ツーリングレポート ★★宮崎軽便鉄道跡ツーリング★★ 2008年5月

その昔、南宮崎から青島を経由して内海まで堀切峠下の海岸線を黒煙を上げながら軽快に「宮崎軽便鉄道」が走っていた。
今回はその路線跡をたどってのツーリングだ、持って行くものは昭和33年の1/5万地形図と現在の地形図のふたつ。

まずは観光地にもなっている県庁を表敬訪問、さすがに観光客が多い。

宮崎軽便鉄道のスタート「南宮崎」から「青島」間は現在のJR日南線の路線と重なるので線路脇の市街地をうろうろと走ってみた(写真は昔ながらの曽山寺駅)

市内と違って現在の日南線も寂しい路線だ。
子供の国駅、小学生のころこの響きに夢見たユートピアだ。

青島駅から宮崎軽便鉄道路線跡JR日南線と別れて大きくカーブする。これからが新旧地図とのにらめっこツーリングの始まりだ。

いきなり昔の鉄橋跡を発見! レンガ造りの橋台で宮崎の歴史遺産に登録してもいいくらいの素晴らしさだ。

さらに路線跡は砂利道となって民家の間を抜けて続いて行く、少し藪になって、ここからは歩きだ。

登山で鍛えた藪こぎとコンパスを使ったルートファインディングが役立つ。・・・ところで今日はツーリングだったのでは?

やがて路線跡は突浪川で途切れる。足元に橋台が残るのみで橋の跡は今は何も無い。

再度バイクに戻り街中の舗装路を旧折生迫駅跡(ここにも当時の面影はなくなっていた)付近を通り遂に海岸に出た。

白浜海岸だ。

路線跡はオートキャンプ場を通り抜ける道路だが立ち入り禁止なので仕方なく迂回する。

戸崎鼻の観光ホテル前を通るといきなり海岸沿いの防波堤に出た。

ここからが今回のツーリングのハイライト。

数キロに渡って鬼の洗濯岩を見ながら快適なシーサイドラインだ。
宮崎軽便鉄道跡は舗装された路面のやや右側の一段高い藪に覆われた畑のようなところの様だが、ほとんどトレースしていると思っていい。

堀切峠下のシーサイドライン路線跡を快適に走るとやがて終点内海に到着。この道は今回発見したバイクにはもってこいのところです是非一度走ってみてください。

これで宮崎軽便鉄道跡ツーリングは終了ですが、ついでに宮崎観光のメッカ日南海岸を南下してみました。

旧サボテン公園:今は閉鎖されて荒れ放題です、それでも頂上までたくさんのサボテンはしっかりと花を咲かせていました。

鵜戸神宮:亀石の背中に運玉投げ女性は右手男性は左手で

都井の岬の岬馬:約120頭の野生馬が放牧されています、性格はおとなしく一日中草を食べており草原はきれいになって太平洋の海原と空の青さがまぶしい。

帰りは堀切峠を走ってみた、最近ここをバイパスするトンネルが完成したがやっぱり日南海岸はここを走らなくちゃね。
バイクの下に見える海岸線が宮崎軽便鉄道が走っていた路線跡。

最後に

今回ツーリングのきっかけは50年位前の日南海岸の写真だ。堀切峠眼下、鬼の洗濯岩の間近に汽車が走っているではありませんか、目が釘付けになってしまい、この鉄道跡を探してみたわけです。

宮崎軽便鉄道は50年くらいに亘って宮崎交通で活躍したのですが時代の波には勝てずバス路線に変わり昭和36年に国鉄日南線開通とともにその存在を終えました。

なお、左の50年くらい前の写真の機関車とトップの私が乗っている機関車は同じ物です。

参考文献:宮崎交通鉄道部

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