ルート | 1日目 浦河町上杵臼開拓農家泊 2日目 上杵臼−(車)−分校跡−メナシュンベツ川沿い−標高500m二股−南西尾根−楽古岳−往路を戻る−分校跡−帰途 |
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日付 | 1970年(昭和45年)10月10〜11日 |
同行者 | S,H |
感想 | 登山口辺りまで自動車を走らせてきて、ガス欠近くなっているいるのに気がついた。あたりの開拓農家に燃料を乞うたところ、泊っていくよう勧められたので、お世話になった。お風呂に、ボリボリのたっぷり入った味噌汁付の夕食、それに綺麗な寝具のもてなしを受けてしまった。たかだか山登りにしか過ぎない遊びの我々が、まだ生活も楽でないと思われる人たちに負担をかけてしまったのでないかと、胸が痛む。 メナシュンベツ川の右岸にわたる橋は、かなり朽ちていてためらったが、自分の車でない二人に大丈夫と言われ、無理やり渡らせられてしまった。 車道終点からは標高500mの二股まで、沢沿いの道を行き、そこからは標高差ほぼ950mの直登だった。 [Sの記録] 10日の昼、Hの下宿を訪ね、山に誘う。Iに連絡し、マイカー(軽四)で苫小牧に向かう。苫小牧よりI車(マークU)で日高路へ、ニオベツ川とメナシュウンベツ川の出合いの農家にご厄介になる。 11時7時出発、メナシュウンベツ川右岸の廃村を過ぎ、最終牧場の車道終点に到る。登山道入口を間違え1時間程ロスタイム。 左岸沿いの登山道を進み、滝ノ沢、二股を過ぎ、尾根直下へ。尾根筋までは電光型だが、後は直登気味。3ピッチで頂上へ。北に続く山なみが美しく、ソエマツ、神威が背を競っている。遥か彼方にはカムエク、北日高が望まれた。帰りは2ピッチで沢まで下る。登りには大して感じなかった沢筋の道が長い。秋の太陽が牧場の端に近づいていく。札幌帰着22:30 疲れた。 |
メナシュウンベツ沢での渡渉 | 楽古岳西の肩から最後の登り 背後は十勝岳南西尾根・999m |
楽古岳頂上 |