![]() サンフランシスコ癒され編◆大都会大観光都市SF 2001年6月27日 サンフランシスコ 時差ぼけもなく、非常にきもちよくお目覚めのきあさん。あいかわらず 朝のSFの空はどんよりしている。八代亜紀が雨乞いでもしているとみた。 お昼頃、一時帰宅したダーリン。あいかわらず、キャップとのいちゃいちゃぶりは アメリカのその姿そのものである。ああ・・・目の端っこでなんか仲良くやってるけど こういう場合、アメリカンはひやかすのかな。やっぱ「ヘイ ジョニー!うちのワイフなんかキスしすぎてまるでタコだぜ。まさしくシーデビルさ! (seaとsheをかけてみました)HAHAHA!」なんて、アメリカンジョークを ぶちかますのだろうか。すいませんすいません、あたしはすみっこで本を読むふりを するくらいしか対応できない負け犬なんですよ。 さて、そんなダーリンとキャップの中で3人でヨセミテいくか〜 なんて話になっていた。まあステキ!ていうか、よせみてってなあに?というくらい わけわかってなかったワタシですが、滝やら岩やらころがっている有名な国立公園だそうで。 いいねー3人で。楽しそうね。とワクワクしながら日程などを練り、ダーリンの休みなどの バランスをとってあさっての朝出発とすることにした。あいかわらず質問系の英語文法しか 知らないアタシは 「何時間かかるの?」「ヨセミテとグランドキャニオンはどっちがでかいの?」など ダーリンに根堀葉堀。どちて坊やか、アタシは。 ![]() せっかくの景色もどんより空。見える山々に緑はナシ このままダラダラしててもいいんだけど、やっぱちょびっとお出かけしようてなもんで 15時前にようやく重い腰を上げ、グレートモールというハイウェイで 40分ほどの巨大ショッピングセンターにいくことにした。 アメリカといえばやっぱあのカートガラガラ、ガロン買いのイメージ。 さあ、どんなヘンテコりんなものが待ち受けているんでしょう。レッツゴウ。 なんとなく今日気がついたが、キャップは日本では全然運転をしていなかったらしい。 アメリカにきて、しかもここ数ヶ月で乗るようになったとのこと。そんな初心者さんとは わからないほどの堂々とした運転っぷり。 ほれ、初心者はどうしても座席をグーッと 前にだして、前傾姿勢かぶりつきで運転て感じですが、キャップはビュンビュン車の とおるハイウェイでも涼しい顔をしている。さすがに、ジャンクションなどは 難しいらしく、ガソリンいれるのに降りたらなんだかちょっぴりコワソウなエリアに たどり着いてもた〜!、なんて 笑える一幕もあったのだけど、そんなのはあたしにはドライブの一部分にすぎない。 楽しみながらナビシートであれこれ話すことに集中するのであった。 アメリカのハイウェイってキモチイイね〜。郊外にでると土漠っぽい風景の山々とかが 見えて「おおおおっもうすこし内地にいけば砂漠ね!?」と 期待も膨らむってもんだ。 実はこの旅国外免許をあわてて取り、ハイウェイドライブも させてもらおうなんて思っていたが、キャップの保険上それが無理というのが判明し、 そりゃムチャなことはやめときましょってなもんで運転はできなかったんだけど、 いやーこの心地よさ。ぜひまたチャレンジしとうございます。今度はバイクの免許を とってボーントゥビーワイルドで。 ![]() キャップママ!娘さんはこんなに成長しましたよ! 迷いながらたどり着いたグレートモール。ひええええ。駐車場が福岡ドームの50倍くらい あるんじゃないですか?(推定)。とにかく駐車場の端から端まで歩きたくないくらいの 大きさ。これは中も楽しみ。わあいわあいわああい。 結局、ここであれこれまよってお買物終了。大したものは購入しなかったが、やっぱサイズが でかいのがあるって素晴らしい。日本人はちいさすぎるんだよ!!(アタシがでかすぎるなんて いうやつぁいねえがー?byなまはげ風)。