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(2006/7/22記事修正) グラードのソーサラーマジックは神秘に包まれた『魔法』の一部を理論化し技術的に再現した『魔道力学法』と呼ばれる“学問”です。そして、ソーサラーは『魔法士』と呼ばれる技術者です。 この為、フォーセリアの遺失魔法が初期から使えます。しかし、逆に幾つかの魔法が使用禁止になっていたり、法律で魔道力学の使用が取り締まられていたりと、待遇が良い代わりに立場も厳しくなっています。
◆アレクラストのソーサラーとの違い
・名称: グラードのソーサラーは『魔法士』と呼ばれています。また、使用する魔法は『魔導力学法(プログラミング)』、それぞれの呪文は『公式』と呼ばれています。
・使用言語: グラードの『魔導力学法』は、80年ほど前に出来た新技術です。そのため、『ハイ・エンシェント』『ロー・エンシェント』言語は存在しません。 魔法士が魔法使用に使う言語を『記述式』といい、この言語を習得します。 ただし、魔法士の研究には魔法歴史の調査も必要なため、魔法士技能保持者は自動的に『古語』も習得します。
・呪文の覚え方: グラードのソーサラーは、長期にわたる特殊な訓練によって、記憶の一部に特殊な領域を作り、そこに“呪文を脳内に焼き付けて記憶”します。 つまり、公式を完全に覚えているため、呪文書は持ちません。 しかしその反面、レベル上昇などで新しい魔法を習得する場合には、魔法士協会に出向いて記憶する作業が必要です。
・技能の習得&成長: ソーサラー技能をキャラクター作成時に拾得していない場合、そのPCが後からこの技能を拾得することは出来ません。これは、魔導力学法を習得するには、何年にもわたる訓練が必要なためです。 また、長旅などで、魔法士協会(フォーセリアの賢者学院に当たります)に立ち寄る事が不可能だった場合、経験値が足りていてもレベルを上げられません。
・使用可能魔法の違い: グラードの魔法士は、ルールブックに記載されている遺失魔法の《ボーンサーバント》をデフォルトで使用できます。 しかし、逆に《ギアス》《クリエイトアンデット》《クリエイト・ブアウ・ゾンビ》《スティール・マインド》《イリュージョナリー・ビースト》《レイス・フォーム》は習得できません。
・魔術師ギルド: グラードの魔法士の組織は『魔法士協会』と呼ばれています。全ての魔法士はこの協会に加盟登録する義務があります。 また、魔法士の技術は“武器”とみなされているため、魔法使用を協会に報告する義務があるなど、管理も厳しいものになっています。
◆魔導力学法と魔法士の概要
フォーセリアのソーサラー魔法に相当する『魔導力学法』は、今から約80年前に開発されました。それ以前にも神官魔法や精霊魔法は存在し、ソーサラー魔法とは別に、謎と神秘に包まれた『魔法』も存在してます。 この『魔導力学法』は、その『魔法』の極一部分を基礎とし、体系化させ、学問として証明しつづけた結果を逐一記録し、纏め上げた『技術』です。その意味で、魔導力学法は、“科学”の一分野といえます。
『魔導力学法』の使い方は、具体的には、現在のコンピューターの処理と似ています。
魔法士たちは何年にも渡る訓練で脳の記憶領域の一部を作り変え、そこに『公式(個々の呪文)』を焼き付けます。これは、例えるなら、訓練によって脳の中にOSをつくり、『公式』をソフトとしてインストールしていくようなものです。 そして、呪文を使用する場合は、メイジスタッフなどの発動体から自分の周りに光の文字(詠唱端末)を投影し、そこからコマンドを選択することで呪文を選択、発動させます。 とはいえ、この呪文発動(公式展開と呼ぶ)法は基本なだけなので、おのおのの魔法士によって、様々な演出をつけることも可能です。
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