2003年1月14日、シェルターに逃げてきた子ども達を対象に「センカンド・ステップ」というアメリカで開発された教育プログラムに基づいてワークショップを開催しました。

セカンド・ステップ」は、米国ワシントン州にあるNPO法人「Committee for children (1978年設立)」によって開発されました。

この教育プログラムの目的は、子どもが健全な対人関係を育み、さまざまな場面での問題解決力を養うこと、そしてこのレッスンを指導する大人が、レッスンを受ける子どもにとって生きた良いモデルになっていくことにあります。

プログラムの詳細は、このプログラムを日本に普及活動している「NPO法人 日本こどものための委員会」のホームページをご覧ください。

私たち、G.Planningは、このプログラムの目的がDV被害者の子ども達に適していると考え、「NPO法人日本こどものための委員会」に講師を依頼しました。

DVで傷ついた子どもは、大人になった時、被害者から加害者になる可能性が高いことが実証されています。DV防止のためには、子ども達へのケアが不可欠です。しかし日本では、十分なシェルターもないような状況下、とても子どもへのケアまでというのが現状です。

シェルター内での実施ということで、日々状況が変わっていくなか、なかなか継続的なレッスンはできません。しかしこれからも可能な限り、子どもへのケアの一環として実施していく予定です。

今回は、千葉県NPO活動支援事業の活動費補助金事業として実施しました。