しかも時計みたら21時とかとっくに過ぎてる・・・ とにかくとにかくヘンなもののいっぱいあったし、電力不足で内部の電灯が半分くらいしか ついてないし、なんだかそのギャップが妙におかしくて楽しかった。キャップサンキュー。 疲れたデショ?帰りにスタンフォードの町に寄り、アナーキーな寿司屋MIYAKEでアメリカナイズ された寿司をぱくついた。うまうま!ああ〜幸せだね。 本日の出費 ※■で表現したものは自分自身で使ったお金。◆のぶんは、 キャップとフタリ分のお金です ■マックポテト 1.4$ ■グレートモールでお買物(CK28.58$ パンツ86.26$) ■スシ 30$ ■KINKO'SでFAX受け取り 6$ 2001年6月28日 サンフランシスコ〜カリストーガ 「きあ、サンフランシスコでどこかいきたいとこある?」 「えっ!わかんない。えーとねメキシコ日帰りとか」 「そりゃロサンゼルスでしょお!ここからだと飛行機になるよ」 「(無知→)えーっ、そうなの?じゃ調べとく」 出発3日前のキャップとアタシの会話の模様をおおくりしました。 そういうわけで、SFになにがあるのか、近郊はどうなってるのかも知らずに 行こうとしているアタシが、あれこれガイドブックなどで検討し、 ここ!ここ絶対行きたいの!と決めて伝えたのが、 本日の小旅行、スパの町カリストーガへのドライブである。 カリストーガ、ちいさなちいさな町ながらも、その地熱を利用したマッドスパ(泥温泉)が うじゃうじゃある、いわゆるのんびりリゾート地。まあ!そりゃもう泥だらけの貴婦人モードでいっちょ 美しくなったろうじゃあないの!とばかりにワクワクとキブンを高めていた。 インターネットで調べると、NET割引用のクーポンのあるスパがあったので、 クーポン片手に一路、北へ向かってGO! ![]() ここSFなんです!後ろにGGブリッジあるんです。信じて! しかしキャップは本当にまめだ。超感動。いつのまにか、ナチュラルに下調べを しておいてくれ、今日もきあを楽しませてくれるために、ゴールデンゲートブリッジ を通って観光ポイントを押さえながらのドライブだ。噂には聞いていたが、 ゴールデンゲートブリッジったら、霧に隠れてよく見えない。 すごいんだな〜海の水蒸気って。でっかくて派手なあの橋の全貌なんか、展望台からも ちっとも見えやしない。秋の京都なみに観光客はいるし、SFって恐るべき大観光都市なんだなと つくづく感じた。でっかい都市のくせに流れる雰囲気が穏やかなのもよろしい。 どんどん田舎風景になる道のりは何時間みてても飽きない!ステキ! ワイナリーが多く点在する ナパやソノマを通り、ようやくカリストーガ到着。あまりに小さくて気がつかずに 通り過ぎてしまったほどのコンパクトさ。さっそくお目当てのゴールデンヘブン ホットスプリングスへ予約をいれ、その時間のあいた隙をねらって小さな通りの ちいさな店で、アメリカサイズのラムバーガーを頬張る。泥温泉たのしみだねーといいつつ キャップは軽くワインを飲んだため、スパまでの5分の短距離をそろそろと 運転させてもらった。「右側通行なんか絶対無理!!左折したら 反対車線はいっちゃうよ!」なーんて感じていたアタシですが、やはり キャップの運転を目で追ってると慣れたのか、意外にスムーズに慣れることができそう。 まあ5分しかハンドル握ってないからなんとも言えないけど、これはやはり ドライブ好きの血がうずくってもんですね。次回はぜひ!!!!(次回っていつ?) ![]() GOLDEN HAVEN HOT SPRINGSの入口。こぢんまりしてて可愛い さあ、受付をすませ、カップル(二人組み用)用の温泉へとおされる。 そこにはなんの愛想もないそっけないL字型の泥浴槽と、ジャグジー、シャワーがついてる部屋だ。 私たちの担当はジェフ。