ルート | 滝ノ小屋口(6:30)−滝ノ小屋−八丁坂−河原宿小屋(8:00)−大雪渓(心字雪)−アザミ坂−伏拝岳(10:00)−行者岳−七高山(11:02)−新山(12:06)−御室小屋−千蛇谷−七五三掛(13:50)−御田ヶ原分岐(14:20)−鳥ノ海(14:40)−蛇石流分岐−千畳ヶ原−幸治郎沢−ボタ池−河原宿小屋(16:38)−八丁坂−滝ノ小屋−滝ノ小屋登山口(18:05) |
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日付 | 2006年(平成18年)8月13日 |
同行者 | KY |
感想 | 自宅から登山口までの往復にそれぞれ丸1日で計2日費やすので、登山そのものには1日しか取れなかった。そのため、行動時間は11時間半とかなりきついものになった。 また、十分な準備が出来ず、地図も25千地形図を入手できなかったので、見慣れたエリアマップをさがしたが、これも見当たらずジョイフルマップというものを手に入れたが、見慣れないため、鳥の海に回って河原宿小屋に戻るコースを取ったが、幸治郎坂を下るものと思い込んでいたので、長時間の歩きの後に現地に来てそれが登りと知ってがっくりとしてしまった。 いろいろあったが、やはり鳥海山は東北の名峰に恥じな良い山だった。まず高山植物が豊富だった。滝ノ小屋を過ぎて八丁坂の登りにかかるところからほぼ全山お花畑のようだった。群落になって咲いていたのは、マルバダケブキ、ハクサンボウフウ、チングルマ、ニッコウキスゲ、チョウカイアザミがあり、そのほかにもイワギキョウ、ミヤマアキノキリンソウ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、イワカガミ、ミヤマリンドウ、ハクサンシャジン、ミヤマキンバイ、アオノツガザクラ、イワブクロなどが沢山咲いていた。 地形もコニーデ形の単調なものかと思っていたが、頂上付近の外輪山と新山と千蛇谷の辺りの切り立った急峻さと鳥ノ海から千畳ヶ原を経てボタ池に至る複雑さ及び緑の原っぱの美しさなど色々な側面をもっている山だった。 これほどの良い山でありながら、登山者の数は盆休み中の混雑した状態かと思っていたがそんなことはなく、のんびりと登ることが出来た。 |
滝ノ小屋口登山口駐車場からの鳥海山 | 八丁坂あたりのお花畑 |
黄色のマルバダケブキの群落の八丁坂 | 河原宿小屋あたりのお花畑草原と橋本森 |
河原宿小屋あたりの草原と雪渓(心字雪) | 雪渓脇の登山道とニッコウキスゲ |
登山道脇のチングルマ | 外輪山稜線(伏拝岳)に達し、新山と御室小屋を望む |
外輪山登山道脇のチョウカイアザミ | 外輪山最高峰の七高山2,230m |