「所沢郊外風景・V(厳冬)」 M10号 油彩画・キャンバス |
厳冬1月〜2月、連日の空っ風が吹きまくり大地は極度の乾燥状態となる。 天候は晴れて、気持ちが良いのだが、何しろ強風で寒い日が多いのである。 こんな時、横並びに流れる冬雲が妙に美しいのである。モコモコとしてとても 冬の雲らしくないのであるが、時々太陽がその雲間に隠れ、ものの1分もしな い内に再び顔を出す。その瞬間が眩しいのだが、空気が冷たい為、柔らかい 光となる。一度、この冬雲を描いてやろう…と思っていたが、やはり現実ほど のリアリティーは表現できなかった。「寒さ」を描く事は、難しいものである。 記:岡崎純生 |