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妄想放談 (The delusion talk)



  つかの間の玉座(1)
Date: 2011-11-15 (Tue)
 前項続き。

 viva la vidaからどう人形界に持っていくかといっても何のことはない。タイトルで今回の内容はほぼ終了である。:p

 以下、実証に足る情報に欠けるので臆測であるが、'97年からの15年の間に登場した、成人をターゲットにした1/6人形の流れを振り返ると下記の様になる。

'97-99   タカラの黄金期・・第1期
'99-04ごろ ボークス登場→他社並存(群雄割拠・・とはいえない)・・第2期
'04-09ごろ オビツの台頭とmomokoの静かなる(?)浸透・・第3期
'09-    ピュアニーモの時代・・第4期

 第1期については書くまでもないだろう。当時ハイターゲット向け人形を販売していたのはバンダイ、ツクダ、タカラ(セガは独自だったっけ?)といった既存の玩具メーカーであるが、最終的に生き残ったのはタカラである。

 第2期、個人的にこの時代が一番面白い頃であった。
 ボークスが独自路線で参入し一定の評価を得る。
 タカラはクールガールを投入、12インチ系女性素体の歴史を拓く。また、棚ボタ的ではあるがブライス復刻でお洒落系に乗り出す一方でジェニー系はハイターゲット市場から徐々に退いていく。
 ノアドが素体市場に乗り出して玉砕したり、同人系ボディの出現が多かったのもこの時期である。

 第3期。品質面で好評を得たオビツがボークスに代わってキャラクタードールへの採用を勝ち取り、1/3系への進出の足掛かりを得る。
 萌え路線・女玩路線と離れた世界を目指してmomoko出現。桜奈、杏を退け(オウンゴール気味であるが)市場の一角を勝ち取る。

 第4期。ボディ的にはオビツ系であるもこちゃんの流れを取り入れた(?)「幼な気味」系路線のえっくすきゅーとスタート、アゾン自身の独自路線化とともに登場したピュアニーモボディ。この時代にはアゾン以外でハイターゲット向けキャラクタードールを手がけるメーカーはいなくなったため(プーリップ・momokoのキャラクタートリビュートを除く)オビツは1/6市場において個人のカスタム用途向けに落ち着きつつある。
 新旧EBを切り放し1/6から実質撤退したボークスであるが、オークション市場においてEBB系は完全体カスタムドールではオビツより利用率が高い。

(ここで一息)

  『私の治世は良いものではなかった・・』
Date: 2011-11-04 (Fri)
 なんじゃそりゃ(苦笑)。

 時季外れも甚だしいが、Coldplayのviva la vida、最後のフレーズの私訳である。
 反林檎派の私がこの曲をまじめに聞いたのがつい最近のこと(だってほら、iPod....)なので、3年前の曲の歌詞の解釈についての論議は出尽くした様に思われるが、ネット上で見る和訳詞は(歌詞という部分を差し引いても)文章としての矛盾を抱えているように見えるので、私的解釈を試してみたい。なお、こんな事で著作権にひっかかるのも厭なので原詩は極力書かない+全訳はしない方針で。

 「朝、一人で道を掃く」と訳される事が多い部分、直前のフレーズで(1度は)支配の座についたものが少なくとも自発的に行うだろうか。手元にある旺文社の辞書とケンブリッジ大の英英辞書によると、sweepの意味の1つに「衣服のすそを引きずる」「さっと移動する(しばしば強制的に)」[()内後者]というモノがあるので、こちらの方が全体の文意が通りそうである。

『今朝、私は一人眠り、かつて制した大通りを引っ立てられている』

 「古い王は死んだ、新王万歳」とされる個所、実は「古い王」は自分?サビ前の歌詞の構成がフレーズごとに過去→現在の対比と仮定すれば、ここは現在に相当する部分である。(私家訳も文書は一緒だが意味のベクトルは逆)

『民衆の声が聞こえる、「古い王は死んだ、新王万歳」』

「次の壁が迫り」の個所、わざわざtheがついているのはなぜ?ここは良く判らない。
 
 サビ突入。
 「鏡に、剣に、盾になれ、異国の宣教師になれ」とされる個所。多分解釈の一番難しい所で、世間的な和訳詞で一番違和感があるところ。
 英語でなにかを列記する時、andの位置は最後の列記対象の前。ついでにここを「・・・になれ」とするなら相手を示す目的語が必要。
 ちょっと前まで、宣教師が目的語で

