|
どう思う?本当のこと??
■バナナで走るバス、コーヒーで走る車、風邪で走る電車はいかがですか?!
(質問:下記の文中の@〜F)に出てくる燃料名、エネルギー名は何ですか?答えは、ページの最後に出ます)
コペンハーゲン会議。CO2削減の目標を探しながら、街に出かけよう!
想像してください。あなたは旅行中です……。空港から風力で走る電車で、ある街に到着。「エコ電車」から降りて、コーヒーのカスやケーキのくず @ で走る「エコタクシー」に乗り換えた。この街では、生ゴミをもとにした燃料で A 走るゴミ回収車が、レストランから出たコーヒーカスやケーキのくずを集めていた……。映画、"Back to the Future"(バック・トゥ・ザ・フューチャー)のように!
ホテルに到着して、チェックイン。ホテルのエレベーターは、太陽のエネルギー B で動き、部屋のテレビは、水から作られたエネルギー C で動いていた。考えてみると、駅に到着してからホテルの部屋のベッドまで、他の一般の街での旅と比べれば、温暖化の問題への影はほとんどない。使ったエネルギーは、「地下」の資源より、「地上」の資源から作られているので、CO2の排出はゼロの計算だ!
この街では、温暖化に影響する「地下」資源のガソリンで走るバスはゼロ。「地上」の資源だけを使っていた。木や葉から作った燃料 D で走るバスもあったし、市民のシャワー後の汚水など雑廃水から作った燃料 E で走るバスもあった。
あなたは、友達に会いに行くためバスに乗る。またびっくり! バスが無料だった。運転手に聞いたら「エコバスだから」と答えた(水素バス)。「バス代が無料だと、エコバスに関心を持つでしょう? パンフレットを置いておくより、『半年間、バスが無料で乗れる』方が、効果的な教育だと思わない?(笑)」。
(上)風力や水力で走っているスウェーデン国鉄
(下)ストックホルム市の「生ゴミバス」
■CO2ゼロのライフスタイルは生活の一部になっている日...
あなたは、このエコバスに乗りながら「何かおかしいなあ……」と感じていた。この街に到着した時から、他の街と比べても何ら変わったところがない。何も気付かないほど、ごく普通だ。例えば、バスはスムーズに走るし、グリーンエネルギーのホテルも快適。しかも、「エコ」ホテルとか、「エコバス」などと、わざわざ書いている看板も見あたらない。市内を走っているタクシーの運転手が、「このタクシーはコーヒーから作った燃料で走っているんですよ!」とも言わない。レストランのウェートレスが、「朝食で食べ残したバナナの皮は、あなたが昨日乗った市内バスの燃料になります!」とも言わない……エコは、もうすでに生活の一部になっているようだ。
夜に、友達が車で迎えに来た。「一緒にバーへ行こう!」。彼は、バーの外に車を駐車した。そこであなたは友達に聞く。「ちょっと待てよ。駐車代がかかるんじゃない?」。友達は笑って答えた。「もちろん、払わなくていいんだよ。この街では、エコ燃料車はどの駐車場でも無料なんだ。ぼくの車が、残ったワインやビールから作った燃料 F で走っていたのを知ってた? もしかしたら、このバーで残ったワインから作った燃料かもしれないよ(笑)。しかも、このエコ燃料は環境税のおかげでガソリンより安い! 悪くないね!」
【答え】 上記の燃料・エネルギー名はもうわかりましたか?
順に、(1)バイオガス (2)バイオガス (3)ソーラー (4)水力 (5)バイオマス (6) バイオガス (7)バイオエタノール
コペンハーゲンから見えるスウェーデンでの一番高い高層ビル「Turning Torsoビル」。
各マンションから出る生ゴミはパイプを通して、下まで送って、乗り物の燃料へ切り替える!
(アッ!そうそう。ビルの電力の100%は風力って言った?)
■エコマジックから環境常識へ!
