サナザナダルマ 26号
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医師は医科学の知識を現在まで保存しそれをかれらにあたえてくれた社会から受けている恩を実感認識せねばなりません。医学の知識は過去数世紀の献身的な研究者によって、ゆたかに実りあるものとなりました。医師は他のすべての人々の献身的な研究のおかげで、こんにち自分たちが享受している知識と技術のすべてにたいし、社会に感謝せねばなりません。社会から受けたすべてのものについて、社会から深い恩恵をうけたことを認識せねばなりません。そのときはじめて医師は知識と技術を正しい方法で使用することができます。

 医師は神の権化です。それゆえ、人々が悲嘆の涙を流すことのないようにすることが医師の義務です。それがどれほど可能なのかと、医師は疑問を持つでしょう。自分にできるかぎり全力をつくしなさい。そうすれば、その後の結果はあなたを悩ますことはありません。義務を神とし働くことを、神を崇めることと観なさい。この精神で働くならば、すべての人にとって世界はより幸福になるでしょう。         

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Sanathana Sarathi June 1993