『私の遠い宣教師達よ、我が鑑(かがみ)に、兵(→剣と盾)になってくれ』

 と考えていたがなんか違う。処刑当日、引っ立てられている最中にそんなこと願っても遅過ぎる(笑)。
 なのでBeは意味をなさない感嘆詞的なものでは、と。鐘を鳴らし(恐らく整列待機している)騎兵楽隊に対して

『ああ、私の(元)鑑、(元)兵達よ・・・』

 じゃあ宣教師は?私的解釈ではここは次のフレーズ(goneで切る)とひと繋り。

『宣教師よ、もしお前達が何かの理由で去ってしまったら、私は(無実を?何を?)証明する事ができない』

 で、冒頭の一文へ。2コーラス目以降のButはおそらく意味的に直前フレーズ「それは誠実(or正当・尊敬できる)な言葉ではない=そう言わ(れ)ない」に順接。個人的にhonestにはhonor(栄光)のニュアンスを持たせたいので

『私の治世は良いものではなかった・・』

 宣教師のくだりをgoneで切ると、次の文はThere is never never..となってかなり強烈な否定の印象。


で、これを人形界に強引につなげるが、それは次項にて。

  雑記ーいろいろな寿命
Date: 2010-12-27 (Mon)
 いつか書こうと思っていたが、放りっぱなしだったネタ。

 形のあるなしに関わらず、物は皆いつか壊れるということで、当サイトに関係のある幾つかの事象について、経験の範囲で経年劣化による寿命を書いてみたい。
 あくまで当サイトでの経験による物なので、保存・運用環境によって大きな差が出る事を予めお断りしておく。

 ・ボークスEBB系ボディの手首パーツが黄変・硬化して自然崩壊(!)するまで
  ・・・・数カ月
 ・染色したサランの色素が分解して地の色に戻るまで
  ・・・染色後3〜5年
  (経験データは青や緑など寒色系のみ)
 ・染色後に植毛したサランからヘッドに色移行が始まるまで
  ・・・遅くても植毛後半年〜1年
 ・ノアドロームの蓄光サラン(色番号48・49)が劣化して変色するまで
  ・・・5〜7年
 ・EG2重肘関節が崩壊するまで
  ・・・作成後3〜5年
  (外殻のエポパテが経年収縮してクラックが入る)
 ・ABS製パーツの経年変色が目立つようになるまで
  ・・・おおよそ4〜5年
 ・ウレタンキャスト製パーツの経年変色が目立つようになるまで
  ・・・おおよそ3〜4年
  (普通肌系の場合。白肌系は更に1年前後早い)
 ・古いボークス系ヘッドの経年脱色(白くなる)が目立つようになるまで
  ・・・おおよそ5〜6年
 ・瞬着によるABSとウレタンの接着がはがれるまで
  ・・・おおよそ5年
  (大抵、ウレタン側が経年で収縮して起こる)
 ・タカラトミー系軟質ボディの経年劣化による崩壊
  ・・・ポーズによるが4年前後
  (肩など曲げの大きい個所にクラックが入る)
 ・当サイト記載の方法によるボークスEB系の足首改造
  ・・・いずれの方法でも長くて5年
  (足首パーツが関節の内圧に負けてクラックが入る)
 ・環境ホルモン問題以降、PVCパーツの塗装面がべたついて来るまで
  ・・・最短で半年、気温に比例して進行が早くなる
  (既製品ドールヘッド、手塗りカスタムヘッドも含む)
 ・同じくPVCに貼ったデカールがべたついてくるまで
  ・・・最短で2週間(当サイト内技術文書参照)
 ・布服からABSパーツへの色移り発生
  ・・・着せっぱなしで1年
  (タカラトミー服×ボークスボディで発生)

 当サイト記載の技術はともかく、現在の1/6クラス着せ替え人形が製造直後の状態を維持できるのは、特に経年変色の問題から3ないし5年前後が限界で、それ以降は何らかのメンテナンスが必須となることが予想される。

