「三ヶ島風景(所沢)・初春残雪」 P6号 油彩画・キャンバス |
「所沢市三ヶ島」界隈の何気ない、農道沿いの風景である。畑や 雑木林が続く中、1週間前に積もった大雪が漸く溶けて春間近い 薫りのする午後の暖かい日、新芽の僅かに出始めた林の息吹き が聞こえてくるようである。この辺り、年々宅地開発の影響でこう した雑木林が減りつつあるが、自然が何十年もかけて造り出した 天然の造形美…何とか残したいものである。対照的に…丸く刈ら れた茶畑は、1年中枯れずにいつも濃い緑を見せている。1ヶ月 もすれば桜が咲き始める…そんな季節の変わり目である。 記:岡崎純生 |