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■プリーストマジック
 グラードでのプリーストは、プリーストマジックを使う祭には必ず<天使>との契約を行います。
 この天使との契約が行われて、始めて神官はプリーストマジックを使用することができるようになるのです。
 これは対価を支払って行為を要求する商業制度によく似ているという学者の評価もあります。祈りを対価にして、奇跡という結果を得る。とも言われています。

 だが、この契約が必須な割りには、その契約制度自体は驚くほどアバウトです。一度に多数の天使と契約も行えるし、また次々と契約する天使を交換する神官もいます。これは特に芸術の神ト・テルタの神官などに多い風習です。

 信仰心が高まれば上位の天使との契約、または契約している天使の神格を上げることができるため、天使の具現は一種のパラメータにもなっています。

 また、この天使という具体的な象徴が存在する信仰の世界では、非常に実力主義です。もちろん年齢や今までの義理なども介入するのですが、一番影響があるのがこの天使による力の具現。それのアピールに他なりません。

 現在、この世界に神官を介入して現在化している高位天使は、聖エトラムル王国のアルカーナ神殿最高司祭クリュシィ・フェーン・ラーベントハーバが契約しているアルカーナ神第七位天使『光呼ぶ天使』だと言われています。

■天使(エンジェル)
 天使という特殊技能がグラードには存在します。前提条件はプリースト技能を1レベル以上持っていることです。

到達レベル エンジェル
500
1000
1500
2000
3000
4000
5000
7000
9000
10 12000

通常プリースト技能のみを1000点使って伸ばした場合、『プリースト1レベル、エンジェル0レベル』となります。
(これは、技能を習得する権利を得た状態と考えてください。この状態では回避を含め、エンジェル技能に含まれる能力は一切使用出来ません)

■ルール参考
 エンジェルレベルと、契約する天使の階級は以下の通りです。また、天使の名前、形態は自由にプレイヤーが設定してください。
 エンジェルの外見は非常に多彩です。人物、動物に限らず、無機物(本、剣、盾など)の形状をしていることさえあります。

エンジェルレベル:(単位:レベル) 00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
エンジェルの位:(単位:階級) 17
16
15
14
13
12
11
10
09
08
07

天使技能を取得すると以下の特権が与えられます。
■物理攻撃に対し、エンジェル技能+敏捷度ボーナス(+盾などによる修正)で回避を行う事ができる。
■エンジェル独自の奇跡を使えるようになる。バード技能と同様、エンジェルレベルが1上がるごとに、1つの奇跡を取得できます。奇跡の判定はエンジェルレベル+精神力ボーナスで行います。ただし、それぞれの技能に他の能力値を使うと記載されている場合、それに殉じます。

・天使魔法の使用条件は神聖魔法の使用条件に準じます。
・精神点消費は技能LVによる軽減は行わず、そのまま消費します。
・特に注意書きが無い場合、『エンジェル技能を使用することができない』とある場合回避能力も使用できません。
・持続時間が術者の任意とある場合、解除は宣言だけで行えるものとします。戦闘中であっても行動は消費しません。

呪文名 消費 距離 範囲 時間 種別 拡大 抵抗 効果
天使の守護 視界 個人 術者の任意 なし 対象に回避、ダメージ減少、抵抗の能力を与える
目標とした相手を、術者の天使に守護させます。
守護された目標は回避判定、ダメージ減少、抵抗判定などを自分ではなく術者のプリーストかエンジェル(どちらか小さい方)レベルで行うことができます。
一度守護の影響下に置かれたら、呪文の対象が術者から離れても効果は継続します。
・天使に守護させている間、術者は一切のプリーストマジック、エンジェル技能を使用することができません。
天使の指針 術者 個人、物体一つ、特定の一地点 術者の任意(ただし最低1週間解除不可) 探知 効果消滅 目的の対象の存在する方向が分かる

