第一話『これからどうしましょ?』
GM:うしっ。それじゃ始めよう。前回のラスト、皆さん覚えてる?
ガルフ:まだ下水道の中だったな。ガーディアンを倒したまではよかったが、さて、これからどうする?
リース:確かまだ下水道のなか……でしたよね。ガーディアンを倒して一息入れた所だったと。
GM:そそそそっ。君たちは依然下水道にいる。ゴブリン’sは、今は全員極度の緊張と疲労で座り込んでしまっている。
ユーファ:途方に暮れてる……。
スパイク:さぁて、これからどうすっかだ。
メリッサ:ふむふむ。とにかくどこかで休まないと……。
GM:一番のネックは、ゴブリン30匹あまりを一度に連れ出すための脱出手段だね。ゴブリン族の長、マグタニはすまなそうに言ってるよ「すまぬ。足手まといにしかなっておらぬな……」
ガルフ:気にするな。自分で選んだんだ。
メリッサ:そうそうっ。分かっていたことなんだから。
GM:「……すまぬ」
メリッサ:例の塔に入って貰うというわけには、いかないかしら?それと、問題は交通費をどうするか……よね。
ガルフ:塔はとても運び出せるシロモノじゃなかったはずだ。あれには期待しないほうがいい。
メリッサ:そっか。じゃ、無理ね。うまく潜り込ませるにしても、人数が多い。船か列車(車両貸し切り)がいい線かしら?後はお金との兼ね合いと、乗り込むまでの方法……うーむ。
スパイク:とりあえず、情報集めから始めねぇか? いくらなんでもまだ追手はかかってねぇだろうから、俺たちだけなら外に出てもまだなんとかなるだろうし。
ユーファ:そうね。このままではみんなここで餓死しちゃうかもしれないしねー。
リース:でも、なるべく急がないと……(弱り始めているマグタニたちを眺めつつ)
スパイク:餓えて死ぬのだけは絶対やだっ(笑) その前になんとかするさ。ゴブリンたちにゃ、ここで待っててもらおうや。
メリッサ:まさか、指名手配をされてはいないと思うんだけど……。
GM:リーデンの対応がどのくらい迅速か、それしだいだね。
メリッサ:じゃ、急いで情報収集した方がいいわね。手持ちの食料は?足りないようなら、それも調達しないとね。
ガルフ:じゃあ、出口を探そう。マグタニ、あんたらはここで待っててくれ。
GM:「承知した」とマグタニ。
ユーファ:いってきま〜す。
GM:「いってらっしゃ〜〜〜〜いっ♪」とゴブリンズ(笑) では、皆さんどこで何をするか、行動宣言をよろしく。
メリッサ:手持ちの食料は足りない?
ガルフ:持ち出せたのはたったの二日分だ。ぜんぜん足らないだろう。
メリッサ:そうか。少し調達したいところだけど、残金の問題もあるし。どうした方がいいと思う?
ガルフ:なんとも言えないな。旅費のことを考えると、出費はおさえたいが、餓死してしまってはなにもならないしな。
リース:国を出る方法……かぁ。う〜ん、どの方法で費用がどのくらい掛かるかが問題ですけど……。
GM:相場としては陸路で列車。車両丸ごと借りて、ゴブリンに市民権があるルテットまで行くのに普通10万くらい。海路では相場はルテットまで一人1000〜1500くらいだね。もちろん空路は問題外(笑)
メリッサ:乗り物に乗ってからの食料ももちろん必要になりますよね?
GM:もちろん必要だね。ルテットまで船でも列車でもだいたい一月くらいかかると思って。んで、君らの残金合計が3500少々(笑)もちろん、子供たちからもらったお礼も含めてね。
リース:う、列車は高すぎますね……う〜ん、海路の方でも30人以上……どうしたらいいんだろ……。
スパイク:んじゃ、とりあえず俺は盗賊ギルドに行ってくるわ〜〜〜〜〜〜〜。
GM:スパイクは盗賊ギルドっと。
ユーファ:ともかく、魔法士協会で情報収集でもしてきますかな。
GM:はいはい。ユーファは魔法士協会で情報集めね。
ガルフ:海路でも3〜4万か。
リース:正規の方法では無理みたいですね(苦笑)
GM:だ・か・ら、『普通』じゃない方法を考えないとねぇ♪(笑)
リース:ううう、その『普通』じゃない方法をとるたびにどんどん犯罪者じみていってるような……。
メリッサ:一つやろうが二つやろうが、いまさらなんじゃない?
GM:いや、別に犯罪に手を染めろって言ってるわけじゃないんですけどね(苦笑)さて、リース君。君はこの国(トロウ)の出身です。
ガルフ:そういえば、GMの書いた『リース物語』によればそういうことになってたな。ということは、リースの父親はここのアグラム神殿のお偉いさんなわけだ。
GM:ん?決めちゃまずかったかな?
リース:いえ、決められたことは問題ないんですけど……うう、故郷にはもういられないな……(笑)
GM:おっほっほっほっ♪背に腹はかえられない(笑) というわけで、どうする?ユーファは魔法士協会、スパイクは盗賊ギルドに行くようだけど。
リース:……父さんなら、事情を話せば分かってくれるかもしれない……。
GM:では、リース君は懐かしのルナイシア邸宅でいいかな?
メリッサ:ふっふっふ……リースについていこうかなぁ(にやり)
or 船の協会に行く。
GM:船の協会ってことは、グランカルヴァー領に戻ることになるよ?リーデンさん関係てんこもりの(笑)
メリッサ:うむむ。それは危険きわまりない。捕まっちゃ何にもならないものね。では、リースのお荷物になりましょう。アグラム神殿のお偉い様なら、アグラムの信者に、後日取りなして貰えるかも。
リース:ああ、でも父さんの言ってた『あるもの』は見出せたのだろうか……設定に縛られ悩むリースであった(笑)
ガルフ:『なめし革亭』の主人に事情を話してこよう。ついでに、短期間で金になりそうな仕事を見てくる。
メリッサ:そっちはよろしく。下水の中のゴブリンさん達に護衛は必要?
GM:マグタニさんは「大丈夫だ。なんとかしよう」って言ってるよ。
メリッサ:じゃ、リースにくっついていってみよーっと。いいかしら?
リース:……(なにやら思案中)……あっ、はい、いいですけど……。
GM:では行動決まったね。では同時進行しますので、GMの処理速度を三倍に上げます(笑)
GMの独り言
なにやら皆でよってたかってリース君を「よごそう」としてるよーな気がしないでもないですが(笑)
とりあえずこのような状況になったのですが、正直なところ、列車や船の相場など決めていませんでした。なものでPCの向こうでGM突貫工事です(笑)
でも実際、この世界での列車は現在の飛行機ぐらいのあつかいとして……海外旅行のあつかいだとして……。
セスナ機を丸々一機チャーターすると考えれば……10万ルクス(約100万円) は、妥当じゃないかな?
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