なんでも、やってみなけりゃ気がすまない。
やってみて、初めて見えてくるものもある。

といわけで、とりあえず、いろんなことをやってみました♪


TOPに戻る  


<武者行列>

武田信玄祭 武田太郎隊の鳴り物隊として参加(ちなみに天気はどしゃぶりの雨・・・^^;;)

私は、知る人ぞ知る、戦国・幕末マニアである。
それが嵩じて、数年前に武者行列に参加しました。

全国に武者行列は数あれど、よそ者が参加できるものが、なかなかない!
参加したい、したいと思いながら、数年の月日が流れたとある日、ひょんなことから、
友人がJR企画の「武者募集!」を見つけてきまして、とびついたわけです。

戦国武将の中で人気の高い甲斐の国の君主、信玄公の武者になれたのだ!わーーい♪
ちなみに、私は、真田幸村の大ファンなので、できれば真田幸隆隊(幸村のおじいちゃん)に!
と思ったが、そんな人気の隊によそ者がなれるはずもなく、私は、武田太郎隊に。
武田太郎は、勝頼よりお兄さんのはずだが、信玄公の跡を継ぐこともなく、すぐ死んじゃって
歴史にその足跡を見出すことはかなり難しい人。よそ者にはふさわしい配置である(^^;;;)。

と、ここまで入力して、「はて。太郎さんてどんな人?」と気になって、手持ちの武田信玄関連本を
読み始めたら、全然関係ない記述に魅せられて、読みふけってしまった(^^;;;)
かなりの冊数があるもんで、ほとんど徹夜。当然のごとく更新断念(笑)。
こうして、今日、リベンジである。

♪武田太郎について昨日調べたことはココ

さぁ、武者に変身開始!

部屋に入ると、ズラーっと着物が並べてあって、名前を呼ばれた順に自分の衣装の前に立つのだ。

あるある。ものすごい兜やら、ハデな威の甲冑。
そして、きれいな色の娘子隊の着物。地味ぃ〜な雑兵の衣装もチラホラあったが、そんなの
はなっから眼中になかった私は、ひときわ目立つ兜にみとれていた。

と、その時、私の名前は呼ばれたのだった。

私と友人に与えられた任務。
それは、
鳴り物隊。
隊ったって、「番号イチ」「に」で終ってしまう程の隊である。どうだスゴイだろー(^^;;;)
衣装は、眼中になかった雑兵の紺色の地味なやつ。
勿論、兜じゃなくて、三角笠さ(正式名称は知らない)。

そして、当然、手に持つのは、槍やら鉄砲ではなくて、鳴り物の法螺貝とドラ。
かろうじて腰に剣を差せたので勘弁してやったが、一歩間違えば暴れていたかもしれない(笑)。

ここで、鳴り物隊の説明を少々。

  実は、この鳴り物の合図で陣形を整えたりするので、意外や意外、いいポジションにいるのである。
  陣形の中心にいたり、大将や軍師のそばにいるので、結構、安全だったりするのだ。

  鳴り物は基本的に、法螺貝と大太鼓。
  大太鼓は一人が本体を背負い、他の一人が叩くらしい。(手持ちの陣形図をみるとそうなっている)
  あいにく、ドラは、手持ちの陣形図のどこにも載っていないので、「それってどうよ?」と思ったが、間違い
  という証拠も見つからなかったので、ま、ご愛嬌ということで、納得していただきたい。

最初、緋色の紐が目にしみるド派手な法螺貝を友人が、地味なドラを私が担当していたのだが、法螺貝って
みんな興味があるらしく、会う人、会う人、話し掛けられるので、どちらかといえばひとみしりな友人は、早々に
ギブアップしてしまい、私にチェンジの要請をしてきた。
内心、法螺貝を羨ましく思っていた私が(笑)、イチも二もなくOKしたのはいうまでもない。

で、法螺貝。これがまた鳴らない。
肺活量が足りないんだか、吹き方がわるいんだか、もう全然ダメでした。
でも、人々は、容赦なく、「吹いて!吹いて!!」攻撃。
中には、「○○隊の人は吹いてたよ!」なんて、私の負けずキライな性格を逆撫でする輩もいて、キーッ(笑)

最終的には、法螺貝の中に、ハンカチやら小銭入れなどを入れてしまい、「吹いて!」といわれたら
そこからハンカチをピラピラ出して、「これ、ハンドバッグなの!」と反撃。
違った意味で、注目の的でした(^^;;;;)

ちなみに、武田菱(旗印)を背中にしょっての行進(本当にただ歩くだけ)はとてもとても気分が良かったです。
これで、雨さえ降っていなければ・・・。

あ、そうそう、この年の信玄公は藤岡弘(仮面ライダー)さんで、馬上姿もとってもキマっててカッコよかったです。

あと、話したいことあったかな?
思い出したら、また付け加えることにしますね

2001.08.03