広島ハイキングクラブ  山行記録
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2017年08月26日~30日  薬師岳・黒部五郎岳


薬師岳(2926m)・黒部五郎岳(2839.6m)山行報告・感想
                2017年8月26~30日参加者(Aコース7名、Bコース8名)
◎Bコースの日程(時間は大体の記憶による)
8月26日(土)天候 晴れ
広島駅発8:23(のぞみ122号)-新大阪9:48~10:16(サンダーバード15号)-金沢駅12:56~13:28(つるぎ712号)-富山駅着13:51 宿泊APAホテル富山駅前  一部の人は金沢で途中下車して兼六園、金沢城等を見学
8月27日(日)天候 晴れ
APAホテル発5:50-富山駅より折立行き直通バス6:20~8:20-折立登山口で準備体操後出発8:35-三角点10:25-太郎平小屋着13:10 昼食後出発13:30薬師岳山荘16:10
薬師岳山荘に宿泊(登山口から薬師岳山荘到着まで7時間35分(昼食、休憩を含む)
8月28日(月)天候 晴れのち曇り
薬師岳山荘出発4:00-薬師岳頂上で日の出を見る5:12-薬師岳山荘に戻り朝食6:00-体操後薬師岳山荘を出発7:00-太郎平小屋9:30 -北ノ俣岳11:30-黒部五郎ノ肩15:00-黒部五郎岳15:30-黒部五郎小屋 18:10 黒部五郎小舎に宿泊 ※薬師岳往復1時間50分(休憩を含む)
※薬師岳山荘出発から黒部五郎小舎到着まで11時間10分(昼食・休憩を含む)
8月29日(火)天候 小雨のち曇りのち晴れ
黒部五郎小舎出発5:30-三俣蓮華岳8:15-双六岳10:20-双六小屋12:15-鏡平山荘着15:10 -ストレッチ体操後、鏡平山荘発15:45-小池新道経由わさび平小屋着19:40  わさび平小屋に宿泊
※黒部五郎小舎出発からわさび平小屋到着まで14時間10分(昼食・休憩を含む)
8月30日(水)天候 雨のち曇りのち晴れ
わさび平小屋出発6:00-新穂高温泉ロープウエイ乗り場7:30-温泉に入浴後バスで出発9:16-高山駅11:00~11:32(特急ひだ8号)-名古屋駅14:02~14:13(のぞみ33号)-広島駅着16:26・解散

◎報告・感想等
事前の天気予報では、北陸地方は26日~28日は概ね晴れ、29日は下り坂で午後から雨マークであったが、実際は28日の午後から曇り、29日の午前中が小雨・強風、昼前より回復、30日は未明からの雨が8時前には止み、概ね天候に恵まれた山行であった。
とにかく、よく歩いた。
自分の限界を超えて頑張って歩いたと思う。
多少遅れもあったが、全員が全コースを走破したことはリーダ、サブリーダの配慮もあり、よかったと思う。
但し、後述するが、28日、29日と山小屋到着予定時間を大幅にオーバーし、特に29日は小屋到着が19:40となり、Aグループや山小屋の人に大変な心配と迷惑をかけたことは大きな反省点で、今後に生かすことが必要である。
登山初日の27日、富山駅から折立登山口までの直通バスは約2時間かけて標高約1400mまで登るが、途中、雨によると思われる崖くずれの工事で片道交互通行の箇所がかなりあり、工事も危険と思われる個所も多くあった。
途中の有峰湖の景色がきれいであった。
当日は標高1400mの折立登山口から標高約2300mの太郎平小屋を経て2926mの薬師岳山頂まで標高差約1500mを登る予定であった。
登山口の針葉樹林帯から広大な草原の登りとなり、五光岩ベンチを過ぎるとあとは穏やかなアップダウンで木道をたどり約4.5時間で太郎平小屋に到着した。
そこで昼食後キャンプ場のある薬師峠に下り、そこから薬師岳への急登が続いた。
やっとの思いで薬師岳山荘に16:10頃到着したが、登山初日でもあり足の疲労もピークに達し、また山頂に向けてガスがかかってきたため、リーダの判断で薬師岳登頂は明日に変更となった。
登山2日目の28日はまず早朝4:00に山荘を出発し薬師岳山頂を目指した。
ヘッドランプをつけて約1時間で山頂へ到着、5:12のご来光を見たかったが、雲の合間に赤く染まった空だけで太陽の姿を見ることはできなかった。
暖かいお茶で身体をあっため約40分で山荘まで下山した。
山荘で朝食後7:00に本日のメインの黒部五郎岳を目指し出発した。
薬師峠キャンプ場そばの水場で水の補給、歯磨き、トイレを済まし、太郎平小屋9:30、北ノ俣岳11:30を通過したが、午後から曇りガスがかかり黒部五郎岳の姿は中々見えなかった。
黒部五郎岳前は急登が続くとの途中の看板どおりで、気を引き締めて何とか登り切り、黒部五郎ノ肩でザックを置いて、そこから約15分で黒部五郎岳の山頂に到着(15:30)した。
写真撮影後黒部五郎ノ肩まで折り返し、黒部五郎カールに下り黒部五郎小屋を目指したが、下る前に小さく見えていた小屋がカール内の石場や樹林帯を行けども行けども見えず、時間もかなり遅くなってきて心配したが、何とか18:10に黒部五郎小屋に到着した。

