シャーウッドの戦役
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設定内容 |
至上最大、最悪と称された世界でもっとも凄惨な戦争とも言われています。 今から約3000年前。エルフ、カオエルフ(過去はダークエルフと称されていた)が表立って戦闘を開始し、瞬く間にそれは他の種族をも巻き込んだ大戦争へと発展しました。
きっかけはとある森の権利を主張したエルフとダークエルフによるいざこざだと言われていますが、明確な理由は分かっていません。 分かっている事はその戦争が約500年もの長きにわたって続いた事。そして精霊魔法の軍事利用(現精霊魔法の攻撃魔法に類するもの)の開始。 そして、ダークエルフ種の大幅な肉体改造が上げられます。
シャーウッドの戦役以前は、エルフ種とダークエルフ種は肌の色が違うのみで、生理学的にはまったく同じ種族でした。ですがエルフ種が開発した攻撃系精霊魔法に多大な被害を被ったダークエルフ種は、それに対応すべく身体の魔法に対する抵抗力を上げる処置を肉体に施しました。
しかし、戦争終了後もその影響は遺伝として子孫に反映してしまう結果になってしまいました。 そのため、ダークエルフ種は自分に被害を及ぼす魔法等に非常に高い抵抗力を示す反面、エルフ種に比べて寿命が短くなってしまったのです。
この戦争は結局小規模化し、自然消滅的な形で終焉を迎えました。ただし多少有利に戦争を進め、なおかつダークエルフ種よりも長い寿命を持つことになったエルフ族が大きな発言権を持ち、ダークエルフ種は一時期東の一部地域にまで追い込まれてしまいました。
基本的な寿命が存在しないエルフ種は、今でもこの『シャーウッドの戦役』を経験した長老が生き残っており、その強い発言力からダークエルフ種を嫌悪する風習が残っています。 しかし現在若いエルフの発言や他の種族の働きかけにより、その双方の関係は修復に向かっています。もっとも、2000年以上前にすでに終わった戦争で、今だに禍根を残しているのはエルフならでは、と言ったところでしょうか。
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記入日時 2005/04/23/07:21:41
No.62
記入者 WM
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