Friday, Dec 18 
12月18日(金)


Give us a green X`mas!
グリーン・クリスマスちょうだい!

 


若者の目から見た大人の世界?
COP15..大人は、大人としての責任を果たしたのか?
(イラスト:村松茂 design room ZOO)



学生から大人への厳しいメッセージ:目が覚めなさい!!
   〜グリーン・クリスマスちょうだい。


まず...
 コペンハーゲンでの大切な大切な会議...なのに、大人は、大人としての責任を果たしていたのか?子どもの目から見てみましょう。少しだけでも。そして最後に実際の子どもから大人へのメッセージぜひ読んでもらえませんか?

 今の温暖化(気候変動)や環境問題を起こしたのはだれ? 子どもたち、それとも私たち大人? 私たち大人が作ったこの世界を、子どもたちはどう思っているのだろう? 学校では温暖化の問題を学んだり、友達と話し合ったり、テレビではホッキョクグマの絶滅や、同じ年の子どもたちが住む太平洋の島々が海面下に沈んでゆく様子を、目の前の出来事のように見ていたり…。私も子どもの頃に親に読んでもらった物語『神話の森』の世界が毎日のように伐採されていくこんな世の中に、私たち大人は子どもたちに希望を与えられているのだろうか?

 メディアでは、「若者の責任感が失われている」といったことをよく聞くが、その原因は私たち大人にないか? 大人は、大人としての責任を果たしているのか? 温暖化の問題が騒がれるこの時代に生まれ育つ子どもの目から見た世界は…?


 
スウェーデンのある新聞の「読者の声」に掲載されたスウェーデンの若者が書いた記事を紹介しよう。スウェーデンの私の母が、この記事の切り抜きを日本にいる私に郵便で送ってくれたものです。

背景の説明
 記事は、クリスマス前後の子どもの心情を綴ったものですが、スウェーデンの国教はキリスト教です。クリスマスを祝うことは、古くから続いている伝統行事です。また、年間5週間ある有給休暇のうち、夏の数週間は南ヨーロッパや国内の別荘へ、クリスマスを含む冬の数週間は海外のスキーリゾートへ行くといったことはめずらしくありません。日本の生活に置き換えてみると、日本の若者は大人へ向けて、どんな内容の記事を新聞に投稿することになるでしょう?



Give us a Green X`mas!
グリーン・クリスマスちょうだい


(スウェーデンの新聞に掲載された「読者の声」より転載)


 "学校の先生からの宿題:「1週間テレビニュースを見なさい」。まず、私が見たニュース番組では、ジャーナリストたちが、「今年のクリスマスショッピングは史上記録になる!!」って興奮していた。ケチな目つきの変な大人が専門家ぶって、「そうそう、今年、スウェーデン人はかなりたくさんの買物をするという予測が出てる。経済にはいいことだよ!」。次のニュースを見る。今度は、「環境と気候変動(温暖化)の問題」について。真面目なジャーナリストが、将来に対する心配を訴え、別の専門家がこんな提案をする。「できるだけ買い物を控えよう! より少ない消費、より少ない汚染、より少ない環境問題」。

 でもさ、クリスマスだよ。思いっきりショッピングを楽しめばいいじゃない! それが、たとえ環境の大破壊につながったってさ。クレージーで、ストレスいっぱいのショッピングモールは、プレゼントを見つけるために必死に動き回る車でいっぱい(CO2増加)、プラスチックでグルグルに包装された不要な「モノ」だらけ??山ほどのクリスマスプレゼントを飾る包装紙、テープ、リボンは数日後(クリスマスイヴ)にはすぐにゴミ箱へ…、でも、大人の世界ではさ、これが大事らしい! 大人はこれを「伝統」って呼んでる。クリスマスツリーも、大量のクリスマス料理も、クリスマス飾りも「伝統」という言い訳で済んじゃう。大人にとって、環境(地球)を守るより伝統の方が大事だって思っている。最低だと思わない? でもさ、私たち子どもにとって、将来は明るい!

 両親が私たち兄弟に、「クリスマスプレゼントに何が欲しい?」って聞いた時、私たちは皆「何もいらない!」って答えた。そして、「その代わりに、そのお金を環境を守るプロジェクトに寄付して。クリスマスのストレスもなくなるよ!」って言ったの。「この家には、すでに使う時間がないほどたくさんのモノがあるし」。父は、「クリスマスのストレスがなくなるグッドアイデアだ」って言ったけど、母は激怒した。「クリスマスは昔から守るべき伝統なのよ! 分かってちょうだい!!!」。

 夏休みの計画でも、母は同じように頑固。まだ真冬なのに、父と母は旅行会社のパンフレットを見たりして、夏休みのヨーロッパへの家族旅行を計画している。信じられないよ。「またフランスに行く? それともスペインにしようか?」「ちょっと待ってよ!!!」って、私は両親に叫んだの。「知らないの? 飛行機はすごく大きな環境問題よ!」。すると、母が答えた。「私は、1年中オフィスでがんばってるから、海外旅行は『自分への贈り物!』、私の権利よ!」。冬休みにも、母は全く同じことを言った。「海外へスキー旅行!」。そして、こう言うの。「フランスへ行ったのは、あなたが学校でフランス語を勉強しているからよ」。ちょっと待ってよ、私のため? 冗談じゃない。私は、環境を破壊する母の口実になんかされたくない!

 何で大学教育を受けた大人が、そんなバカなこと言うわけ? 何でそんなにわがままなのか、理解できない。本当に私たち子どものことを気にかけているのなら、私たちの将来のことも考えてほしい。少し前に、新しい家に引っ越した。親は、たくさんの新しい家具を買った。ホントに必要なの? 私は、古い家具や古いテレビのままでかまわないのに。バスルームのタイルの色が違うとか、マットがモダンじゃないとか、そんなことはかまわないよ。 逆に、お母さん、お父さん! お願いだから、家を売って、車を売って、別荘も売って、スキーホリデーはやめよう、フランス旅行もやめよう、クリスマスプレゼントもいらない、かっこいい最新の携帯電話もいらない(今持っているので十分だよ!)、mp3プレーヤーもいらない、テレビゲームもいらない、クリスマスツリーもやめちゃおうよ。お願い! 私の人生はまだ始まったばかり。これからのほうがずっと長いのよ。『今年のクリスマスショッピングが史上記録になるか?』なんて、気にしない。気にしているのはただ1つ。環境問題や温暖化で、私の未来を壊さないで欲しい。"

P.S. 私たち子どもから大人への「環境を守るヒント」:
 環境配慮型アパートへ引っ越して、自転車を買って、公共交通機関を使おう! 
 エコな買い物をして、古着屋で服を買って、環境活動プロジェクトへ寄付をして、ベジタリアンになってください。 ショッピング、ショッピング、ショッピングの代わりに、カシコイ活動を。

 お願い、
グリーンクリスマスをちょうだい!




以上。
このブログは、風力でお届けしていました。




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