登山3日目の29日は5:30に小屋を出発し、三俣蓮華岳を目指した。
すぐに急登が続き、霧雨から小雨に変わり途中からレインウエアを着て歩いた。
昨日までは夏と秋の間で咲いている花は少なかったが、この辺りは花が多く見られた。
8:15に三俣蓮華岳山頂に到着、しばらく休憩して双六岳を目指した。
尾根の北側から小雨と強風にさらされ、帽子を飛ばされないよう押さえながら進んだ。
双六岳への登りの途中でリーダが雷鳥を見つけ、皆がカメラに収めた。
雷鳥はワシやタカの天敵から身を守るため晴天の時はほとんど姿を見せず曇りや雨の時に活動するとのことで、まさにそのとおりであった。
天候もだんだん回復してきて時折見晴らしもきくようになり、10:20に標高2860mの双六岳山頂に到着した。
休憩後出発するころ見晴らしもさらに良くなり、双六岳の稜線で昼食を取りながら黒部五郎岳、鷲場岳、笠ケ岳などを見ながら昼食を取った。
残念ながら槍ヶ岳、穂高連邦の山頂は雲に遮られ見えなかった。
12:15双六小屋に到着、15:10に鏡平山荘に到着した。
当初予定より約3時間遅れであり、またかなり足も疲れているため、リーダがこのままわさび平小屋を目指すか、鏡平小屋に宿泊するか検討されたが、メンバーの意見と2時間40分のコース標準時間を勘案すると遅くとも19:00までには到着できるとの考えでストレッチ体操後15:45に鏡平小屋を出発した。
しかし無理をしないように気をつけて歩いたこともあり、意外に時間がかかり18:30頃から暗くなりヘッドランプをつけて皆で励まし合いながら下った。
19:00を過ぎて前方より石崎さんが迎えに来られ、最終的には19:40にわさび平小屋に到着した。
Aコースのメンバーや、わさび平小屋の人に大変迷惑と心配をかける結果となった。

最終目の30日6:00にわさび平小屋を出発、新穂高ロープウエイ乗り場の温泉に入浴し、JR高山駅までバス、そこから特急で名古屋、新幹線で広島16:26、解散となった。
ただ一部の人は入浴せず、高山駅近辺を散策し帰広したとのことであった。
大変迷惑をかけ、反省点もあった北アルプス山行であったが、個人的には初めての北アルプスの雄大な眺めを見ることができ、また限界を超えるほどの登山コースを、なんとか歩ききり充実感を味わうことができた。
貴重な経験をさせていただいたと思う。
また、男女や年齢を問わず、単独行や少人数での登山者に多く出会ったことには驚かされた。
今回もついて行くだけで申し訳なかったが、反省点は是非今後に生かしていただきたいと思う。
担当の石崎さん、リーダの天畠さん、サブリーダの小早川さん、Bコースメンバの皆さん、大変お世話になり、ありがとうございました。
                    (Bコース記録 下 瀬)


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薬師岳・黒部五郎岳山行報告(その2)