目標とした視認できる位置にある人物、物体、場所を簡単な儀式(約10分程、その間に対象を見失うと失敗)で天使に指し示させます。
その後、どんな場所に移動しようとも、天使は間違わずその人物、物体、場所がある方向を指し示しますが、対象物が元の物体と認識できない程に損傷(変形)した場合天使は目標を失います。
天使が一度に示せる物体、人物、場所は一つのみです。
・自分より上位の天使に『解除』を命令されると、抵抗判定の必要なく解除させられてしまいます。解除の対象は術者、呪文の対象のどちらでも有効です。
・一度指定してしまうと、最低一週間は別の人物、物体、場所を指定できません。

天使の抱擁 3 術者 術者 18Rもしくは空中にある状態が終了するまでのどちらか短いほう なし 落下速度をコントロールすることができる
呪文の『フォーリングコントロール』と同様の効果を得られますが、呪文の必要はまったくなく、また気絶などの状態にいても発動します。
ただし、対象は術者のみで、他人に対して使用することは出来ません。
天使の安らぎ 術者 術者 術者が眠りについてから目覚めるまで 非解除 なし 眠りについた時、短時間で精神点が回復する
安らかな睡眠を天使が与えてくれます。
通常の半分の睡眠時間(3時間)で精神点を全快することが出来ます。
・一日に一回しか使用することが出来ません。
・この技能を使用している間は、何をしても起こすことが出来ません。
天使の警告 1 術者 半径(呪文の達成値)mの空間 1時間(任意に解除可能) 探知 効果消滅 周囲に存在する特定種族などを感知する
「アンデット」「デーモン/異形」「ダークプリースト」を感知して教えてくれます。
・種類や個体数までは感知できません。
・効果を持続させている場合、神聖魔法や天使技能が使えなくなります。
・効果範囲にいる「アンデット」「デーモン/異形」「ダークプリースト」は、抵抗判定に成功すると、感知を回避することが出来ます。
天使の救済 10m アンデッド一体 一瞬 効果消滅 アンデッド化した魂を救済する

アンデットの同意を得られた場合にのみ、そのアンデットの魂を天使の祈りによって救済できます。
呪文が成功すればアンデッドはその時点で活動を停止します。
・死してなお現世に縛られているアンデットから同意を得るのはかなり至難のことであるため、使いどころはあまりないかもしれません。けれど、心から救済を求めている死者もいるかもしれないということを、神官は忘れてはいけないと思います。

