粘って納得 赤岩坑の二次鉱物


8日(5:50)大泉学園=(7:50)三峰口=(8:30)赤岩橋→(8:40-15:35)赤岩坑→ (15:45)赤岩橋→(16:30-17:00)山鳥河原→(17:17)出合=(18:13)三峰口= (20:45)大泉学園

秩父鉱山への日帰りは、いつもあわただしい。午後のバスは2本しかなく、最終 バスじゃなければ午後2時には帰らなくてはならない。午後5時の最終バスもいち ど乗ってみたいとは思っていたが、そんな時間はたいてい寒いし暗いしで敬遠し ていた。日が長く暖かい夏場に試してみた。

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両側がえぐれたズリ。ここから二次鉱物が出る

時間に余裕があるので砂防ダム付近と中間部も丹念に見るが、めぼしいものは見 つからず。下部は暑くて蚊も多かったが、上部は快適。結局、涼しいこともあっ て上部の土の斜面で二次鉱物などを採集する。異極鉱とともに水亜鉛土、白鉛鉱、 ミメット鉱を採集できた。

水亜鉛土はクトナホラ石の表面を覆う閃亜鉛鉱についていた。吹けば飛ぶような 白いフワフワした土のような感じが特徴。一瞬、カビかと思い指でぬぐってしまっ た。同心円状に広がる針状の結晶もあり、白カビそっくりだ。目が慣れるといく つも見つかるが、見栄えがせずありがたみを感じない。

白鉛鉱は腐った方鉛鉱のずっしりと重い母岩に結晶が付いていた。結晶はギラっ とした強い光沢やぼわっとした真珠光沢。結晶の形はさまざまだが、質感でそれ となく分かる。中には黒いものもあって紛らわしい。

ミメット鉱は、異極鉱がべったりと張り付いた褐鉄鉱の塊の裏にあった。「ミメッ ト鉱は褐鉄鉱に覆われた水晶の中にある」と聞いていたが、この塊には腐ったよ うな水晶しかなかったので、危うく捨てるところだった。肉眼でも黄緑色の結晶 がいくつか見えたので疑問に思ってルーペで確かめた。もっと微細で分かりにく いものだと思い込んでいたので意外だった。母岩からはぎ取るときに半分くらい 飛んでしまったのは残念。

沢を下る途中で緑色のざくろ石も確保した。最終バスにして時間をかけて粘った 成果が出たといえる。事務所手前で強めの通り雨に遭う。時間が押していたので 三峰口ですぐに電車に乗ったが、1本遅らせても西武秩父からの電車は同じだっ た。