【Bコース】薬師岳~北ノ俣岳~赤木岳~黒部五郎岳~三俣蓮華岳~双六岳
              2017年8月26日(土)~8月30日(水)
1日目  移動日(広島―大阪―金沢―富山泊)
2日目行程 薬師岳(2,926m)  富山駅6:20のバスに乗車 折立に向かう 薬師岳登山口からスタート 。
すぐに愛知大学山岳部の冬山遭難13名の慰霊碑「十三重之塔」がある。
樹林帯の太郎坂を登って行き、 あられちゃん看板を発見!
三角点があるベンチはひらけて薬師岳がすこし見えてきた!
これから先の高原は時間をかけゆっくり歩いていく。
下には有峰湖、遠くには白山。
緩やかな台形の大きな白岩の薬師岳がだんだん大きくなってくる。
木道の先に太郎平小屋 到着!
ここでAコースのみんなと別れ 湿原の木道を進む。
気持ちいい♪
一旦下がってキャンプ場 数個テントが見える。
その先は沢と岩の急登、山荘までの登りはお花畑。
この登りはとても長く感じた。
薬師岳直下の 薬師岳山荘に到着、 ガスがかかり薬師岳は見えず。
明日の朝、 ご来光の時間に合わせて登頂することになる。
 山荘での夕食時、窓の外はもくもくした雲海が広がる中 陽が沈んでいく。
景色はサイコー!綺麗で気持ちのいい山小屋でした。
3日目行程 薬師岳のご来光・黒部五郎岳(2,840m)
 朝4時 風が冷たい! 雨具の上下、 ニット帽にヘッドランプを着け出発 天気良好。
ご来光!だんだん明るくなっていく中、あたたかいお茶をみんなでいただく格別に美味しい。
山頂から見る薬師岳カールは壮大!雪渓に稜線、向こうには水晶岳、鷲羽岳が眺められ黒部源流の山々や槍ヶ岳 穂高連峰がくっきり見える。
頂上には祠があって、中には金ぴかの薬師如来が安置してあるそうだが暗くて見えなかった・・残念。
山荘に帰り 朝食を済ませて出発。
太郎平小屋まで戻り、 北ノ俣岳→赤木岳を歩く途中、雷鳥に出会う。
木道もあったが登りはしんどい。
目指すは黒部五郎岳、ひたすら登る・・・どこまでーー!
最後の登りはザックをデポして 岩ゴロゴーロの黒部五郎岳に全員で登頂!
三俣蓮華岳方面から望む黒部五郎カール壁はダイナミック!でっかい岩を発見!真っ二つに割れている「かみなり岩」こちらもダイナミック!(黒部五郎岳の手ぬぐいに描かれていたので購入♪)
宿泊の山荘は稜線からは見えたが、 歩いても歩いても見えてこない。
2時間余りかけて 草原の中の三角屋根、 黒部五郎山荘についた。
1階の4人部屋を女子3人で利用、 ぐっすり眠る
4日目行程 三俣蓮華岳(2,841m)~双六岳(2,860m)
 霧がかかり、 霧雨の中を出発。
登った先にはチングルマ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ等々の花畑 雨露が濡れた様子はなんとも言えず良い。
分岐に着いた頃には風と雨 上だけ雨具を着る。
下には雪渓が見えるけど、霧で山の形状が分からない断崖絶壁!? 花はたくさん♪ 三俣蓮華岳に到着。
視界悪し このあたりはアルミ製の道標があり、安心して歩ける
双六岳までの道は雪渓の残る花畑、反対側は風ビュービューに打ちつける小雨。
体が持っていかれないよう力が入る。
Kさんのメガネが右側だけが雨滴で濡れて曇っている(^^) 笑顔の写真を頂戴した(笑)
最後の登りで、またまた雷鳥に遭遇!とっても近い 逃げない みんなカメラマン!
登りきって双六岳 到着~。
双六岳からの稜線がながーく延びている景色は最高!
向かう前方には槍ヶ岳(雲で見えない・・) 一旦下って双六山荘(テント場、 簡易水洗トイレ 衛星電話あり)
鏡平小屋へ向けて登り降り、日差しが強い 道のり長し バテ気味。
ひょうたん池に架かる橋を渡り、 鏡平小屋に着く。
足の疲労感強い(かき氷がたべたいな~)
小屋の周りには大小いくつかの池がある。
大きなウッドデッキで休憩。
  鏡池には槍ヶ岳は映らず、 池は静かで鏡のようにキレイ。
宿泊地のわさび平小屋までは約3時間のくだり。
この小屋でAコースのみんなと合流予定
途中から暗くなり、 ヘッドライトをつけ足元が悪いなかを歩く。
遠く向こうからライトが?だんだん近づいてくる 。
石崎さんが迎えに来てくれ、メンバーのザックを背負ってくれた。
不安な気持ちが和らいでいく。
山荘に近づく 一人また一人、Aコースのみんなが迎えにきてくれた 重い足が軽くなっていくよう・・・。
到着が遅くなり大変ご心配をおかけしました。
すみません
5日目行程 わさび平小屋~新穂高ロープウェイ駅 帰路(高山―名古屋―広島)
夜中、雨の音?朝方は川の流れる音に変わる。
わさび平小屋(風呂あり 簡易水洗トイレ) を出発ゴウゴウと流れる川に沿って幅広の道を下る1時間余りで新穂高ロープウェイ駅に到着
                   ☆
薬師岳「山腹にカールを抱いた北アルプスで最も美しい山」雑誌にこう書いてありました。
ヤマケイなど読み、想いをふくらませての初めてのアルプス山行です。
反面、富山県警の山岳警備隊が誕生したきっかけになったという愛知大学山岳部13名の冬山遭難死の慰霊碑、山頂手前にある道迷い防止の目印と考えられる避難小屋、慰霊ケルンは、山の美しい景色の反面、高所での天候変化の伴う視界不良・温度変化などの厳しさを目で見て体感しました。
疲労が強くなりすぎると無言になる。
その時に歌ったり、一人ずつ好きな花の名前を言って共感したり笑ったり、 Eさんの気配りに感謝。
一人じゃ、とても歩けなかったです。
男女8名で寝た薬師岳山荘では、寝言を言っていた人もいたとか笑えます。
少々大げさですが、登山での経験、感じた思いは、今からの私の人生を豊かにしてくれる。
そんなふうに思えています
担当の方、リーダー、サブリーダー、一緒に歩いてくれたみなさん ありがとうございました。
北アルプスに行って、良かったです!                   (記録 三 戸)