こんな街は、まだまだ遠く離れた未来のことに思えるかもしれませんが、じつはすでに存在しています。例えば、今回の気候変動の国際会議にあるコペンハーゲンの隣の街、スウェーデンのマルメ市(Malmo)やスウェーデンの首都ストックホルム市。世界の環境問題を解決するために、1972年、世界で初めて「地球サミット」が開催されましたところも北欧でした(ストックホルム)。それからわずか40年足らずですが、今のストックホルムでは、上記のエコマジックが次から次へ現れています。
スウェーデンは「自然」から学び、社会を「自然のルール」に合わせようとしています。「地下」の社会から「地上」の社会へ。
「環境に正しいエネルギー」を使えば、私たち皆に十分の量があり、省エネも基本的に不要です。例えば、「鳥」を見てみましょう。毎日、たくさんのエネルギーを使って飛びまわっています。でも私たちは、その鳥に「お願い、省エネを考えてごらん!」とは言いません。人間と鳥(自然界の動植物)の大きな違いは、鳥が「地下」のエネルギー(石油・ガソリン、天然ガスなど)の代わりに、「地上」のエネルギーだけを使っていることです(風〔風力〕で飛ぶ、葉や実〔バイオマス〕で動く...)。鳥や他の地球上の動植物たちはすでに100%自然エネルギーを利用するため、結果としてCO2は増えすぎない(ルール1=「地下・地上」)。しかも、ゴミにもならない(ルール2=「自然に返すことができる以上に取らない」)。
だから、私たちもこれから移動する時の乗り物の燃料づくりから車体づくりまでを、その2つの「ルール」に合わせればマジックが起こります!
面白いのは、私たちはなぜ車の燃料や料理用のガスのために、わざわざ7,000km離れている中東から燃料を輸入するのでしょう? 同じエネルギーが、道の反対側(70mしか離れていない所)にあるのに!(近くの店やカフェから出る生ゴミ)! スウェーデンのバイオガス協会によると、5kgのリンゴの皮などの生ゴミから、1リットルの燃料は作れます。
だから、バナナやコーヒーのカスでドライブしよう!
エコカシコク実行すれば、東京で走る多くの車やバスも、生ゴミで走ることができるようになります。東京中のカフェや家庭から出る生ゴミの量は十分があるはず。
あなたの街の政治家にも、その面白い提案をしませんか? バイオ燃料から電気ができる、楽しい街になるはず! 沖縄では「パパイヤのボート」? お正月の後では、「おもち電車」? 北海道では「ポテトカー」? 青森では「アップルバス」? 東京(築地)では「フィッシュ地下鉄」? 福岡や韓国の間のフェリーは「めんたい&キムチのハイブリッド高速フェリー」?
限界は私たちのイマジネーションだけ……。
バナナやコーヒーのカスでドライブしよう!バイオ燃料は、もっとすごい未来につながる「橋」になるかもしれません。空気で走る車や飛行機をイメージできますか? 驚かないでくださいね。研究は、もうすでに始まっています!
FACT BOX
ちょっと待って!人の食べ物にする代わりに、燃料にする?化石燃料の1つはガソリン。100万年をかけて作られたモノを車に入れて、たった数分で使い果たすのはもったいないと思いませんか?「一生働いて貯金したお金を、80歳の誕生日の一瞬ですべて使い果たす」のと、同じですね。経済の世界では、きっと許されないこと。 100万年をかけてできた燃料の代わりに、数か月でできる燃料へ切り替えましょう。ほぼ何でも燃料にすることができます(効率の問題だけ)。
でも、世界中で、トウモロコシや大豆をバイオ燃料に使うところが増えています。それも 「地上」の燃料です。 しかし、同時に批判も出ています。車の燃料タンク1台分のバイオ燃料を作る食べ物があれば、アフリカの子ども1人が半年以上食べられるという数字も出ています。
どこで間違ってしまったの? そう、自然のルール「地下・地上」には従ったが、「返すことができる以上に取らないでください」を忘れました。「両方のルールを一緒に合わせて判断する」のがポイント! トウモロコシなどの食べ物から燃料を作ったら、その分、どこかで同じ量の食べ物を育てないといけないのです。あるいは、もちろん「食べられないもの」(バナナやリンゴの皮など)を使うことですね。しかもその上で、「生物多様性を守る」という「ルール3」が含まれれば、ほぼ完璧です!!
|
明日のブログを楽しみに!!
|