9日(6:50)池袋→(10:40)越中宮崎海岸駅→(13:10)市振駅→(17:30)池袋
押し寄せる日本海の荒波 |
朝日町の宮崎海岸まで初「石」もうでにいった。どうして「ヒスイ」もうでない のかは、武士の情けで問わないでほしい。冬型の気圧配置が一時的に緩んだから チャンス到来と、急に思い立って電車に飛び乗った。思ったとおりヒスイ海岸は 風もほとんどなく、暖かく穏やかな天気だった。しかーし、宮崎海岸に着いてが く然とした。
波が高い。こ、これが日本海の荒波か。海岸線がいつもより数十メートルほど後 退していて、ほとんど砂浜になっている。波の高さは3メートルほどだが、グワァ グワァーン、グゴゴゴーンって感じで押し寄せる波は恐ろしく腹の底まで響く。 これじゃあ、ヒスイ探しどころではない。天気がよくてもこれだもんね。冬の日 本海のすごさを思い知った。少し東に歩いてみると、テトラ前は少しだけ石が集 まっている。陸の方を向いて石を見ていたら、大波に足元をすくわれそうになっ た。危ない危ない。こんな状態では、ヒスイ探しに集中できっこない。早々と退 散かとも思ったが、もう少し粘ることに。
そんな状態でも軟玉をいくつか拾う。透明度が高く、磨けばそれなりの「玉」に なりそうだ。転がっていた赤玉を割って、碧玉も確保する。母岩の絡んだメノウ もゲットする。雑魚はこれくらいで十分だろうとヒスイに的を絞って東に向かっ て進む。海岸にはちらほらとヒスイ探しの人が見える。しかし、砂浜ばかりで石 が少ないので条件はよくない。
天気はいいんだけどねえ |
一応、波打ち際を見ながら歩くが、これじゃ見つかっても拾えっこない。波の音 が空しく響く。せめて大波をかぶってぬれないようにするくらいだ。境海岸はテ トラが入り江のようになっている場所もあるが安心できない。テトラにはさまれ て狭くなった入り口を通ると、波が収束して返って高くなるような気がする。もっ と荒れたら、テトラなんか気休めにしかならんだろうな。
戦意喪失しながら一応、境川河口まで歩く。ここから越中宮崎海岸まで戻るか、 市振まで行くか。地図ではちょうど中間のように見える。まだ通ったことがない ので国道を市振駅まで行ってみることにする。「道の駅」を過ぎるとすぐに駅。 境川からちょうど20分くらいか。すぐに電車がきてラッキー。糸魚川で「はくた か」に乗り換えて帰る。越後湯沢周辺はやっと雪に覆われ、雪国らしくなってい た。