サナザナダルマ 17号
43Ldarma17


 いかなる愛であれ身体にかかわる愛には利己的な要素が含まれます。それは部屋にともる電球にたとえられます。電球のあかりは部屋の壁によって制限されます。月の光は部屋の内も外も照らします。

 しかし月の光は、ものを明瞭に照らしません。利己心のない純粋な愛は太陽の光のように明るいのです。日光はすべてのものをはっきりと見せます。神の愛は太陽の光です。人間の愛は月光です。個人的な愛は部屋のなかの電球の光です。個人的な愛からたがいに愛しあう状態に上昇しなさい。
p409
Sanathana Sarathi Oct.1990