 ついでなので、当サイトの寿命に関して。
 過去項目「言い訳ついでに」の続きになるが、技術解説はともかく古い写真を長く掲載しても意味はないという結論に達し、「AMP事務局」セクションはひとまず終了とした。今のところ再開の見通しは経っていない。
 技術面に関していえば、今は硬質系から軟質系(オビツSB/SBH、ピュアニーモなどPVCパーツが主要部分を占める)ボディへと主流が変わりつつある様に見える状況で、当サイトの記述は早晩意味を為さなくなる物と思われる。
 一応その当たりが当サイトの寿命が尽きる時と判断しているが、実際どこまで維持していくかは決めていない。

  どーでもいい覚え書き
Date: 2010-08-12 (Thu)
 前項続き。

 NC4がらみの検索を掛けていてこんな記述を発見。

(以下引用)
 インターネットエクスプローラー6以降やネットスケープ6.xやオペラ6.0以降やインターネットエクスプローラー4.0以降などはCSS2の仕様通り、 floatの横に流し込むのは内容だけである。しかし、ネットスケープ4.xでは、仕様と違って、後に続く要素のボックス全体が流し込まれるのである。
(引用終了)

 当サイトはCSS1基準(※)なので微妙に異なるが、引用通りの状況(フロートのボックスが後続のボックスに『乗らない』で、マージンごと『押し出して』表示する)をローカルで再修正中の文書では確認している。(※2)
 ただ、どういうわけか

「裸の(ブロック要素に含めず、BODY直下インラインのままの)画像要素に直接フロートを掛けると、後続のボックスに『乗っかる』」。

 現在サーバー上にある当サイトの文書は、この謎仕様を利用してレイアウトを行っている。一応NC4でもFx3でもIE6でもほぼ意図どおりの表示は出来ているので、見た目だけなら良いようにも思えるが、HTMLソースが気持悪いのでもう少し考えたい所。

※ 毎度お馴染みW3Cの検証機にかけると「CSS2.1でも大丈夫」とは言われるが、そのつもりでは書いていない。:P

※2 フロート指定のボックスが後続のボックスに『乗っかる』イメージについてはこちらを参照。
http://www.ibm.com/developerworks/jp/web/library/wa-css/

(追記:レンダリングされない要素、例えば半角スペース1個だけのリスト項目にスタイル指定しても反映されない。半角1個の段落はブロック要素としての改行が入るためか有効。)

  更なる言い訳ーレイアウト絡み(長)
Date: 2010-08-08 (Sun)
 前々項「言い訳」がらみ。

 HTMLバージョンアップで現状最大の問題がレイアウト。
divを使わず(試してみたが、結局後述の問題で結果はなくても一緒)疑似2段組積み重ねレイアウト、さらにオールドブラウザ対応と言う所が困りどころ。

 表示スタイルとして疑似2段組が最適かどうかは怪しいが、技術文書や写真集で写真と文書(しかも日英)を直列に配置すると、ページがものすごく縦長になって読みづらい。
 普通にフロートさせれば良い気もするが、写真の幅がでかいうえ技術文書では文書が写真より長くなる事もあるので回り込んだ時の見た目が余りよろしくない。

 最後にブラウザの問題である。以下昔話が入るが、適当に読み飛ばしてほしい。

 当サイトは、個人的な最低表示基準をNetscapeCommunicator4.61(以下NC4)に設定している。
 サイトができたばかりの頃は移動が多く、メインの作成環境は8時間の長時間駆動が売りだったCGA(※)の携帯DOSマシン。当然動くブラウザはテキストブラウザ、画像は別途に個別ダウンロードしてからグレースケール変換して閲覧、なんて世界である。
 サイトトップに「Lynx系でも見られるかも」なんて書いたのも懐かしい話で・・・いや。まあいい。
 その後あれこれの変遷を経て、現在のメイン環境は自作のAT機である。Windows機ではなく、国内的には拾う骨すら風化した感のあるシステムであるOS/2の日本語版最終バージョン(※2)が大きな支障なく稼働している。
 このOS/2国内最終版にデフォルトで搭載されているブラウザがNC4である。OS/2上では海外有志の手によってMozilla系ブラウザの移植が現在も続いている(有難いことに、Win版とリリース速度もそれ程変わらない)が、OSデフォルトということもあり動作が軽く、ローカルにあるHTML文書を見るには便利である。
 ところが、NC4はHTML3.2の頃にはともかく、4.01やXHTML、CSSで記述されたサイトを見るには問題のあることで有名らしく、当サイトも書替えを行った結果はまっている最中である。
 NC4などオールドブラウザは切り捨てるのが、今どき(有る意味)正しいデザインなのかも知れないが、まずありえないとしても素のOS/2でデフォルトなら誰かがそれで見ている可能性はあり、不完全であっても対応させたいのが個人的なこだわりである。

