伊豆ケ岳ダブルヘッダー


24日(7:45)大泉学園=(9:00)正丸駅→(10:05-10:15)伊豆ケ岳→(10:50-11:00) 馬頭観音→(11:53-12:10)伊豆ケ岳→(14:00)正丸駅=(14:10-14:49)芦ヶ久保 =(16:25)大泉学園

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氷が冷たそう

退院後のリハビリ第一弾。伊豆ケ岳を一通り登るだけではつまらない。しかし、 一日に2度登れば、同じ山を登り返すのは精神的にもきついから、それなりの訓 練になるだろう。

第1ラウンドはアプローチから飛ばす。雪はないが、沢水の飛まつが氷のオブジェ クトになっていて、見るだけで寒くなる。急登を登り切ると体があったまる。こ こまで快調に飛ばしてきたから、少し休憩モードでスピードを控えて進む。尾根 に出ると風が冷たい。このあたりで何人か抜く。電車の着く時刻に合わせて登山 者がかたまっている。

男坂には1組が取り付いていた。相変わらずロープは張ってあるが、立ち入り禁 止にはなっていない。その代わり、「自己責任で」という看板が立った。ほお、 登れるのか。しかし、先行者がいては落石が怖いので今回はパス。女坂方面に進 み、途中から山道を詰める。急坂だが、荒れてないので歩きやすい。一気に登っ て三角点にタッチ。シュトレーンを食い、お湯を飲んですぐに下る。まだ道半ば にも達していない。下りは女坂。かなり荒れていて歩きづらい。

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冬枯れの伊豆ケ岳頂上

正丸峠へ分岐を過ぎてからは走るように下る。多少凸凹していても、極めて快適 に飛ばせる。入院で落ちた体力よりも、右目の焦点が合わないことによるバラン スの欠如に不安があったが、まったく心配ない。手術前より使える目になってい ることを実感する。ちょっと、安心していいかも。

余力を残して登山口の馬頭観音に到着。ここからが本番。ストレッチをして、再 スタート。足に疲れを感じるのでペースが上がらない。暑くて汗が出る。急坂の 手前で上着を脱ぎ、半そでになる。ところが、この斜面には北風がもろに吹きつ ける。めっちゃ冷たいが、途中で止まればもっと寒い思いをすることは明らか。 急いで登り切り、上着をはおる。ここからは少しゆっくり歩きたいのだが、うま くペースを落とせない。メリハリが利かないのは疲れが出てきたためか。稜線で 何組か抜く。

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馬頭観音から再スタート

今度は男坂を登ろう。ところが、男女2人組の先行者がいる。少し待ってみたが、 岩場の中ほどで止まったまま動く様子がない。トラブルでもあったのだろうか。 落石のきそうなコースを避けて、左側のスラブに取り付く。ここは以前、雪の付 いた時に冬季登はんの練習だといってアイゼンで挑戦し、5メートルもいかない うちに泣きが入った所。今回はランニングシューズだから楽に登れる。上部の様 子に注意しながら一気にいく。

あと10メートルで追いつくというころになって先行組がもそもそと動き出す。登 山靴で鎖をつかんでゴボウで登っている! 岩場でもたもたされては危なくって しょうがない。かかわりにならん方がいい。右へトラバースするのを見て、左に ルートを取り、急いで上部に抜ける。岩稜を駆け抜けて三角点に2度目のタッチ をする。ふう、これで道半ばかな。食事をしてお湯を飲むが、風が冷たくて早々 に退散する。

下りは足にきているので慎重にいく。大蔵鉱山で一休みしながら鉱物を探す。薄 いピンクの菱マンガン鉱やしましまのヤコブス鉱が簡単に見つかる。だけど、本 日のお目当は地味目のカリオピライト。掃いて捨てるほどあるはずなのに、こん なときに限って出てこないし、らしいのがあっても暗くてよく分からないのは悲 しい。帰りがけの駄賃に水晶も拾い、駅まで走る。下りは足を上げるだけで前に 進む。歩くのと同じくらい楽だった。ランニングシューズって良くできたもんだ。 正丸駅から芦ヶ久保までいって道の駅でソバを食って帰る。