第二話『ルナイシア邸にて』

ＧＭ：「リースっ！帰って来たかっ！」と、やたら豪快にリース君のお父さん、ヴァルさんがバンバンと肩を叩くよ。あ、お父さんの名前、勝手に決めましたがよござんす？
リース：いいですよ〜。「ただいま、父さん……」
メリッサ：おとうさんがいるっていいな。リースの後ろから礼をします。
ＧＭ：「ふむ……ふむっ！ふむっ！（バンバンッ！）だいぶ、もまれてるようだなっ！」とニコニコ笑いながらリース君をバンバン叩いて、んでもってちらっとメリッサの方を見て「ふむ？リースの嫁か？歓迎するぞ？」
リース：わ、た、た、……え？ち、違うよ父さん！！
メリッサ：いえいえ。お父様。そういうわけでは……（ぽっ）　 リースとパーティをくませていただいています。メリッサです。初めまして。
ＧＭ：「はっはっはっ！その性格は相変わらずのようだなっ。それくらいでうろたえるでないっ！　（メリッサを見て） 不肖の息子だが、よろしく頼む」
メリッサ：いえ。こちらこそ。リースにはいつも助けられていますわ。私って無鉄砲ですから、怪我も多くって（苦笑）
ＧＭ：「そう言ってもらえると、愚息のことながら嬉しいな。それで、なぜ戻った？　お前が言い付けを破るような子じゃないと、俺は思っているつもりだが？」
リース：はあ……。父さん、今日うちに戻ってきたのは……聞いて欲しいことがあるからなんだ。
ＧＭ：「なんだ？俺にできることなら、協力はするが……だが、それは己一人ではこえられない苦難なのか？」
リース：……うん、実は……と家を出てからのことを簡単に説明します。全部言っちゃっていいですか？
ＧＭ：それは自分の判断でいいと思うよ。
ガルフ：任せるよ。援助を求めるんだったら、ちゃんと全部話したほうがいいと思うけど……と天の声（笑）
メリッサ：いいですよ。私は全部話す、に一票。全面的に協力していただきたいです。それに、信用できそうなお父様だし（ぽ）

（リースはかくかくしかじかと全て話しました）

ＧＭ：「………………」とまぁ、ヴァルさんは喜怒哀楽混合表情だね。リース君の頭をやんわりと撫でながら「……ふぅ……まったく、おまえって奴は……」
リース：……無茶を言ってごめん、父さん……。
メリッサ：お父様。本当に大変のお話を持ってきてしまって、申し訳ありません。でも……こうすることしか、私たちには出来なかったのです。リースを責めないで下さいね。
ＧＭ：「い〜やっ！責めて責めて責めまくる（笑）」
メリッサ：ひえええ（笑）
ＧＭ：「……立場としては、お前をじっくりたっぷり「いやっ！やめてっ！分かったっ！喋るわ〜〜〜んっ！」ってゆーまで拷問にかけて居場所を聞き出し、そのゴブリンたちを悪鬼羅刹のごとく葬り去らねばならんのだがなぁ〜（笑）」

一同：（笑）

ＧＭ：「……その前に、俺はおまえの父親であるらしいよ」
リース：……うん、父さんの立場は分かってる……ごめん、でも、ありがとう、父さん……。
ＧＭ：「ふむ……。いいかリース。今から俺はいままで貯めていたヘソクリをなぜか玄関先に落しちまうんだ。んでもって、今度退治すべき妖魔肯定の団体が記された書類の一部を、なぜか流失しちまう。どういうことか、分かるかな？」
リース：……うん。本当にありがとう、父さん……
メリッサ：（目を感謝の涙で潤ませてます。やっぱり、お父さんっていいなぁ）……お父様……ええ……よく分かりましたわ。
ＧＭ：「では、行け。お前にアグラムの＜真の法＞の導きがあらんことを」　そして、ヴァルが去ったあとにはあからさまに大袋とファイルケースが玄関先に残る。というわけでリースとメリッサはヘソクリ５万ルクスと、妖魔肯定団体に関する書類を手に入れた。
リース：うん……それじゃあ行ってきます、父さん……。
メリッサ：いいお父様ね。さあ、みんなのところに戻りましょう。

ＧＭの独り言
　リース君のプレ小説でもちょっと出て来ました、リース君のお父さん、ヴァルファンディ・ルナイシア――通称『ヴァルさん』の登場です。
　リース君の許可なく勝手に作ったキャラなんですが、個人的にこのヴァルさん、私大好きです（笑）
　でもまぁ、なんてーか、似てない親子ですよねぇ（笑）　リース君は母親似かな？