※ もはや死語どころではないかな? メーカー名でない事だけは書いておく。 

※2 海外では、IBMからライセンス供与を受けたデストリビューターが本家のサポート終了前後に製作されたサードパーティ製やオープンソースのソフトを統合し、eComStation(eCS)という名称でリリースを続けている。
 余談だが、現状eCSの日本語版がリリースされる見込みは非常に薄い。

  言い訳ついでに
Date: 2010-07-31 (Sat)
 前項の続きだが、微妙にずれるので別項目。

 自サイトに人形写真を載せる意味は何だろうかとふと思う事がある。
 現物は売却あるいは廃棄しなければ自分の手元にある。経時劣化を無視するなら、あえて写真化しなくとも首をちょっと横に向けるだけで自分が選んだ「自分だけの良品」を眺める事ができる。
 特にカスタムするでもなく、また衣装類も完全に購入に頼るならクローズドな満足は手元の現物だけで完結するはずである。
 
 写真を撮ってサイトに載せるということは、当然ながら他人(※)にそれを見てほしいという事になる。その認識で合っているだろうか。
 余談だが、私が属する海外系コミュニティではアップした写真に対するコメントで「シェアする」という表現が時々使われる。撮った写真を公開すると言う行為には、他人と写真を通して意見や感想を「共にする」という意味が暗にあるということか。

 (まとまらないので、この項目不定期に続く)

※ 何らかの閲覧防御を取っていない限り、その対象者は全世界に及ぶ。

  言い訳
Date: 2010-07-31 (Sat)
 今回は精神衛生上の吐き出し(失礼)。

 サイトトップでは8月付けとなっているが、本日付けでhtmlバージョンアップの作業をひとまず完了。
 ちなみに最後まで残っていたのは写真集である。

 とはいえ、現状は表面上html4.01に見えるだけで、ソースを見ればお解りのようにレイアウト的にもhtml文書的にも旧版より退化している。
 何が問題かといえば、もはや生理的に受付けないほど嫌divレイアウト(※)にもかかわらず、普通ならdivかテーブル前提のレイアウト構成(左に固定幅の写真、右に可変幅のテキスト)を要求していること。
(ついでに書くと、意味論上写真とテキストは分けたくない。)
 どうも現状(というか以前)のレイアウトその物を見直す必要があるようだ。
 写真集と保有機一覧については削除しても問題ないかもしれない。ふむ。

※ 他人のサイトについてはサイト主の問題だから構わない。自分でソースを見て書く上で、divのネストは考えるだけで気分が悪くなるというだけの事。  

  妄言ー「1/6」の終焉
Date: 2010-07-21 (Wed)
 既に今年6月時点での発表ではあるが、アゾンインターナショナルは従来25cm級で展開してきたピュアニーモ素体を21cmから27cmまでの4カテゴリーに拡大するとともに、衣装サイズの表記を素体サイズに合わせることを発表した。
 おそらく、今後発表される衣装はこれら素体を基準とするデザイン及びサイズになると思われる。(※)

 これを踏まえて、20〜30cmクラスの人形における素体サイズと対応衣装の関連による主な勢力を妄想すると以下のようになるだろうか。

1)リカジェニ陣営・・・タカラトミー
2)オビツ陣営・・・オビツ+パラボックス
3)ピュアニーモ陣営・・・アゾン
4)Momoko陣営・・・セキグチ+ペットワークス 
5)ブライス陣営・・・CWC
6)プーリップ陣営・・・グルーヴ
7)バービー陣営・・・マテル
8)ボークス陣営・・・ボークス
9)12インチ陣営・・・BBI、TTL、ホットトイズ他
10)ベッチー陣営・・・トナー
11)その他、独自造形陣営

 この項目の対象外ではあるが、無視できない勢力として他に
A)1/12陣営(便宜上エンジェルデバイスを含む)
  ・・・ノアドローム(+アゾン)
B)小サイズキャスト陣営・・・海外系多数
C)ワンダ陣営・・・スタジオウー(+アゾン?)
D)でこニキ陣営・・・ペットワークス(?)

