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  [No.49] 【宗教】 投稿者:TEK  投稿日:2007/04/14(Sat) 19:35:10

十二神殿・十二神信仰や、それ以外の宗教については、
このカテゴリの下にどうぞ。


  [No.52] 【レスOK】【聖書・経典】ヴァルンツェ 投稿者:かるの  投稿日:2007/04/15(Sun) 04:21:47


【一項十三頁十六行】
「怠惰であるというのはそれ即ち、休息である。
 怠惰であれ。
 我ら信徒、快楽を持ちて怠惰とし、其を広めよ。 
 命の火を灯し神に捧げよ。
 無数の火は世を照らし安寧を齎す。
 我らが主ヴァルンツェの御心に背くべからず。
 我ら楽を広めし者なり」

【五項三百六十四頁二十二行】
「『祈りは届かず、祈りは叶わず、祈りの果てに何を見出す』
 神の言葉に人は答えた。
 『祈りによりて心は救われ、祈りによりてこの身は救われ、信仰を持ちて人々は救われました』
 『人の子よ。我は祈りを聞きはせぬ。人の子よ。それでも尚も祈るのか』
 『無為の果てにあろうとも、我らは人でしかありません。安寧を願い、安寧の中散り、安寧を産むのが我ら人』
 『愚かしい……だがその祈りは叶えられよう。幾万の果てに、幾億の果てに』
 『我ら人の子ら。人の子を産み、人として生き、人を楽しみましょう。その信仰を糧として』
 『人の子よ。今を生きよ。今を楽しむがよい。それが果てを打ち崩し、永劫の安寧を齎すであろう』」

【ヴァルンツェ聖典第十六版 シュリアム・ブルーフェルト解釈版】


  [No.53] 【レスOK】【聖書・経典】レーティ・パル 投稿者:かるの  投稿日:2007/04/15(Sun) 12:57:23


ある司祭の残せし朽ちかけたメモ書き

「大地に日は照らされ、種より新芽が芽吹く。
 初芽は育み成長し、幸に見舞われ花となる。
 世の理法を与えられ、花は名を持ち意味となり、花は美となり咲き誇る。
 種は零れ死が宿り、花は朽ち果て腐り落つ。
 花は砕け名を消して、大地の土へと帰り行く。

 始まり産まれ、育ち幸持ち、縛られ理知り彩られ、
 死持ち腐敗し、花消え終わる。

 始まりは唐突。されど終わりもまた然り。
 しかし花終わらず。
 零れ落ちた種はまた日の導きを受け、芽吹くであろう。
 時の流れは留まらず、時の流れは変わらず、何があろうと時は流れる。

 我ら見る者なり。
 生を死をただ見る者なり。
 始まりを終わりをただ見る者なり。

 時の無情を見、時の雄大を見よ。
 我ら人、時に逆らう事あたわず。

 私は是を記そう。
 時に一葉を浮かべよう。
 されど時に是は朽ち、消え行くべきもの。
 残るもまた定め。朽ちるもまた定め」


  [No.54] 【レスOK】《アザーズ》 投稿者:てく。  投稿日:2007/04/15(Sun) 15:43:15

以下は、セージもしくはプリースト知力14以上で判明する、アザーズについての概要です。
バード伝承知識でも、14でアザーズについて取り上げた歌を思い出せることから、下記知識の中でもさらに大まかなことはわかります。

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『アザーズ』とは、上古の時代、ウェンターナが生まれ出る前の神話時代、
神々が積極的に世界と人々を教え導こうとしていた(と、される)時代にさかのぼる。

神々が争いを止めるすべを持たず、無意味に教導していた時代。
人々の心が淀み、腐りゆく時代。
争いが飽和に達し、何度もカニクヴァに破壊されてはやり直し、
神々が疲弊していった時代。

教導と失敗を重ねていく間、神々は自分たちの特質の中から望ましくないものを切り離し、捨て去り、神として自分たちを昇華していったといわれる。

その捨てられた特質。
神になり損ねた存在。

それが『アザーズ』。

その中の一部は捨てられたのちも自らを昇華し、
三十万ともいわれるグラードの神としての高みまで昇り
多くは失敗した。

その失敗した存在。
それが『アザーズ』。
“神に捨てられたもの”。

そして、ウェンターナが生まれ出で、
グラードが今の時代に入ってのちも、
上から捨てられたものではなく
下から昇り詰めようとする者たちがいる。

“魔法使い”やフソウやローファでは“仙人”とも言われる存在たち、
新しい神を呼び興そうとした導く者たち、
自然と一体になろうとした者たち

そのように自分を高め昇りつづけて、
高みに昇れなかった存在
上り損ねた存在
それらの中からも『アザーズ』は生まれ出る。

“教え”と呼べるほどの強烈な思いと
それの実現を手助けするための力をもち
しかし、神性は得られなかった存在。

それが『アザーズ』
哀れなる存在。
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グラードには、十二神以外にも、マイナーな神が三十万はいるといわれています。
十二神とほかの神々の次元の差は絶対的なものです。

そのため、それら三十万の小神たちは、

・十二神の下でその仕事を手伝う(と、されている)神々
・地域や種族、家々などを守護する(と、されている)神々
・上記どちらにも属さない神々

に分かれます。

力量的に三十万の神の誰よりも強力なアザーズはいるでしょうし、“強力な人間”程度の力量しか持たない者もいるでしょう(ほかの神々もそうでしょう)。
ただ、アザーズはたいてい社会に害をもたらすほど偏った教えを持つため、公に信奉されることはありませんし、多くは忘れ去られています。「害神」と呼ばれる存在の一種といってもいいかもしれません。

