あえかなる世界の終わりに

メーカー:キャラメルBOX

総合レビュー:
・・・あいからわず一本筋なシナリオの好きなメーカーですね
1回本筋をクリアしてしまうと大概スキップできてしまうのはションボリです

シナリオ的にはけっこうトンデモ変化系
普通の学園生活のはずなのにあんなものやこんなものが出てきちゃってまあ
とっても楽しかったのですが、シナリオの変化部分が大概トンデモ系で占められてます
受け入れられる人とそうでない人の差はつきそうですね
私自身としては、シナリオそのものにのめりこんでしまうので全然読めますが
ただ、1人明らかにシナリオ的に見て短いキャラがいるのは頂けないかと

あと、シナリオ的な問題点としてあげられるのが最後まで分からない攻略対象
ぶっちゃけ誰クリアしてるんだか途中段階ではぜんぜん分からないんですよねえ
しかも明確な攻略用選択肢があるわけでもなく、排他的にヒロインになるキャラまでいて
・・・あんまりこういう攻略手法は好きじゃないんですよねえ
ほらあれ、おとぼくで言う一子みたいな
おまけキャラじゃないくせにこの攻略対象にされたヒロインがもう・・・

まあ、グダグダいってますがシナリオ悪くないです、ぶっちゃけ相当読めます
説明定期表現が多いですが、まあ凝って作ってると思って納得してみたり

つぎ〜、キャラクタについて(攻略順
>近江千冬
内向的なおっとり系、でもゲーマー、歌がうまい
シナリオの中核に存在するキャラのはずなのに、攻略するときの扱いは軽いです
というか、攻略してる最中よりも本筋の方が扱いが重いのはいかがなモンでしょう
個人的に声優である榊原ゆいさんは非常に好きです(エ

>ひまわり
不思議キャラ、ちびっ子
私が始めて本筋に入り込んだキャラクタでありますが・・・
シナリオ的には大きい位置にいないのにもかかわらず存在感があります
分岐要素の多いキャラでもあります
個人的にあえかな中で一番ヒットしたキャラクタです

>リップル
わがままキャラ、NAIPと呼ばれる擬似生命・・?
突然主人公の家に転がり込んできては、傍迷惑なことばかりしていきます
もっと重いキャラクタかとおもったら、なんかおまけみたいに複線が剥れました
っていうか、いいのかなあ・・・擬似生命って言うか、むしろ生命でもないのに・・・

>長谷川柚子
幼馴染キャラ、比較的秀才型、料理下手
ある意味べたべたな設定のキャラクタでしたが、シナリオの扱いも・・・
専用選択肢があるにはあるけど、ぶっちゃけなくてもどのエンドにも辿り着かなきゃここに着ますし
キャラクタとしての性格はあまり嫌いではないです

>ナギ
ライバルキャラ、ツンデレ?
すっごい脇役的なキャラクタでした
結構本筋に載っていそうなのに、肝心なところで出てこれません、可哀想なキャラ
しかも肝心なところはしょられたり、結構踏んだりけったりです

・・・正直設定懲りすぎてキャラクタが死んじゃってます
本筋に載れるキャラがリップルとひまわりくらいしかいないのがどうにも・・・

個人的にお勧めキャラは、ひまわりですかねえ
というわけで、キャラクタレビュー終了

CG系のレビューに移りま〜す
どれもこれもきれいですね〜
キャラクタも結構どれもかわいくかけてます
キャラクタの作画にいささか微妙さがありますが、その辺が多分のり太さんなんでしょう
強いて言えば、立ち絵よりCGのほうがキャラクタの生気がなかったのが気にかかります
・・・私だけなのでしょうか?

次は音楽系のレビューです
いい曲が多いですね〜、肝心なところでボーカル曲もってくるのもいいです
ボーカル曲も実際かなりいい感じです
場面ごとの緊迫感も、音楽がなければ成立しないといっていいほどですね
・・・意外とおいしいかもしれません

次、システム系〜
・・・設定できる部分が少ないです
既読未読判定とか、Ctrlとスキップで使い分けできますが
セーブが100個もあるのはいい感じです・・・実はそんなに使いませんが

エフェクトが入るときに動作が多少重くなるのは気になりましたけど、そのくらいかな
画面エフェクトは体験版以上の出来で正直びっくりしました

次〜、・・・エロ?
まあ、あいかわらずのキャラメルボックスなので割愛します

というわけで、総合評価〜
シナリオ:シナリオ的な分岐を増やしましょう・・・65点
キャラクタ:シナリオ設定に負けそうです・・・70点
CG:相変わらずのきれいさです、違和感はぬぐえませんが・・・75点
音楽:ぶっちゃけどれもいいです・・・90点
システム:もうちょっと凝ってください、裏設定とかもいいけど・・・60点
エロ:あいかわらずです、期待しないように・・・50点

総合評価:トンデモ変化でおなかいっぱいです・・・70点