11日(8:00)大泉学園→(9:30)正丸駅→(10:50)正丸峠→(11:50)伊豆ケ岳頂上→ (13:20)南川公衆トイレ→(14:50)西吾野駅→(16:00)大泉学園
化石を探しに伊豆ケ岳に登る。いつもと違って正丸峠から登り、花桐へ下るつも りだった。ところが、よくルートを確かめもせず適当に下山したため違う場所に 下りてしまった。間違いに気づいたのは駅が相当近くになってからだった。まっ たく情けない。
昨日の失敗は明らかに山慣れしてないことが原因。最近まじめに登山してないか らなあ。そこで化石採集も兼ねてトレーニングのために勝手知ったる伊豆ケ岳に 出かける。大蔵あたりはユリとオオバギボウシがちょうど花頃だ。馬頭観音でい つもの道と別れる。上流に行くと石灰岩が現れる。ときどき観察してみるがフズ リナはなかなかない。とりあえず数個確保して、後でじっくりと調べることにす る。
伊豆ケ岳頂上のチャート |
やや増水気味で沢のようになった道を詰めるとひと登りで正丸峠。茶店の裏から 直接登山道に進む。きょうは曇りで風もあるので尾根道は涼しい。男坂は相も変 わらずの「落石注意」看板に「自己責任」が加わった。木が生い茂って岩場の全 容がわからなくなったのは残念。女坂を上り詰めて頂上に立つ。この日は不思議 と途中で誰にも会わなかったが、さすがに頂上だ。1組2人いた。頂上もヤブっぽ くなり展望が悪くなったような気がする。夏だからだろうか。
ここから花桐へ下山する場合、少し男坂方向へ戻って下ることになる。しかし、 このときは古座山との鞍部に下ってしまった。自分が伊豆ケ岳で登山道を間違え るはずがないと思い込んでいたため、地図で確認もせずにガンガン下った。異変 に気づいたのは50分ほどで林道に出たとき。花桐コースはもっと難所で時間もか かったし、谷も深かったような気がした。納得いかないところもあったが、自分 が花桐コースを下っていると思い込んでいたので、別のコースだとは全く思わな かった。
南川の公衆トイレ、上久通、下久通など次々と花桐とは違う地名が出てきても 「上流部は違う集落名だったかな」くらいしか思わなかった。川の転石に気を取 られていたこともあるが、このコースは以前に一度下ったことがあるので、その ときの記憶とがごっちゃになってしまっていたようだ。知っている地名や風景な ので返って安心感があった。花桐への分岐点も全く気づかずに通り過ぎた。
西吾野と正丸への分岐点の橋が見えたところでやっと我に返った。正丸峠で開い て以降2度目の地図をみて、初めて自分の間違いと愚かさを悟った。山登りでは いつどこでも油断したときに間違いをおかすことを改めて思い知った。しばらく はまじめに登らないといけないと思った。