「女子像」 1929年(昭和4)
油彩画・キャンバス P12号
この作品は、半三が愛娘(長女・久美子)の病床の姿を描いた
ものである。1922年(大正11)5月に東京・牛込の自宅で生
まれた久美子は、小学校1年頃から小児結核に冒され、1930
年(昭和5)に静岡の家(半三が、旧制静岡高等学校の絵画講
師の時)で亡くなった。病に苦しむ我が子を看病しながらも画家
の冷静な目で見事に描いている。
(写真資料参照
)
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