塗膜付着力試験結果

◇測定日及び天候
 平成9年11月14日(金) 天候曇り後雨 弱風
◇測定者
澤田 他4名
◇測定機器
 引張試験機----丸菱製接着力試験機
 接着剤  ----クイックメンダー(速硬化型エポキシ系接着剤)

◇試験時間
 アタッチメント貼付    9:55〜10:05
 アタッチメント周辺カット 10:15〜10:30
 付着力測定   10:55〜11:00
 復旧 11:05〜11:15

塗膜付着力試験結果報告
 1.目的
   塗膜の付着強度から、建物の劣化程度を判断し、改修工法
   ならびに改修仕様選択の参考とする。
 2.試験箇所
   各階平面図に記入。
 3.試験方法
   @試験箇所のゴミや汚れを取り除き、鋼製アタッチメントを速
     硬化型エポキシ樹脂系接着剤で貼付け、養生する。
   A接着剤硬化後、アタッチメント周囲をカッターナイフでカットし
     周辺の塗膜と試験箇所とを縁切りする。
   B接着力試験機をセットし、荷重を加えて破断時の最大荷重を
     読み、1cu当たりの付着強さに換算する。

A/B=アタッチメントと接着剤層の界面破断
B凝集=接着剤層内破壊
B/C=接着剤層と新築時塗膜層の界面破断
C凝集=新築時塗膜層内破壊
C/D=新築時塗膜層と下地調整材層の界面破断
D凝集=下地調整層内破壊
D/G=下地調整材と躯体層の界面破断
G凝集=躯体層内破断
測定結果一覧表 
◇付着力試験結果考察
 JIS A6909の基準によれば、複層仕上塗材の付着強さはその
 種類により5.1kgf/cu以上・7.1kgf/cu以上・10.1kgf/cu
 以上の三種類に分かれて規定されています。
 貴マンションに使用されている複層仕上塗材がそのいずれにあた
 るかは不明ですが、もっとも厳しい値を採ってもどの測定点でも上
 回っており、塗膜の付着力に現時点で問題はないものと判断しま
 す。
 従って、来るべき第1回目の大規模修繕工事時に於いては、既存
 塗膜を特にいじらずそのまま改修塗膜の下地として活かすことが
 出来るものと考えます。