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トロウ魔法士協会

 トロウ魔法士協会は、今を遡ること70年ほど前、ジェクトで発足した魔法士学会の拡大を受けて、トロウ国内の魔導力学研究者たちの互助組織として発足した公益法人です。間もなく、魔導力学法の急速な発展に伴い、魔法士の能力濫用を規制・監督するための管理機関としての側面も持つようになりました。
 ジェクト総合学会を参考にしたと言われ、四人の高導師による導師会が意思決定機関となっています。また協会とは独立した国の監督機関として、魔法監督官による監査委員会があります。

 トロウ国内の大都市にある協会は、殆どがトロウ市の協会を本部とする組織の支部であり、学長の選任や会計監査等もトロウ本部の指示に従います。例外的に、一部の州では独立した魔法士協会を持ち(70年前にトロウ属州でなかった州に多く見られます)、独自の理事・監事、ないしは会員総会による運営がなされている場合もあります。

■トロウ魔法士協会の組織


 トロウ魔法士協会は、「権限の集中をしない」という前提のもと、4人の実力者(全員トロウで最高の術者です)をトップとする合議制が取られています。
 協会の全体方針にかかわることはこの4人が決めますが、細分化された業務に関しては、それぞれの目的ごとに分かれた小委員会(トップ4人のうち誰かが座長のこともありますし、そうでないものも多くあります)が運営していくのが普通の形です。この小委員会は常設のものも、臨時開催のものもあります。

 トロウ魔法士協会の組織は、大きく分けて『管理・事務部門』『教育・研究部門』『特務・独立部門』『生産・販売部門』に分かれます。

○管理・事務部門
 協会の事務などをするもので、インストーラーなど、魔法士を管理するための職種メンバーたちもこの部門に所属しています。

○教育・研究部門
 私たちの世界の大学と似た組織になっています。

○特務・独立部門
 トップである4人の実力者直属の機関や組織を示す総称です。他の部門ではできない横断的な業務などを担当しています。

○生産・販売部門
 コモンルーンや魔化、サーバント、魔晶石、一般に普及している魔導力学法を使用した製品などを生産しているファクトリーです。


■魔法士協会の対外的関係


 魔法士協会は、そもそもの始まりは魔法士たちによる互助・監視組織でした。ですが、魔導力学法が発展し、世の中に普及していくにつれて、国家の影響力が強くなっていきます。
 現在では、建前上は“公益法人”として国の組織とは一線を画していますが、事実上は国の組織の一つです。そのため、国としての国内外の関係が、魔法士協会にも持ち込まれます。

★他の州の魔法士協会との関係


 王都トロウ市にあるトロウ魔法士協会は、トロウ王国全体の魔法士協会を統括しています。
 いくつかの州にはそれぞれの州都などに魔法士協会があり、ある程度の独自性・自主性は保っていますが(その州によって違います)、組織上はトロウ魔法士協会の支部という形です。そのため、学長の選任や会計監査等もトロウ本部の指示に従います。
 例外的に、一部の州では独立した魔法士協会を持ち(70年前にトロウ属州でなかった州に多く見られます)、独自の理事・監事、ないしは会員総会による運営がなされている場合もあります。

 それら地方の魔法士協会とトロウ魔法士協会の関係は良好で、人的交流もよくあります。また、重要な案件などに関しては、トロウ魔法士協会の判断を仰いだり、指示があればそれに従って動きます。

★他の国の魔法士協会との関係


 トロウ王国は、トヴァシュトラおよびドレスの両帝国とは緊張関係にあります。そのため、国の影響力が強いトロウ魔法士協会も、トヴァシュトラおよびドレス魔法士協会と直接の交流はありません(※1)。

 王国同士としても同盟関係にあるエトラムル魔法士協会とは、密接な交流があります。また、魔導力学法の総本山であるジェクト魔法士協会『十二の理』とも同様です。
 また、国としても友好関係にあるファーレンの魔法士協会、アームズ魔法士協会、フソウ魔法士協会などとも、積極的な交流を行っています。

 ※1:ジェクトで行われる学会などで、間接的に交流することはあります。
名前:TEK 10月31日00時48分(水) 話題:3 親番:3 番号:6

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