Pink Sapphire 芝居や映画の台詞


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<才能とは夢を見続ける力のこと> 第三舞台 鴻上尚史脚本 「ビー・ヒア・ナウ」より

みなさんは、夢って、ありますか?
一時期、私は、人に、この質問をすることに凝っていたことがあるんですけど(^^;;)、
夢を語れる人って、案外少ないのに驚いたものです。
別にかなわなくてもいいから、なんでもいいからない?と聞いているにもかかわらずです。
子供は、平気で、「ウルトラマンになりたい!」というような非現実的なことを言いますよね。
あの感覚と、大人といわれるようになり、他人と比べる事を覚え、「能力」というのもを
意識した自分がいだく、本当になりたいもの(たとえば女優とか作家とか画家とか)への
あこがれの非現実さかげんが同じ感覚なのでしょうか。

この歳(ご想像におまかせしますが成人式はとっくにすぎてます)になると、
いろいろなことをやる前から諦めてしまうことが多くなってきますよね。
好きなことだけど、それで食っていけるわけではないし…と自分をごまかして、
目先の職業にしがみついて生活し、「でも、私のやりたいのはコレじゃないの」と
現実逃避的に心を甘やかして日々を消化ている時、この言葉を聞いて、目から鱗でした。

好きなものを好きでい続けること。
好きなことを、細々とでもいいから続けること。
やっぱり、それって、すごいパワーがいることだし、才能とよべるかもしれない。
夢は手放さない限りなくならない…って、倉木麻衣だったかも歌ってますよね。

ということはですよ。みなさん。

好きなことを好きと言いつづけているということは、既に、才能のある人なんじゃないかと。
逆説的ですが、好きでいる限り(夢を見つづけている限り)、絶対に、なんとかなるんじゃないかと。

やっぱり、好きなことには、とことんこだわっていくべきですよね。
才能をみすみす手放すこともないでしょう。

いつか夢が叶って、この能書きも信憑性が増すと良いなぁと思いつつ、夢を見続けようと決めました。