それを読んだら、なんとなく、今まで思っていたもののひとつひとつが、また違う角度で見えて

きてきました。

 

アンドレアのここが好き!とか、このストーリーのココに注目!とか、いろいろと、語りたいネタはいっぱい

あったのですが(笑)、今の私には「ラブレター」の作者の話が一番、興味深かったので、そのへんについて、

まず、お話しようと思います。

 


 

<ウケウリ情報その1>

 

◎キャスティングについて◎

 

当初、アンドレア役には、パク・ヨンハさん(冬のソナタのサンヒョクです)を検討中だったそうですが、スケジュール

が合わず断念、他のキャストを探すも、神父役はイメージが負担になるので誰もやりたがらず難航したらしいです。

結局、新人を選択するしかなく、かなり冒険のキャスティングで、当時無名のチョ・ヒョンジェ君とスエちゃんが

役を射止めました。

 

「ウジン役のチ・ジニ氏は最初からキャスティングされていて、パク・ヨンハ氏だったら釣り合いが

とれてたのに、チョ・ヒョンジェ君とは年が離れすぎてしまいました(笑)」と書かれています。

この(笑)が、わたし的に、妙にツボです。

確かに、ドラマでも、どう頑張っても、同じ年には見られませんでしたものね(爆)。

実際、7歳差だそうです(見た目、もっと離れてそうに見えますが…)。

それを考えたら、頑張ったと思います。ええ、せいぜい5歳差くらいに見えますもん。

 

ちなみに、私、パク・ヨンハ氏がアンドレアやってたら、たぶん、こんなにハマらなかったと思う。

いや、たぶんじゃないな(^^;;)。

決してパク・ヨンハさんが悪いわけじゃなく、チョ・ヒョンジェ君がハマリ役すぎなのよーん♪

 

そうそう、豆知識ですが、監督のオ・ギョンフン氏は(姓が同じオですが、脚本家のオ・スヨンさんとは肉親でも

夫婦でもありません。念の為)演劇をやっていた方らしく、新人の主人公達の演技指導をしながら作っていった

そうです。二人のセンスもあったのでしょうが、監督の導き方もよかったのでしょう。新人とは思えない二人の

迫真の演技には驚きです。

 

 


 

<ウケウリ情報その2>

 

◎簡潔なストーリー紹介◎

 

これ、自分のあらすじ入力してから読んだんだけど、あんなに苦労して書いたものより、この本に

書かれていたストーリーのほうが、断然わかりやすくて、かなり脱力です(^^;;;)。

 

--

物語は、神父を目指すアンドレアと、彼の前に現われる孤独な少女ウナ、大学で知り合う友人

ウジンとの愛と葛藤、そして、実の母との再会など、純粋な魂と、嫉妬の前にもがき苦しむ人間

の業が描かれて行く。

--

 

これでいいじゃんね。充分、話し通じるじゃんね。長く書けばいいってもんじゃぁないんだね…。

でも、苦労して入力したので、差し替えるのはしのびなく、そのままドーンと載せちゃった(笑)。

私の今後の目標は、「簡潔な文章」となりました。

 

 


 

<ウケウリ情報その3>

 

◎テーマ◎

 

愛の様々なテーマの中のひとつ「救い」。その救いを、一人の人間の成長を通して、

描きたかったとのこと。

 

アンドレアを通じて描きたかったのは人はどうやって成長していくのかということ。

そしてウナを通じて描きたかったのは包容力のある愛。

アンドレアと対極の存在となるウジンは、アンドレアに友情を抱きながらもウナと母親を挟んで

嫉妬にもがき苦しみ、アンドレアの純粋さ崇高さによって傷つけられる存在。

 

アンドレアの一見完璧に見える性格は意図的なものだそうで、たとえ相手を思っての自己犠牲

であっても、相手を苦しめてしまうことがあり、それは、時として偽善となりうる。

純粋すぎて相手を傷つけてしまう偽善は、偽悪的なものよりもタチが悪いかもしれないという気持で

アンドレアを描いていったと語るオスヨンさん。

 

このコメントを読んで、私の中でひっかかっていたことに対して、別角度で考えるキッカケをくれました。

 

私はウジンに対して、「お前何なんだよ!!」「何様だよ!!!」と大ブーイングで、

(友人は紫のBMW=ウジンの車が出てくるだけで不愉快になると言っていた>笑)

「アンドレアが何したっていうんだ!!」「アンドレアは悪くないじゃんか!!」と本気で

TVに向かって悪態ついていました(笑)

(ええ。マジです。夜中、早朝、所かまわず叫んでました。えらい近所迷惑…^_^;;)

だって、ホントに、ウジンてば「お前さえ、ここでひいたら、うまくまとまるのに…」っていう場面

満載だし、手紙隠すし、ウソつくし、余分な事するし、ホント、なまじ、チ・ジニ氏に演技力があるもんで

まことに嫌ぁーな奴なんだよね。まさに悪役(ていうか憎まれ役)。そう、オスヨンさんの言う偽悪的な人。

 

