秩父鉱山でゆるゆる鉱物採集


26日(8:40)大泉学園=(11:30)三峰口=(12:10-13:30)大黒→(14:00)出合→(15:00)三峰口=(17:40)大泉学園

ここのところ、休日はまじめにトレーニングしてきたが、あまり根をつめすぎる のもよくない。たまには息抜きも必要だと久しぶりに秩父鉱山に向かった。しか し、少し気を抜きすぎた。電車の時刻を読み違えて予定していた特急に乗り遅れ た。じゃ次の急行でと思ったら、新聞を読みふけっていて途中駅で乗り換えるの を忘れてしまった。出だしから緩みっぱなしだ。目的地までたどり着けるのか若 干不安になる。

タクシーで大黒に向かう。滝沢ダム上流部がちょうど紅葉の盛り。大滑には茶店 が出ていた。しかし、中津川の紅葉シーズンも終わりに近い。台風9号で崩壊し た道路などはまだ手付かずの様子。川上村方面も小鹿野方面もいまだ通行止めだ。 出合い付近の道路陥没も修理した痕跡はない。

今回は台風で変化した大黒河原の様子を確認するのが一番の目的。河原に降り立 つと鉱石がまったくないことに気付く。対岸に渡っても同じ。ほとんど流されて しまったのか。石を掘り起こしながら下流に向かう。神流川との合流点を過ぎる とやっとちらほらと鉱石が現れほっとする。しかし、結晶した鉱物など皆無の状 態で失望する。収穫といえば黄安華の付いた輝安鉱くらいか。初めて採集する鉱 物だが、小さな晶洞の中に自形結晶が見られるので間違いないでしょう。ほかに も怪しい二次鉱物を採集したが、こちらは正体不明。

日がささない河原は寒い。手袋がないと一時も仕事にならない。お目当ての二次 鉱物もあまりないので粘る気がしない。さっさと引き揚げる。台風で河原の鉱物 が流れ去ったわけではなく、採集ポイントが大きく動いたようだ。出合はかなり 有望なポイントになった。これまでの蓄積はチャラになるけど、調べれば掘り出 し物があるかもしれない。

三峰駅前のソバ屋で天ぷらそばを食う。漬物がうまかった。店のおばちゃんには 完全に顔を覚えられてしまった。