『アザーズ』は、なにか特定のことについて強烈な思想と、それに付随する特殊能力を持ってることが多く、多くの場合、自分の教えを伝えるのに“道具”を利用するといわれています。


  [No.57] 《アザーズ》十四針のリアセタル 投稿者:てく。  投稿日:2007/04/15(Sun) 17:57:17

下記情報は、セージ・プリースト知力で15以上を出すとわかります。

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レーティパルは、通常、13本の針がある懐中時計か、15本の短剣を持った姿で描かれます。
なぜ14がないかというと、14というのは、レーティパルが捨てた一面もしくは捨てた息子と言われているからです。
その特質はすべての行動をスケジュールに沿って人々に強制する、今のレーティパルとは対極の姿だといわれています。

それが、アザーズ『リアセタル』だとされています。

リアセタルの教えは「生活全てを(リアセタルが定めた)スケジュールに従う」というもので、そのスケジュールの基本は14(分や秒や時間や日)が一単位になっているといわれています。
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近頃、トロウの由緒正しい貴族家が封印していた対の時計が、その封印を解かれ世に出ましたが、それがリアセタルの力を伝えるものであったといわれています。
精巧なレリーフで飾られた金の懐中時計(ガラス部分はクリスタル)で、そのレリーフの一部に、14本の放射状の時計針があるのが特徴です。

対の時計の片割れをもった貴族家当主は、自分と館のスケジュールをすべて14を基準にして強制する騒動があり、もう片割れを持っていた弟が黒幕としてすべてを操っていたという噂です。
銀の月灯り亭の冒険者の活躍で陰謀は食い止められましたが、弟が死んだ後の混乱のさなか、対の時計は行方が分からなくなってしまいました。


  [No.60] 《アザーズ》アルハザード 投稿者:綾音  投稿日:2007/04/16(Mon) 01:59:57

*以下の情報は知名度15とします。(セージ、バード、プリースト+知力によるチェックが可能。アルカーナの神官のみ、知名度12とする。)


司るもの:自由、流転、虚無
誓い:囚われるな、縛られるな。ただ在るがままに在れ。
戒律:地に縛られるな、天に囚われるな。空なる心を持て。自らの法で自らを律せよ。

説明:万物の自由を司るとされる自由神アルハザード。神代の時、至高神アルカーナに戦いを挑んで敗れ去ったとされ、それゆえにアルカーナ神殿から邪神の主神格とし、その教えを伝えたり絵姿を残すことは禁じられています。
 「無秩序を謳うその教えは危険であり、社会悪である。」と言うのがアルカーナ神殿側の主張ですが、本来のところのアルハザードの教えは自己責任の伴う自由であり、決して邪悪な教えではありません。
ただ、その教えを曲解して、極端信仰に走る者がいるのもまた事実です。
 現在、アルハザードの教えを伝える神殿などは公には存在せず、一部の地方などで細々と伝えられているというのが大半です。
 アルカーナ神殿の一部の高位司祭にしか知られぬ伝承では、アルハザードはアルカーナ神が人の振る舞いに絶望し、人を導くことを諦めかけた時、その絶望より生まれたアルカーナ神の影であるとされていますが、真偽の程は定かではありません。


私が時折セッションで使っている神様の信仰と、その教義です。
立ち位置としてはSWのファラリス相当であり、アルハザードのダークプリーストはファラリスの特殊暗黒魔法を使えるという扱いです。
アルハザードを信仰する誰もが極端者というわけではありませんが、通常の十二神信仰と比べれば比率は圧倒的に多いです。

設定的に、アルカーナから生まれた最上位クラスのアザーズという感じなので、こちらに移動ぅ。


  [No.59] 【レスOK】【聖書・経典】アルカーナ 投稿者:かるの  投稿日:2007/04/15(Sun) 23:15:36


【一項一頁一行】
「偉大なる主アルカーナの下、我ら人、光を享受せしものなり。
 齎さるは光。
 主は全ての一にして、其より始まる。
 照らす光は惑う事なく注がれ、我ら神の御心に生かされし者なり。
 導く光は淀まず、誘う光は曲らぬ。
 太陽神アルカーナよ、我らを導く我らが主よ。
 禍き惑より我らを救いたまえ。
 邪しき誘より我らを救いたまえ。
 我ら神の信徒にして志徒。
 禍邪より人を導く者たれ」

【四項二百十頁八行】
「光を喪した旅人に人は石を投げつけ言った。
 『神の寵愛を何とする』
 旅人は石を受けながらも太陽へと祈りを捧げる。
 見えぬ瞳で神に祈りを捧げ続けた。
 尚も人は石を投げつけこう言った。
 『我らが神の光を捨てし旅人よ。我らが神はお前などを愛さない』
 旅人の祈りは止む事無くも続けられ、血潮は地へと零れ落つ。
 人は石を投げ続け、それでも止めぬ旅人にこう問うた。
 『何故お前は祈りを止めぬ。光を知らぬお前には神の姿は見えぬというのに』
 問われた旅人は祈りを止めずこう答えた。
 『光とは視界にあらず、光とは意志にあり。真に光を知らぬは貴方ではないか』」

【アルカーナ聖典第五版 ゲイリー・ザルファス解釈版】