対して、アンドレアは、いい子なの。崇高なの。悪口とか、恨みごとなど言わないし、どんなことになっても、

いつも、相手のことを思って身をひいてしまう、聖人のような子なの。

ついでに美形なの♪(それはおいといて>笑)

 

オスヨンさんは、「ウジンは、アンドレアがウジンのために譲って、自分を犠牲にすればする程、

コンプレックス故に悪い存在になっていく。逆にアンドレアが譲らずにウジンに対抗する立場だったら

ウジンはあそこまで悪くならないでしょう」と言う。「そうかも。」と思う。

アンドレアが我慢しなければ、ことはもっと単純だったよなって、ふと思う。

それは、ウジンが我慢するより、スムーズで、まわりの人の傷が浅かったかもしれない…とも思う。

もしかして、ウジンがいなくても、ウナとアンドレアの緊張関係は変わらなかったかも…とさえ思ってしまう。

 

確かに、ウジンの身勝手さには不快感を覚えるが、アンドレアの度を越した自己犠牲も、究極、

身勝手で、しかも滅私的で邪気がないだけに、タチが悪いかもしれない。

 

「アンドレアは聖職者として目標を高く掲げすぎていて、あまりに立派で崇高なものであろうとするあまり

それに縛られすぎて、自分もまわりも息苦しくさせている。そんなアンドレアは、ウナの愛を通し

自分の不完全さを知り、救われるというストーリー。」だそうだ。なるほど。

 

わたし的には、この作品をかなり深読みしてると自負していたが、それを上回る奥行きのある作品

だったのかもしれない。

 

 


 

<ウケウリ情報その4>

 

◎視聴率◎

 

この作品は、2003年2月にスタート。裏番組でイ・ビョンホン&ソン・ヘギョ出演の人気ドラマ

「オールイン」がはじまり、視聴率は10%前後で、全然ふるわなかったらしい。

まぁね、私も、オールインみてただろうなーって思う。

この作品を紹介してくれた友人は、「あまりメジャーじゃなくて良い作品を」と思い、貸したと言っていた。

確かに。大作ではなく佳作な感じがとても気に入っている。

MY韓国ドラマコレクションの中で、一番、繰り返し見ている作品だが、何度見ても飽きないし、結末を

知っていて、ストーリー展開も熟知しているけれど、毎回ハラハラドキドキし、ウルウルしてしまう。

切ない。切ない。思い出すだけで切ない。

そう、そこいらに置いてある自転車みてるだけで切なくなるのだから重症だ(笑)。

よっぽど、私のツボにはまったものと思われる。

 


 

<「ラブレター」が好きな理由>

 

長い間、誰かとラブレターの話をしたい、したいと思っていて、数人にすすめていたが、待ち望んでいた

「語り合う機会」は、なかなか訪れず、そのはけ口として、HPにコンテンツを作った。

実は、韓国ドラマの鑑賞歴を披露したかったわけじゃなく、ラブレターを語りたい!という一心での

更新だったのだ(笑)。

 

そして、つい最近、友人達がぞくぞくと鑑賞を終えて、語り合える機会が訪れたのだが、いざ、話そうとしても

なかなか思いの全てを語ることができなかった。

「どこが好き?」そんなことにさえも口ごもる自分に、ちょっと驚いた。

ヨン様が「好きになるのに理由はない(by冬のソナタ)」と言っていたが、こんなところで実感するとは(笑)。

 

当初、私は、ラブレターにハマった理由を、現実の私の日常で欠けている「切なさ」「哀しさ」をドラマで補って

バランスをとっていると言っていた。

私は、日々の中で、喜怒哀楽全てを感じて生きていくのが幸せだと思っているのだが、確かに、今の私は

というと、「喜」「楽」に関してはそこそこ感じるし、「怒」はいたるところにころがっている(笑)が、「哀」は、

そういえば、あんまり身近にないなー。しかも、愛と切なさを内包した「哀」なんて、うーーん、いつから

遠ざかっちゃったのか思い出せないくらい(^^;;;;)。

 

そこへ、フッと入ってきたのが、切ない瞳のアンドレアだった。

そっか。そうね。よーく考えてみると(よく考えなくても)、好きな理由の第一は、「アンドレアが美しい」

これにつきるかしらね(爆)。

 

ちなみに、2005年10月22日現在の、韓国男優さんMy Bestはというと

No1ウォンビン、No.2アンドレア(チョ・ヒョンジェとしてはまだランク外>笑)、No.3イ・ビョンホン。

つい数ヶ月前までは、No.1ウォンビン、No2イ・ビョンホンだったが、心は移ろいやすいものである(笑)

 


 

<大目に見てもらえる人とそうでない人>

 

アンドレアは、いつもウジンに責められてます。

ウジンの素行は強引で、まわりの人に多大な迷惑をかけていることが、アンドレアとは比べ物に

ならないくらい多いのに、意外と、みんな受け入れてくれます。

 

