シールで失敗 登りが辛い


26日(20:30)阿佐ヶ谷→27日(0:00)目沢山荘、(9:30)山荘出発→(10:07)リフト 終点→(13:07-13:35)根子岳頂上→(14:15)リフト終点→(16:00)目沢山荘帰着、 28日(13:30)目沢山荘出発→(16:30)荻窪

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ガスの中の登り。先頭はOさん

毎年この時期は目沢山荘に泊まって根子岳でスキーをすることになっている。た だ、昨年は白内障の手術をしたことでスキー自体を自粛したから目沢さんのとこ ろに泊まるのも2年ぶりとなる。荻窪を出発すると雨。高速ではいったんあがる も上田は雪。菅平に向かうとさらに激しくなり期待が膨らむ。でも、山荘に着く ころには小降りになった。残念。

翌朝は曇り。天気はあまり期待できそうもないが山に向かう。リフト終点でシー ルを着ける。すでに10数人が先行している。雪は少ない。いつもなら雪にすっぽ りと覆われた木に、まったく雪が付いていない。少し雪が降る。今の時期にして は異様に暖かいのが気になる。

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頂上間近でガスが晴れる

今回はシールを、スキーの中央部だけを覆うキッカーにしてみた。体重がかかる のはスキーの真ん中だけだから、これで十分と思ったからだ。なだらかな斜面は、 たしかに問題はなかった。しかし、傾斜が増すと凸凹が現れる。そののっこしに 苦労する。凹面は中央が浮いてしまうので、シールがまったく利かないのだ。エッ ジを利かせて強引に登るしかなく、無駄に体力を消耗した。今年のように雪が少 ないと凸凹が埋まらなくて辛い。加えて菅平のようにカリカリの斜面は凸凹にな りやすい。キッカーは、もっと雪が多くて柔らかい山が向いていると思った。

標高1800メートルを超えると、ガスに覆われ50メートルくらいしか見通しが利か ない。周囲の景色が見られないと現在位置が分かりづらい。ペースを落として慎 重に進む。地形と雪質の変化、それに記憶を頼りに、おおよその位置の見当をつ け、肩は近いとにらむ。何度もきているから自信があったが、実際はずっと手前 だった。甘かった。勘は当てにならない。こんなときこそGPSを使うべきだっ た。ガスっていても標識は見えたのでルートを外すことはなかった。

肩の近くまでくると、滑ってくるパーティーに次々と出会う。頂上は近いぞと気 合が入る。最後の急斜面を登りきると一瞬、雲が晴れ、日が差す。樹氷がまぶし く輝く。頂上は風が弱く、手袋なしでも平気だった。いっときガスが晴れ、スキー 場が見えた。しかし、天気はよくならなかった。

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頂上は、ふたたびガスの中

下りは快適だった。積雪量は少ないが、乾燥した粉雪は軽い。雪質が良いと素直 にターンできる。スキーがうまくなったかなと錯覚するほど、久々に楽しく滑れ た。もちろん、今回はまじめに練習してからきたので、その成果もある。体を内 側に倒しこむことでバランスよく、美しく滑れたのは事実。だけどやっぱり、こ の滑りは雪質のおかげでしょう。スキーはそんなに甘くない。

雨宮さんとT君は先に下ってしまったので、初心者のOさんに付き添って滑る。 途中まではなんとかごまかして降りてきたOさんだったが、残り4分の1まできて 転倒。足首をひねってしまった。先行する2人はとうに降りてしまい、まったく 見えない。さてどうしたものかと考える。多少痛くても、空身なら降りられない だろうか。Oさんのザックを背負ってびっくり。自分のより3倍は重い。こりゃ、 足をひねらなくても、うまくは滑れないわと思った。

自分のザックからあらかた荷物を取り出し、Oさんのザックに詰める。空になっ た自分のザックを背負ったOさんは「あ、軽い。これなら大丈夫です」となった。 やれやれ、一安心。無理にターンをさせず、キックターンも使って無事にリフト 終点までたどり着く。荷が軽くなったOさんはそのままゲレンデで練習を続けた。 結局、すべての元凶は異常に重い荷物だったことがはっきりした。初心者はあれ もこれもと荷物が多くなりがち。事前にチェックすべきだったなと反省する。

2日目はノーストックで体を倒しこむ練習をする。リードスキーに荷重すること でターンが安定してきた。雨宮さんに「ストックない方がかっこいいよ」とほめ られる。それって、本来の滑りは、まだまだってことかなあ。でも、ちょっとは うまくなった感覚がつかめた。