16日(6:20)大泉学園=(9:00)桐生駅=(9:16)茂倉沢入り口→(9:40)林道終点→(13:35)石積みえん堤→(13:56)茂倉沢入り口→(14:05)梅田南小前=(14:36)桐生駅=(16:20)大泉学園
沢が開けた上流部 |
思い立って茂倉沢へいく。あまり深い考えはない。前夜に、気になっていたこと を思い出して急に準備をした。あまり計画性がないのは毎度のことだ。
真っ直ぐ林道終点に向かう。ゴミ捨て場になっている溝に鉱石が埋まっているの を前回にチェックしておいたのだ。掘り返すといくらかは出たのだけれども、期 待するほどは埋まってはいなかった。それでも、ほとんどが目の粗いばら輝石だっ た。外れが多い中、わずかにへき開がはっきりした濃い緑色の鉱物も入っていて ぬか喜びしたけれど、同定するには小さ過ぎてよく分からない。これがバナジン 系の鉱物かはいまのところ不明。
里には桜と梅が並んで咲いていた |
かなりしつこく、細かく砕いていたので、ずいぶん時間を食ってしまった。残さ れた時間で沢沿いに上流を調査する。相変わらず鉱石は少ない。石の下などをさ らって大きめの鉱石を掘り出すが、ほとんどが炭マンだ。アレガニー石、テフロ 石、ヤコブス鉱などの高品位鉱は出てくるが、ばら輝石にはめっきりお目にかか れなくなってしまった。人の割り残しまで手を出してみるけれど、やっぱりスカ ばかりだ。
かすかな踏み跡をたどって石積みえん堤まで遡る。沢は開けてズリらしきものも 現れる。しかし、逆にマンガン気は乏しくなる。この先に坑口があるはずだけど 本日はここまでで時間切れ。今回はバスを見送りたくない。帰りは沢沿いでなく 巻き道を下る。こっちの方が早いがヤブっぽい。
里に出るとちょうど桜の季節だった。桜の隣りに梅も咲いていて、まことにめで たいながめだ。バスの車窓から見た全山桜の城山はみごとだった。ズルして小山 から新幹線に乗ったら超満員でデッキの隅に押しやられた。大宮まで1時間弱だ からしょうがないか。