「水着に着替えたら、バスタブに入ってね。 底が熱いから、ぜったい下まで足を入れないで。浮くような感じでね。じゃあ終わったら呼んでね」 ということで、ジェフ様のいいなりになり、よぼよぼと着替えて泥に足を入れる。 「おおおお熱い!」もうこのあたり、ふたりで三人分くらいうるさい。 その後、ジェフはあたしたちの世話をかいがいしく焼く。 もうジェフの虜だ。冷たいタオルでオデコを冷やしてくれたり、なんかぬるぬるする パックを塗ってくれたり笑顔花盛りって感じだ。あたしに惚れるなよジェフ。 20分ほどでマッドバスは終わり。オワリって言われなくても終わりたかった。だって熱いんだもん。 鹿児島指宿の砂蒸風呂もかなりキッツイが、この泥風呂もすごい。でも肌の感触が 相当気持ちよくってウットリしちゃう。シャワーを豪快にあびて、ジャグジーで アヒル隊長とともにマダム入浴タイム(アヒル隊長が本当に用意されてたんですよ)。 「こんどママとこなくっちゃー」とキャップ。ああ、キャップママ、 あなたの娘はよい娘さんですよ! ![]() 笑顔だけど熱くてびびってる。泥の感触キモチイイ(撮影:ジェフ様) これで終わりではなく、今度は荷物を全部もって別室へ。そこは薄暗いベッドルーム。 微かに環境音楽が流れているといった、いわゆるメディテーションルーム風味。 タオルラッピングという、単にタオルでくるまれて20分くらい暗闇でぼんやりするという ただの放置プレイなのだが、これがまた妙にここちいい。 あたしはダクダク汗をかいてタオルがびしょびしょだし、キャップなんか寝息たててる。 ふへー。リラクゼーション万歳。これが終わったらシャワーをあびてフィニッシュだ。 もちろん、ジェフのお世話への感謝チップも忘れずに。 あ゙ーきぼぢよがっだー。鏡みたら顔がつるぴかハゲ丸くん状態だし とにかく体がほぐれた感じ。これからまた3時間くらいキャップに運転させちゃうの、 なんだか悪いわ・・・18時ごろスパを出発し、帰りは来た道を外れてもっと田舎のほうの ルートをまわることにする。地図にのってたヘネシーレイクとやらの ちいさな誰もいない湖のほとりで、買って来たジュースを飲みながら、あれこれ談義に花が咲く。 しかしここ、マジ誰もいなくてコエエエ!!あたしが正直に感想をのべると 「誰もこないから落ち着けるんじゃないの〜」とキャップ。 ああ、さすがアメリ感。キャップの男前さにほれぼれしたのである。 ![]() 誰もいない湖でくつろぐ美人妻ふたり 帰りは違う橋、ベイブリッジという巨大おばけ橋をとおり、 夕陽スポットであるトレジャーアイランドという島にむかう。 日が暮れるのが遅いので、20時〜21時半くらいが、ちょうどすっごいきれいなサンセットと SFの摩天楼の夜景が見れて非常によろしいかんじ。吹く風は寒く、ぶるぶる震えていたけど、 キャップとふたり、のんびり夜景をみていると、心もおちつく。ああキャップ、 わたしあなたとならどこまでも行くわ・・・ とかウットリモードの中、キャップはそんなアタシに目もくれず(?)なにかあるごとに携帯で ダーリンに電話していた。「いまね**にいるよ」「もうすぐ**にいくよ」 とかそんな感じだ。かわいい〜(ヒューヒュー)。 新婚さんらしい、まさにアメリ感炸裂である。 結局23時前に帰宅の途につき、ヨセミテ情報を調べていたらアッというまに2時に。 明日は早起きだから早く寝なくっちゃね。いやーしかしまあ、温泉づかれがどっと出た。 たのしかったしおいしかったしキレイだったし、今日は大満足の一日だった。 本日の出費 ※■で表現したものは自分自身で使ったお金。◆のぶんは、 キャップとフタリ分のお金です ■KINKO'SでFAX受取り 11$ ◆泥温泉 77$(+チップ5$) ◆昼飯 38$ ■ジュースとガム 2.83$ ■ベイブリッジ通行料 2$ |