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所沢郊外風景・T(初夏)


「所沢郊外風景・T(初夏)」   P10号   油彩画・キャンバス


春の新芽の季節が一段落して、初夏の爽やかな日…珍しく
青空の澄んだ午後の風景である。既に木々の緑に階調が無
くなリかけており、濃い緑が一面にその勢力を強めている。
広々と続く「お茶畑」に、初夏の澄んだ日差しが照りつけて、
手前の木立の陰がコントラストも明確に投影されている。  
「ムーン!」とした夏の薫りが、漂ってきそうな一刻である。
もう半月もすれば、この辺り「蝉」の大合唱が聞こえる。 


記:岡崎純生
 
 

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