ルート | 金谷駅合流出発(5:43)−畑薙ダム(10:30)−第2吊橋脇泊(13:00-?)−横窪沢小屋泊(?-6:30)−上河内岳(11:20)−聖平小屋泊(13:50-6:30)−小聖岳−聖岳(9:15)−兎岳(11:30)−小兎−中盛丸山−百間洞露営地泊(15:10-7:00)−百間平−赤石岳(9:30)−小赤石岳−荒川小屋(11:30)−前岳中岳コル(11:30)−中岳−前岳−高山裏露営地泊(15:45-7:10)−板屋岳−大日影山−小河内岳(10:10)−前小河内岳−烏帽子岳(11:35)−お花畑−三伏小屋−塩川(14:55)−伊那大島駅にて解散 |
---|---|
日付 | 1966年(昭和41年)8月22日〜27日 |
同行者 | L.Kさん、S、後輩A,I,K,T,M |
感想 | 下方に記録掲載 |
上河内岳 | |
上河内への途中 | 富士を見ながらの山登り |
聖岳 | 塩見をバックに記念撮影 |
赤石岳 | 塩見岳 |
悪沢岳、荒川岳、赤石岳 |
「道標」記録、およびSの記録(青字)から 8月22日 14、15の2つの台風が抱き合わせで本州に迫ったため、出発早々から激しい雨と風。「雨にも負けず風にも負けず」とポンチョを引っ掛けて進み、3番目の橋のたもとで露営。 8月23日 雨 早朝から雨、又雨の連続。昼近く青空がほんの少しのぞく。リーダー一声のもとに出発したが10分もたたぬうちに又豪雨。濡れネズミになりながら小屋につき衣類を乾かす。 小屋の管理人はおらず、薪ストーブをガンガン燃やし衣類を乾かす。 8月24日 夜明け前、残月が西空に浮かび星がまたたく久し振りの蒼空。茶臼小屋付近で雷鳥の家族をみる。お花畑から上河内までは1時間の距離。頂上までピストンで登ると或る京都の山岳会の人達3人が出迎えてくれた。一人の年輩曰く「北大というと熊みたいな人達を思い浮かべるが、ここに居る人達は紳士的だ」だって。その老人のしわがれ声の「都ぞ弥生」をしみじみ聞き入って小1時間で別れた。聖小屋も小屋番はいなかった。 茶臼岳コルから上河内岳まで二重山陵とその間の池塘、お花畠などとてもいい感じ。 8月25日 快晴 快調、小聖から聖まで1時間15分を1ピッチの速さ。足元には岩桔梗、当薬リンドウの群れ、はるかに富士を望み蒼々とした秋の大空。白い雲、さわやかな微風、幸福感満喫。 天気も良いし、足取りも軽く、小聖より聖へ1ピッチ。聖岳は流石3千m、でかい。 8月26日 曇のち雨 晴れたのは朝のみ。赤石の頂上はさすがに寒くふるえながらガリバルディを喰う。荒川小屋までの予定を変更し高山裏までがんばる。 8月27日 晴れ 雷雨後の涼々しい朝晴れ、小河内岳での眺望は南ア南部では随一。高山植物が盛沢山に花を開いて、マツムシ草や、ひなうすゆき草、とりかぶと、きんぽうげ等が特に目立った。 雷雨後の涼しい朝晴れ。小河内岳からは近くに南ア、遥か彼方には北アの連山が見え、槍に穂高がわかる。北には塩見、仙丈が大きいうねりを作っている。 三伏峠の急坂を下り終え、塩川に出ると空は澄んでいるが高山とは違ったムッとする暑さに身を包まれる。 |