天使の眼差し (エンジェルLV×3)m 術者 術者の任意
探知 なし 天使の視点で周囲を見ることができる
術者の視覚を天使に預け、天使の視点から物を見ることができるようになります。
この術を使用中、天使は「エンジェルレベル×3m」だけ術者から離れることができます。
天使の視界は360度で、人型の天使でも向いている方向に関係なく周囲を見渡すことができます。
天使の視界内で「潜伏」などを行っている者がいる場合には、天使の達成値が潜伏の達成値を上回っていれば発見できます。
・術者にインフラビジョンや暗視の能力があったとしても、天使にはその力はありません。また、この技能を使用している間、術者本人の視覚は失われています。
・天使を術者から離して使用する場合、天使は淡い光を放ち、不可視の天使もその姿を現してしまいます。
・天使は実体を持ちませんが、物体の中に入り込むことはできません。よって壁を通り抜けたり、ドアノブを回すような行動もとれません。
・また天使に攻撃を加えられた場合、天使は傷つく事こそありませんが直ちに術者のもとに帰還してしまいます。
天使の祝福 10m ホーリー・ウェポンがかかっている武器一つ ホーリー・ウェポンの持続時間中または術者の任意のどちらか短いほう なし アンデッドに対して攻撃力+1、追加ダメージ+1を得る
自分または目標とした相手の、ホーリー・ウェポンのかけられた武器に天使の祝福を与えることにより、対象となる武器で攻撃した時のみ攻撃力と追加ダメージが+1修正されます。
一体のエンジェルが祝福できる武器は一度に一つ、ホーリー・ウェポンのかけられた武器のみです。
一度祝福を受けたらその武器のホーリー・ウェポンの効果が切れるまで祝福の効果は続き、また術者の任意で祝福を解除することが出来ます。
・この奇跡を使用している間、術者はエンジェル技能、プリーストマジックを使用することができません(エンジェル回避能力は使用可能)。
・また、この祝福で効果があるのは対アンデットのみです。
天使の恩恵 1 10m 個人 術者の任意 なし 目標の生命点をエンジェルLV点回復する
自分または目標となる相手に天使の恩恵を与え、傷を癒します。
対象者はラウンド終了時、1ラウンドごとに「術者のエンジェル技能レベルかプリースト技能レベルの低い方のレベル」点だけ生命力が回復します(最低でも1点は回復します)。
また、術者の任意で効果を解除出来ます。
・効果中は術者は1ラウンドごとに、術者の行動順の時に精神点を1点消費します。
・通常の生命を持たない対象には効果がありません。また、アンデッドに対して使用してもダメージを与えることはできません。
・この技能を使用している間、他のエンジェル技能やプリーストマジックは一切使用できません。
・術者が気絶すると、その時点で即座に効果が終了します。
天使の歌声 術者 術者の歌声が聞こえる範囲 歌い続けてる限り 効果による 効果消滅 歌を聴くものにさまざまな影響を与える
天使の加護により、歌声に力を与えてを響かせることができます。
この歌には呪歌のレクイエム・レストアメンタルパワー・ピースと同様の効果を持つものがあり、習得時にどの効果を持つかを決定します。
この奇跡は複数回選択することも出来、そのたびに歌の効果を1つずつ選ぶことが出来ます。
また、レクイエム・レストアメンタルパワー・ピースの3種類とも習得している場合のみ、追加呪歌のアンセムと同様の効果を持つ歌を習得することが可能です。
ただしこの場合、効果は歌いはじめてから4R目に現れます。
つまり、アンセムと同効果の歌を習得する場合は、最低でもエンジェル4レベルとなります。
・前奏の間も含め、この奇跡の使用中、術者は一切のプリーストマジック・エンジェル技能を使用することができなくなります。
天使の戦意 フォースの距離を(エンジェル技能レベル)m、延長する
この効果は常に発揮されています。
天使の千歩 2 術者 術者 術者の任意 なし 1ラウンドの間術者の体を空中に浮遊させる
地面(足場)から1〜天使レベルmの高さまで浮くことができます。
その間なら、高さの調節はまったくの自由です。
・1ラウンド持続させるごとに、術者の行動順に精神点を2点消費します。
・1ラウンドに3mの移動しかできません。
・この奇跡を使用している間、術者はエンジェル技能、プリーストマジックを使用することができません(エンジェル回避能力は使用可能)。
天使の癒し 10m 個人 一日 効果消滅 自然回復の効果を高める。または病気の進行/治癒判定に+1のボーナスを得る
休息者に安らぎを与えます。
目標となる人物(術者含む)にこの奇跡を行うと、通常一日の休息で回復する生命点1点が2点に増えます。
また通常なら回復できない劣悪な環境下での休息であっても生命点を1点回復できます。
対象者が病気にかかっている場合、生命点の回復はできませんが、進行/治癒判定に+1のボーナスが与えられます。
・対象者の拡大はできません。常に一人だけに限られます。
・この奇跡を使うと6時間の間、術者は一切のプリーストマジック・エンジェル技能を使用することができなくなります(エンジェル回避能力は使用可能)。
・1日の間に2回以上この奇跡を対象者に行っても、効果の重複はありません。
天使の制止 5 10m 個人 一瞬 達成値、距離 効果消滅 持続中の他のエンジェル・スキルを中和します
持続中の他のエンジェル・スキルを中和します。
中和するには相手がエンジェル・スキルを発動したときの達成値を目標値にして、成功判定を行なってください。
なお、このスキルを発動すると、術者自身が維持していたエンジェル・スキルは全て解除されます。

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