轍の会 |
番 組 |
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ありどおし |
シテ(蟻通明神) | 櫻間 金記 |
ワキ(紀貫之) | 宝生 欣哉 |
笛 | 一噌 庸二 |
小鼓 | 幸 清次郎 |
大鼓 | 柿原 弘和 |
太鼓 | 小寺 佐七 |
狂言 | 素袍落 すおうおとし |
シテ (太郎冠者) | 山本東次郎 |
アド(主) | 山本凜太郎 | ||
アド(叔父) | 山本泰太郎 |
能 | 清経 恋ノ音取 |
シテ(左中将清経) | 本田 光洋 |
ツレ(清経の妻) | 鬼頭 尚久 | ||
ワキ(淡津三郎) | 殿田謙吉 | ||
笛 | 小野寺竜一 | ||
小鼓 | 幸 正昭 | ||
大鼓 | 亀井 忠雄 | ||
附祝言 |
解 説 |
蟻通(ありどおし) |
闇の雨夜、紀貫之が蟻通明神の神域に乗り入れると、馬が地に臥して動けない。宮守の勧めで貫之が和歌を上げると、神慮はやわらぐ。宮守は祝詞をささげ、貫之の歌心をめでる。 傘をさし松明を持った宮守は明神の化身。 ――和歌の徳を讃えた世阿弥作の霊験能。 |
素袍落(すおうおとし) |
伊勢参宮の前日、主人の使いで叔父を誘いに行った太郎冠者。酒をふるまわれ餞別に素袍をもらい、上機嫌で家路をたどるが・・・。酩酊の経過、会話の機微に、太郎冠者の性格が面目躍如とする。 |
清経 恋ノ音取(きよつね こいのねとり) |
左中将清経は、西国での戦況に絶望し、入水する。都に残る妻は、夫が再開をはたさず自害したことを怨み、形見の遺髪を手向け返す。その枕辺に清経の霊が現れる。
――世阿弥作の修羅物。小書は、笛の独奏によりシテの登場を際立て、恋慕の哀愁を強調する。 |
平成27年6月6日(土) 午後2時〜4時 場所:国立能楽堂 大講義室 |
入場券(消費税込) |
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会場のご案内 国立能楽堂 |
JR中央・総武線 千駄ヶ谷駅下車 徒歩5分 |