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屋外彫刻調査保存研究会では、2000年より下記の調査を行なって参りました。
会員の皆様や、会員外の方からのご協力により、2004年秋を持ちまして、一先ず
終了とさせて頂きました。その調査結果報告としまして、当研究会会報・第3号に
「戦前の文献にもとづく作品台帳作成と所在調査」として、刊行(2004年11月)致し
ました。長期間の皆様のご協力、誠にありがとうございました。なを、今後も未調査
像の調査を続けて参りますので、引き続き、ご協力の程、宜しくお願い致します。

●このホームページをご覧になられた方(会員外)で、調査をして下さる方がござい
ましたら、事務局迄、是非ご一報下さい。その際には、詳しいご説明を致します。
(2009年) 


 
「戦前の文献にもとづく作品台帳作成と所在調査(全国調査)」の方法について
 
(調査を始めるまえに・・・)
 
 ★会員の皆様には既に、次の3種類の資料を配付しております。
   このホームページ上では、Aの屋外彫刻一覧(チェックリスト)
のみ掲載しています。                     


@ 作品台帳 (カード)

A 屋外彫刻一覧(チェックリスト)


B 旧所在地・現在地名対照表
 

●調査対象作品の選定は、直接会の事務局か、ホームページ上の、「全国調査・屋外彫刻一覧(チェックリスト)」の、各作品の赤抜き表示以外の作品の中から、調査可能な作品を探して下さい。又、「屋外彫刻一覧」に記載されていない作品でも、お心当たりの作品(戦前の作品に関するもの)があれば、是非記録してご報告下さい。この、赤抜き表示の作品は、既に調査済みか、調査中の作品です。この、調査済み、調査中のデータ表示は出来る限りリアルタイムで更新・ご報告に心掛けますが、数日単位では、実情とずれる場合があります事、ご承知下さい。
出来ましたら、調査する事前に、できるだけ事務局にご連絡頂き、その作品が未調査である事をご確認下さい。その場合、可能でしたら、その際に調査予定日をお知らせ下さい。事務局は、武蔵野美術大学・黒川弘毅(042-985−8615)です。もし連絡がつかない場合は、旧事務局:岡崎純生(042-985-8615)まで、ご連絡下さい。

●但し、例外として、既に調査中の作品についても複数の調査が行なわれれば、より詳しいデータが収集できる場合があります。すでに調査済み・調査中の作品に関しましても、簡易調査しか完了していない場合がありますので、新たな作品台帳も受け付けております。その際には、まず事前に詳しい情報を入手して下さい。

●屋外彫刻一覧(チェックリスト)の見方
項目によっては出典となった資料(主に『偉人の俤』[二六新報社、1928年、第2版・1929年])からすでに判明しているものもありますが、誤植の可能性が多分にありますので、できる限り再調査を行なって下さい。

「存否」欄の見方は以下の通りです。
この「存否」は、現在認証されている情報ですが、この度の「全国調査」での新たな確認ではありませんので、基本的に調査対象となります。

  ○        当初の作品がそのまま現存する。
  (○)       当初の作品である可能性が高いが、最終的な確認はできていない。
  ○移設     当初の作品が現存するが、設置場所が変わっている。
  ○一部     当初の作品が一部分のみ現存する(全身像の胸像部分のみ現存など)。
  ○再鋳     当初の作品はなくなったが、その後同じ原型から再鋳造された。
  △        供出・破棄された記録はなく現存する可能性が高いが、現在行方不明。
  ×        供出・破棄されて、現在はのこっていない。
  (×)       供出・破棄された可能性が高いが、最終的な確認はできていない。
  ×別作     供出・破棄されて、その後ちがう原型の作品が設置されている。
  ×台座現存  像本体は供出・破棄されたが台座は現存する。


 
(調査と作品台帳の作成)

●調査にあたっては、「作品台帳(カード)」(屋外彫刻データベースと名前がついている紙)を各自でコピーし、その各項目に調査出来たデータを記入して下さい。この記入台帳をお持ちで無い方は、事務局までご連絡下さい。早急に、お送り致します。

●基本台帳は、まず対象の像が、「有る」か「無い」かが大変重要となります。他の項目については調査出来た範囲だけでかまいませんので、「有」「無」だけは必ずご記入下さい。(可能な場合は、上記のような区別をして下さい。) 

●存否以外にも調査の可能な場合は、次の点をとくに確認して下さい。
   (1) 戦時供出で失われたもので、撤去の時期(年代または年月日)がわかるものは記録して下さい。
   (2) 同じ原型を用いて再鋳造もの(○再鋳)で、再鋳造(再建)の時期がわかるものは記録して下さい。
   (3) 別の作者が新しく制作したもの(×別作)で、再建時期・作者がわかるものは記録して下さい。
   (4) 作品が失われている場合は、台座の現状を記録して下さい(「×台座現存」かどうか)。
   (5) 移設されている場合(○移設)は、移設後の所在地を記して下さい。
   (6) 地名変更により所在地名が変わっている場合は、新しい地名を記して下さい。
   (7) 現存しているものに、破損・欠失があれば記録して下さい。
   (8) 「寸法」は厳密に計測できない場合は、およその数値でかまいません。「等身大」などの書き方でも結構です。 

●各項目に記載しきれないこと等については、「その他の記事」欄に、ご記入下さい。今後の調査・研究のための貴重な情報となりますので、是非ご協力下さい。 

●調査中の作品に関する文献コピー等の入手、作品の写真撮影が可能ならば、是非お願いします。写真撮影の際は、可能な限り、次の部分などを撮影して下さい。

   (1) 台座をふくめた全景
   (2) 本体のアップ
   (3) 建立・再建についての記銘があるものは銘板のアップ
   (4) 破損・欠失があればその個所のアップ
   (5) その作品に関する説明板があればそのアップ        等


作品台帳の送付、その後)

●調査完了後、記入済みの「作品台帳(カード)」を、事務局宛に郵送でお送りください。現状写真・資料等を添付できる場合は一緒に郵送して下さい。

●もし、ご都合等で、「作品台帳」の作成が遅れる場合には、調査した作品とその存否のみ、できるだけすみやかに事務局宛にお知らせ下さい。

●新たに調査が完了した作品・調査中の作品等については、「通信」の発行ごとに集計し、「通信」で会員に報告します。それにより各自で「チェックリスト」に追加記入していって下さい。また研究会のホームページ内でも、よりリアルタイムに全国調査のデータ確認ができる様、内容の公開をしています。

 研究会ホームページURL:http://www4.famille.ne.jp/~okazaki/okugai.htm

●集められた情報の公開方法については、今後できるだけ速やかに運営委員会にて話し合い、決定する予定です。ただし、調査あるいはご自身のご研究等で、既に解っている情報を知りたいときは、その都度事務局宛にお問い合わせ下されば、データをお送りします(『偉人の俤』所載の作品については戦前の写真図版があります)。




(屋外彫刻調査保存研究会・事務局)
2004年12月より下記に移転しております
〒187-8505 東京都小平市小川町1−736
武蔵野美術大学 彫刻学科研究室
黒川弘毅 方


TEL:042-342−6055 
FAX:042-342-5189

E−mail:kurokawa@musabi.ac.jp


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