対して、アンドレアは、「そりゃ、当然怒るだろ!普通。」ということにも、耐えて耐えて全てを受け

入れようとするけれど、やはりアンドレアとて人間ですから怒る時もあります。許せない時もあります。

お酒飲んで悪態ついちゃうこともあります。

そんな時、結構、みんな、アンドレアに対してはキビシイんですよね。

 

アンドレアのしたことに対してそんなこと言うなら、ウジンのしたことに対しても、もっとキビシく

言うべきだろう!と、思わず言いたくなるようなシーンにイライラすることがあります。

 

だってね、ウジン父が親友であるアンドレア父を密告したために(アンドレア母への思慕がそうさせた)、

死んでしまい、ウジン父は、まんまと失意のアンドレア母と再婚するんですが、そのことを、アンドレア

に話して、許しを請うんですね。

その時のアンドレアの神経は、ウナの為に神父になるのをやめると決心したのに、そのウナに去られ、

自分の気持をどう整理したらいいのかわからない、最悪の状況だったんですよね。

そんな時に、そんな告白をされて、許すわけないじゃないですか。

(いや、普通の状態であっても、そう簡単に許さないでしょう…)

 

なのに、一回拒絶されたからって死ぬなよウジン父…。

そうなんです。自殺しちゃうの。それってどうよ。

 

でもって、葬儀の日、たぶん、一番傷ついてるのはアンドレアなのに、みんな、自分の悲しみに

いっぱいいいっぱいで、アンドレアに手を差し伸べてあげないのね。

ウジンなんか、「お前のせいだ!」「復讐してやる!」とまで言っちゃってるし。

自分のしたこと棚にあげて、なんだよ!お前!って感じよね。

なのに、アンドレア母は、「辛いのよ。わかってあげてね」ってウジンをかばう言葉を残して、

席を立ってしまうの。

 

アンドレアこそ、文句のひとつもいいたいだろうに…。なんか理不尽な気がするんだよね。

アンドレアは、聖職者としての目標を高くもちすぎて自分を律しているので、まわりも、その高さが

当然となってしまい、他の人は大目に見てもらえることも、アンドレアがやると「らしくない」と

いわれて、大目に見てはくれないんだよね。

 

ウナに去られて、自棄になっているところでもそうだし、ウナが死んでしまう恐怖を受け入れられず

弱音を吐いた時も、「強くならなくては」と叱咤されてしまうのねーん。

 

その理不尽さが、妙に、心にひっかかったんですよね。私。

確かに、叱咤の内容は正論なんだけどね…。

 

私は、まぁ、どちらかというと明るい性格で(10人中8人はそう思っていると思う)、あんまり、落ちこまない

印象のようなんですね。

実際、かなり凹んでいる時でも、人前では、あまり落ち込んだ姿は見せなかったりもするんですが

(気心知れた人にはバレバレのようですが)、稀に、全身で凹を醸し出していてる時もあるんですね。

そんな時、やっぱり、「らしくない」って言われることが多いんですよ。

 

全員が「らしくない」と言って叱咤する人ばかりではないものの、「私が落ちこんでちゃいけないんかい?」

って、なんか、こう、割り切れないものが、よけいに落ち込む原因になったりした時もありました。

今は、なんとなく、「そうなんだろうなー。」「許される人と、そうでない人がいるんだなー。」って、

漠然と理解したんですが(ま、私の勝手な思いこみかもしれないんですが)、その時の理不尽さを

アンドレア見てると、思い出すんですよね。

 

そんなこともあって、私のアンドレア贔屓がはじまったわけです(笑)

 

でも、前述のオスヨンさんの本を読んでから、微妙に、アンドレアに対しての

というか、その理不尽と思えることに対しての、考え方がかわりました。

 

やはり、「らしくない」といわれてしまうには、それなりの理由があるのかもしれません。

自分の尺度というのは、必要だけど、他者におしつけてはいけないし、他者には他者の

尺度があるんだということを理解する必要がありますね。難しいことだけどね。

 

うーん、その考えがかわった部分を、うまく言葉に出来たらなぁと思ったんだけど、

ちょっと、まだ、咀嚼期間が必要みたいで、言葉足らずになってしまったなぁ…。

 

 


 

てことで、最初に、目標は「簡潔な文章」と掲げたくせに、長いですね?

むやみに長いですね?(笑)。

 

疲れたでしょ?みなさん。

ええ、私も少々疲れました。

 

てことで、少し休憩。目の保養をしましょ♪♪

 


<アンドレア コレクション>

 

まだまだ若いアンドレア。

 

 

 

神父服あれこれ

    

   

 

 

神父服じゃなくても似合うのよー

  

 

 

泣くな!アンドレアー(;_;)…特に手術中はな…(^^;;)

 

 

 

サービスショット!アンドレアの目 星三つ入ってます♪

 

 

 

マイ ベストショット!

 


 

さてさて、まだ、言い足りないことがあるんだけど、さすがに、今日はこのへんでパス。

まだまだ続くよどこまでも(笑)。

興味があったら、また、是非、遊びに来て下さいね。

 

2005.10.23


 

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