「所沢郊外風景・U(晩秋)」 P10号 油彩画・キャンバス 1993年 第6回 日本の自然を描く展 佳作賞 (上野の森美術館) |
11月の終わりから12月にかけて…木々の紅葉が終わり、ほとんどが 落葉してしまう。そんな晩秋〜初冬の静寂な風景である。午前中は日 溜りも暖かく、のんびりとした空気が流れていたのだが午後からは急変 して冷たい「北風」が吹き始める。この時期あらためて冬の到来を感じ させられる。そんな荒涼感をも併せ持った風景であり、自然が眠りにつ き始める風景でもある。対照的に「お茶畑」だけは相変わらず濃い緑を 誇らしげに見せつけている。 記:岡崎純生 |