 今後これら各陣営の人形間で素体の差異が広がるとともに、衣装の共用性が失われていく事が予想される。それと共に、各陣営のコアなユーザー間では今でも2ch当たりで地味に繰り返されている下らない争いが増えることが予想される。(※2)

 メタな分類としての1/6は、かなり近い将来に消滅してしまうのかもしれない。

 ところで、既に別ジャンル化したMomoko、ブライス、グルーブ、12インチの各陣営を除き、こうした細分化で一番割を食うのはアマチェアの衣装製作者ではないだろうか?
 爆乳系か否かの差を除けば全高表記で大体のイメージが掴めていたものが、今後は対応素体を明記しておく(あるいはお馴染みの質問、『○×には着せられますが』にいちいち答える)必要が出てくることになる。
 一方で買手もサイズ互換情報を自分で試行錯誤して集めるか、手持ちの人形に対応が明示された衣装に限って購入していくかの選択をすることになる。
 これは作り手、買手双方あまり面白くない事になるのではないだろうか。余計なことだが心配である。

※ これまで他社ボディを乗り換えながら、それぞれに対応した衣装をリリースしてきたアゾンは、今後しばらく衣装ラインナップにおいて自己矛盾を抱えることになる。現在保有する衣装在庫、特に27クラスの扱いはどうするのだろうか。

※2 以前と異なり、ジャンル細分化で単一種の素体しか持たない人形者も相当増えたと思われる。今後その傾向は進んでいくのではないだろうか。 

  雑記ーカスタムワークの平行進化(2)
Date: 2010-07-12 (Mon)
 今読み返すと、前項は性善説に過ぎる面がある。これはよくない。
 類似を恐れて何もしないより何かした者が勝ち、という考えに違いはないが、「知らない振りして盗用」を勧める訳もない。

 引用は引用として正直に申告して、その上でなにがしかの変更があるなら併記すれば目くじら立てる程ではない、というのは甘過ぎだろうか。
 アンテナ低くて本当に他所の情報がないのかどうかは当事者しか知りえないこと、外部から類似を問うてもあまり意味を為さない。
 「ときたま疑惑」のようにかなりブラック度が高く見えても当事者が黙ってしまえば詳細不明、と言うよろしくないケースも有る事はあるのだけれど。

 
 (このテーマ不定期に継続の可能性あり)
 

  雑記ーカスタムワークの平行進化
Date: 2010-07-10 (Sat)
 まぁ、当たり前といえば当たり前な話。

 春ごろ入手したまま放置していた旧EB系のカスタマイズ済ホディに、首周りの接合面で2mm近く開いている個所がある(元からのものらしく、対処に苦慮した跡がある)のでプラリペア充填するついでで再分解してみた。

 胴体周りと首のボールジョイント化を除いて、股関節の置換などほとんどの加工個所が当サイトで行っているものと同じである。
 このボディでは当サイトと違い3mm軸のポリパーツが使われているなど微妙な違いはあるが、目的が一緒で素材が一緒なら方法も一緒になる、さながら平行進化のような様相である。

 オークションで品物のやり取りをするまでまったく面識のない同士が同じような事をしていることを面白く感じたが、同時にふと思ったのは

 こうした平行進化が起きうる状況で、2chをはじめとするSNS界隈で云われるさまざまの盗用疑惑というのは本当に成立しうる物だろうか?
 目標が一緒なら結果も大体似たようになるもので、外部からの相関関係の証明は困難ではないか?

 裏を返せば、無用の疑惑を問われないためには他者と違う所に目標をおく必要があると言う事だが、はて。
 作りたい、手にしたいから目標にするのであって、他者とかぶることを恐れて手を封じてしまうよりは求める物のために手を動かす方が良いと思うのだが。

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