奥武蔵マンガン山巡り3


21日(11:24)大泉学園→(12:02)飯能→(13:00)下ケ坂→(13:20-15:30)鉱山跡→ (15:53)下ケ坂→(16:50)飯能→(17:40)大泉学園

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桜がちょうど盛りなんだけどねえ

マンガン山を求めて名栗までやってきたが、季節は春真っ盛り。山桜の花びらが 舞い、ツツジは満開だ。何が悲しゅうて暗い杉林の中でズリを掘らなきゃならん のか。欲に目がくらむとゆとりがなくなるのか、鉱物採集に夢中になっていると ついつい季節感を忘れてしまう。石もいいけれど、花や山菜も押さえなければ、 真の自然愛好家とはなれない。

バスを降りて南側の斜面を小沢に沿って遡行する。ちょっと悪いが無理して進む と左岸に道を発見。かなりしっかりした踏み跡を5分ほどたどると鉱山跡に着く。 この辺りにはマンガン山が3カ所もあった。しかし、この鉱山がそのうちのどれ かは全く分からない。入り口に真っ黒な石が散らばっている。ここがズリのよう だが、あまり量は多くない。少し進んで様子を調べる。平らにならされた建物跡 で落ちている石を調べる。珪石はたくさんある。でも、マンガン鉱物はいまいち。 なぜかヤコブス鉱は目に付く。たぶん、ハウスマン鉱も混じっているだろう。桜 の花びらのように明るいピンクの菱マンガン鉱かバラ輝石を期待したのだが、空 振りのようだ。

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鉱山跡らしき石垣が残る

最初のズリに戻って少し掘り出した石を割っていると緑色の部分が出た。結構立 派なテフロ石だと思ってトリミングしていたが、どうもちょっと様子が違う。よ くみたら緑マンガン鉱だった。「しまった」と思ったときはもう遅い。緑の部分 は半分くらいになっていた。ここの緑マンは浜横川のものより明るくて見栄えが する。しかし、結晶してはいないようなので急いでエナメルを塗る。まさか緑マ ンが採れるとは思っていなかったが、持っててよかった。

気をよくしてこの後30個くらい石を割ったが、後はさっぱりだった。結局その他 の成果は脈状の菱マンガン鉱、ちっこいバラ輝石程度。サンプルはたくさん持ち 帰ったが、標本になるようなものは少ない。それでも、緑マンがあったから良し としよう。小さなズリだが、掘り返せば何か出るかもしれない。でも、多大な期 待はしないほうがいい産地だろう。

名栗のマンガン山はここ以外に2カ所まだあるらしい。後、芦ヶ久保方面にもも う一カ所目をつけている場所があるんで、まだまだお宝を掘り当てる可能性は大 いにある...と思う。いやいや欲に目がくらむとろくなことがないので、ほどほ どに探そう。それにしても名栗村がいつの間にか飯能市になっていたのには驚い た。名を捨ててまで取る実が飯能市にあるのだろうか。