屋久島 宮之浦岳

  
ルート前日  高崎−(バス)−成田空港−(JetStar)−鹿児島空港−(バス)−鹿児島港−(高速船)−屋久島宮之浦港、泊
1日目 宮之浦−(バス)−紀元杉(11:26)−淀川小屋(12:51)−花之江河(14:42)−黒味岳分れ(15:00)−栗生岳宮之浦岳(17:20-25)−新高塚小屋(21:00位?)、泊
2日目 (9:34)発−小高塚岳−高塚小屋(10:47)−縄文杉(11:09)−大株歩道入口(13:15)−楠川分れ(13:58)−辻峠(15:24)−白谷山荘(16:00位?)、泊
3日目 (8:25)発−白谷雲水峡−楠川歩道入口(9:22)−上水道タンクの四ツ角(11:25)−楠川温泉−(バス)−宮之浦、泊
翌日  −(高速船、種子島経由)−鹿児島港−(バス)−鹿児島中央駅−(JR)−隼人駅--友人宅、泊
翌々日 −霧島周辺観光−鹿児島空港−成田空港−高崎、着
日付平成26年(2014年)9月23日
同行者なし
感想 百名山最後の山は、最南端の宮之浦岳が残ってしまった。実行間近に台風の影響が大いに懸念されたが、1ヶ月前に往復の飛行機、空港への高速バス、屋久島での宿泊2泊、鹿児島の友人訪問などを決めていたので、今更キャンセルは出来ないとばかり決行した。
 登山当日の朝は、昨夜からの強い雨が降り止まず、白谷雲水峡から入るつもりであったが、どうも無理なようで南側の紀元杉から入ることにした。安房周辺は雨が降った気配もないようで、正解だったかと思ったが、紀元杉までバスで登ってくると深い霧となっていた。
 淀川小屋に着いたときは、午後の1時前でここで泊まる気にはならず、動き出したのだが、この先は頂上を越えての避難小屋までは長時間要するのに、何とかなると高をくくってしまった。
 頂上に着いたときは、午後5時20分ともうすぐ日没が迫るような時刻であった。逃げるように下りだしたが、間もなく日が暮れてしまった。悪いことには次第に雨も強くなってきた。ホームセンターで購入した安物のヘッドライトで照らしながら道を探しつつ下り始めた。2、3度道を失ってしまったけれど、何とか見つけ出して新高塚小屋に着いたときは、正直ホッとした。
 翌日は、核心部を越えてしまったこともあり、ゆっくり小屋をでた。雨は相変わらずよく降っていた。縄文杉まで来ると、観光客が続々と上がってきて、すれ違いに結構時間がかかった。楠川別れから辻峠までの道は、川のように雨水が流れ落ちてくるところを登っていった。白谷山荘は、元々は避難小屋ではないよな感じの建物で、使い勝手が良くなかった。当初誰もいなく一人で寝ていて少々寂しかったが、後で3人組が入ってきた。
 楠川歩道は、荒れ気味の道だった。しばらく下ると杉の植林地の中に入り、そこは切り捨てではあるけれど、綺麗に間伐されて手入れされていた。集落近くになって配水タンクがあり、そのまわりの草が刈られていて、ちょうど太陽も照っていたので、雨に濡れたザックやその中身、衣類を広げてのんびりと今回の山行や以前の山旅を思い出していた。



鹿児島港からいざ出発開聞岳を横に見て錦江湾を抜ける
淀川小屋 ここで泊まっていたら問題は無かったのに小花之江河
花之江河前方に黒滝が見えた
頂上はまだまだ遠そう宮之浦岳頂上
同期仲間が作ってくれた祝幕を石で抑えて撮る焼野三叉路への下りから永田岳
同じく宮之浦岳を振り返り見る縄文杉
ウィルソン株大株歩道入口に下り着く
楠川分れ 登山道を雨水が流れ下っている一晩お世話になった白谷山荘
さつき吊り橋 昨夜までの雨はやんで朝日が眩しい白谷雲水峡 飛流落しの滝
楠川歩道を下る 歩かれていないようで道は荒れ気味ついに海岸近くまで下ってきた

[TOPページ]